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第309号  マタイ18:1-10

この世で一般の目からは隠されている子ども虐待の暗黒世界の現実

非常に悪質だと思われるのは、国家当局、医療機関、学術機関が大義名分を掲げて人権、親権を損なう暴挙を働いているということ、科学と医学の名の下でこのような恐ろしい黒幕の計画が推し進められていること…


そのとき、弟子たちがイエスのところに来て言った。「天の御国では、いったいだれが一番偉いのですか。」イエスは一人の子どもを呼び寄せ、彼らの真ん中に立たせて、こう言われた。「まことに、あなたがたに言います。悔い改めて子どもたちのようにならなければ、決して天の御国に入れません。ですから、だれでもこの子どものように自分を低くする人が、天の御国で一番偉いのです。また、だれでもこのような子どもの一人を、わたしの名のゆえに受け入れる人は、わたしを受け入れるのです。

わたしを信じるこの小さい者たちの一人をつまずかせる者は、大きな石臼を首にかけられて、海の深みに沈められるほうがよいのです。つまずきを与えるこの世はわざわいです。つまずきが起こるのは避けられませんが、つまずきをもたらす者はわざわいです。あなたの手か足があなたをつまずかせるなら、それを切って捨てなさい。片手片足でいのちに入るほうが、両手両足そろったままで永遠の火に投げ込まれるよりよいのです。また、もしあなたの目があなたをつまずかせるなら、それをえぐり出して捨てなさい片目でいのちに入るほうが、両目そろったままゲヘナの火に投げ込まれるよりよいのです。あなたがたは、この小さい者たちの一人を軽んじたりしないように気をつけなさい。あなたがたに言いますが、天にいる、彼らの御使いたちは、天におられるわたしの父の御顔をいつも見ているからです。  マタイ18:1-10

冒頭に引用したくだりに先立つ出来事を福音書著者マルコはもう少し詳細に記しています。

一行はカペナウムに着いた。イエスは家に入ってから、弟子たちにお尋ねになった。『来る途中、何を論じ合っていたのですか。』彼らは黙っていた。来る途中、だれが一番偉いか論じ合っていたからである。イエスは腰を下ろすと、十二人を呼んで言われた。『だれでも先頭に立ちたいと思う者は、皆の後になり、皆に仕える者になりなさい。』それから、イエスは一人の子どもの手を取って、彼らの真ん中に立たせ、腕に抱いて彼らに言われた。  マルコ9:33-36

すでに二年から二年半もの間、キリストと起居をともにし、実地訓練を受けていたキリストの弟子たちでさえ、関心の的は依然として上下関係、優劣関係でこの世の人たちと何ら変わらない情けない実態に、キリストは幼子を抱き寄せて、

だれでもこの子どものように自分を低くする人が、天の御国で一番偉いのです

と言われました。神の国の基準がこの世の基準とは全く違うことの一例です。


聖書は、信仰を告白する能力に達する前の幼子とそのように生まれついたすべての人たちに魂の救い、すなわち、永久の神の国での永遠の生命を約束しています。それは、このような幼子は完全に神に信頼し、依存しているからです。自衛力の全くない幼子や、身体的、精神的、社会的に弱者の立場に置かれている人たちは人類史において、悪徳な者たちの犠牲になり、虐げられてきました。ここでキリストは、幼子のようにへりくだって、ただ神に依存する従順な姿勢が、神の国に入るために要求されると語られた後、神を信じる幼子のように無力な者をキリストの名のゆえに受け入れることは、キリストご自身を受け入れるに等しいと言われました。

続けて語られたのは、幼子を含め、ご自分を信じる小さい者たちをつまずかせる者に下る神の恐ろしい裁きの警告でした。

「大きな石臼を首にかけられて、海の深みに沈められる」という表現は自らの権威、力を乱用して弱者を虐げてきた者が力を完全にはぎ取られ、無抵抗の状態となり、弱者を虐待してきた自らの方法で滅びることを描写しています。キリストがこのように、自衛力のない子ども、信徒に対する虐待の警告をいつになく厳しく語られたには、この世に一般の目からは隠されている子ども虐待の暗黒世界があるような印象を与えます。しかし、全世界的に張り巡らされた恐ろしい暗黒世界の存在がたとえ暴露されたとしても、弱い一個人には撲滅どころか、抵抗さえできないのが現実です。

そこで、キリストはそのような、人には脅威的な邪悪な組織であっても、神の目を免れることは決してないことを明言されました。「父の御顔をいつも見ている」天の御使いは、父なる神のご命令に即応できるように、いつも出動態勢を取っているのです。神の御使いは子どもはもちろんのこと、「救いを受け継ぐことになる人々に仕えるために遣わされている」(へブル人1:14)ので、キリストを信じる者はみな、常時、守られているのです。人には見えない霊の世界で、弱い者たちのために神が御使いたちを配備してくださっていることを知ることは大きな安堵、力です。

ポーランドの映画製作者パトリック・ベガ氏が最近、人身売買と赤子の身体部分市場の暗黒世界を暴露する87分間のドキュメンタリー映画を公開しました。原作はポーランド語で公開されましたが、英語版も利用可能になり、ビデオで見ることができます。

リンク(このビデオには非常に不穏な内容と冒涜が含まれていますのでご注意ください)。

映画のタイトルは『悪魔の目』で、このタイトルにふさわしく、子どもたちの身体部分を売買する市場が存在する恐ろしい現実を取り扱っています。この人身売買は今日世界で最も収益性の高いビジネスの一つなのです。

何年もの間、この暗黒の産業を研究してきたキリスト者の作家ブライアン・シルハビー氏は、これら人身売買市場の子どもたちのほとんどが米国市民によって買われ、多くは米国の里親制度からの子どもたちである実態を知ったそうです。米国での需要が非常に大きいことから、米国は、これらの性的人身売買の子どもたちにとっての最上位の目的地として文書で確証されています。

☞参照: 米国務省報告書:米国、性的人身売買No.1― アメリカの子どもの性奴隷の60%は里親から

これが、非常に多くの子どもたちが今日、親を伴わず、単独越境で米国に流れ込んでいる理由で、この映画は、このビジネスがいかに邪悪であるかを何よりも鮮明に描写しています。

この大企業に関わる人の数はただ驚異的です。たとえ個々人が直接これらのビジネス、―子どもたちを性的に虐待したり、殺害したりする― に関わっていないとしても、多くの人が何らかの形でこのビジネスに関与し、結びついているのです。民間企業からホワイトハウスや連邦最高裁判所に至るすべての政治的領域まで、米国の何百万人もの人たちが、子どもの人身売買ビジネスに何らかの関わりを持っているのが実情です。その中に、米国の里親制度が含まれ、この邪悪なビジネスの大部分はここから始まっているのです。

このような暗黒世界が存在すること、また、知らないうちに一般市民が黒幕の悪行に巻き込まれているとは恐ろしいことですが、これが神不在のこの世の現実です。しかし、究極的なこの世の有様、すなわち、世界諸国の政治権力が陰で結託する全体主義的世界国家構想の実態に目が開かれるとき、「あなたがたは、この小さい者たちの一人を軽んじたりしないように気をつけなさい」をはじめ、キリストの警告の一つひとつが、身に迫ってきます。黒幕を支配するサタンの体制は、子ども、弱者、キリスト者だけでなく、抵抗するすべての者を虐待、撲滅することをもくろんでいるからです。

子どもや信じる者に対する神の守りの約束がなければ、黒幕に打ち勝つ希望は全くありませんが、神のご計画の最初から最後までを告げている聖書の預言書の多くは、サタンとサタンの体制の敗北を明確に預言しています。信徒の武器はイエス・キリストの「贖いの血」と御霊の剣である「神の言葉」、御霊による「祈り」で、信徒に要求されるのは忍耐です。

子ども虐待の痛ましいニュースは後を絶ちませんが、非常に悪質だと思われるのは、国家当局、医療機関、学術機関が大義名分を掲げて人権、親権を損なう暴挙を働いているということです。米国のニュースから6月10日と11日に暴露された二件を取り上げることにします。

6月11日に公開された一件は、ワシントン州シアトル小児科病院の性診療所で現在起こっているトランスクラブによる洗脳の問題が医療誘拐の一形態として暴露された記事です。自殺の「確かな」脅威があるとの診断で小児科病院に送られた、執着癖のある自閉症の少年を性転換しないかぎり解決策はないと主張する病院が、完全な転換のために性診療所に移す同意を両親に脅迫的に迫っていますが、闘う両親を記録しています(詳細と関連記事は123)。

二件目の記事はアンソニー・ファウチ国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)からの巨額の資金援助、―米国民の納税金― によって、ペンシルべニア州のピッツバーグ大学で広範な胎児実験プログラムが推し進められてきたことを暴いています。医療進歩センター(CPM)の新しいビデオには、中絶胎児とネズミのハイブリッド実験の詳細が記録されているようですが、概略を説明するだけでも忌まわしい冒涜が公然と行われているのです。

2016年以降、ピッツバーグ大学は腎臓や膀胱など中絶胎児の身体部分の流通ハブになり、これらの部位は、国立衛生研究所(NIH)の泌尿生殖器開発マッピングアトラスプログラムの一環として用いられてきました。その助成金申請の際に、ピッツバーグ大学は、大量の「高品質の中絶胎児」に独自のアクセスができ、全国に中絶胎児の身体部分の配達を強化できることを自認したのでした。

家族計画推進下で中絶胎児を現金で売買、いわゆる、人身売買が違法に行われていることは以前から知られていたようですが、CPMの創設者デビッド・デイライデン氏は、ファウチ医師が直接関わってきたことを上述の記事の中で暴露しました。デイライデン氏はペンシルベニア州保健委員会で、ピッツバーグ大学で行われてきたことの衝撃的な詳細、―中絶胎児の虐待はペンシルベニア州で起こっている公的記録であること― を証言したのです。2020年5月2日、中国出身の研究者、劉兵氏が殺害されましたが、彼はこの大学の助教授で、COVID-19について重大な発表をする直前だったといいます(関連記事123)。

本来信頼できるはずの権威当局によって、科学と医学の名の下でこのような恐ろしい黒幕の計画が推し進められていることは今日、日増しに暴かれてきています。しかし、すでに多くの人たちが不可抗力に巻き込まれているのです。黒幕はすでに全世界を支配しており、解決は神の直接のご介入以外にないのです。

人類史では、ノアの時代の大洪水、バベルの塔の崩壊、ソドム、ゴモラの滅び等々に見られるように、敵が邪悪な陰謀を達成する直前に、神ご自身による悪の撲滅と聖めが執行されてきました。この世の終わりにも、黙示録が明確に告げているように、悪の升目が閾値に達したとき、神のご介入があり、サタン、サタンの体制、サタンに加担する者たちの上についに神の裁きが下るのです。