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メアリー・ジェインの手紙 : 2018年12月10日

アエタ部族の生計のため、借地でのトマト栽培が始まりました

12月10日

フルダミニストリーの皆さま

ナブクロド、パンパンガでの開拓伝道に忙しくしていたため、長い間、手紙を書くことができませんでした。
私は、当地のアエタ部族を支援したいという宣教師や牧者たちを案内するのに多くの時間を割きました。また、バナナと野菜の大農園開設のため、幾つかの土地の調査をしました。というのはカワグのアエタ部族の先祖の土地については、政府の環境庁が軍の保留地として制限しているからです。ですから、私たちは大量のバナナをそこに植えることはできず、三ヘクタールまでの規模に限られています。

すでにブラカンでも小規模でバナナを植えたことはご報告していますが、そのバナナは今や生長して180cm以上にもなっています。

ナブクロドのアエタ部族に関しては、彼らがバナナ以外のものでも生計を立てるため、土地を探していたところ、一ヘクタール(一万㎡、約三千坪)の土地を一年間三万五千ペソ(≒¥73,000)で借りることができ、9月からその開墾を始めました。
11月9日にそこにトマトの苗木を植え、12月6日にはトマトの植え替えを始めました。
トマトの栽培を始めた人たちはナブクロドのアエタ部族の十家族のお父さんたちです。このことは彼ら、アエタ部族の人たちには、継続的な仕事が与えられたことを意味します。

収穫されたトマトはRAM FOODS社が1kgあたり5ペソ(≒10円)で買い取り、私たちが彼らの加工工場に運ぶ、という契約が結ばれました。どうかこの契約についてお祈りください。この12月、私はナブクロドにいるアエタ部族に何か品物を持っていこうと思います。そして来年の1月には、そこで教会/家の教会、主にある交わりを始めようと考えています。


11月28日〜30日、私たちはリバーサイド、サンマルセリノ、ザンバレス、カワグのアエタ部族を訪問しました。
リバーサイドは2014年に日本のFFNチームが訪問したところで、リバーサイドのアエタ部族は、神さまとキリスト者の生活についてだれかに教えて欲しいと願い、教師を与えてくださいと祈っています。
ここでは、今まで牧者が当地に滞在して、伝道を行ったことがないのです。カトリック教会など当地に来たことはありますが、写真を撮っただけで、真摯に宣教のために来て牧会をしたことはありません。

また彼らには、農業をしたくても土地がありません。私は、ナブクロドのアエタ部族が農業用の土地を借りることができたように、彼らにも適当な土地が与えられるように祈っています。どうかこのことについても覚えてお祈りください。

ブラカンの伝道所/農園についてですが、ナス、トウガラシ、そして、トマトの収穫があり、その収入は働いている少年たちと私の父親が食べていけるだけの金額です。
その少年たち(リクも含めて)は昨日(12月9日)郷里アブラに冬季休暇で帰りました。少し早いと思ったのですが私は許可しました。彼らが、郷里での収穫を手伝いたい、家族とともに過ごしたいと言うからです。
彼らは来年の1月10〜12日ぐらいに戻ってくる予定です。少し長い休暇だと思うのですが、仕方がありません。
私は、亡くなったダニーのように伝道所/有機農園の仕事に献身してくれる人を与えてください、また私の父親、娘の世話を同時にしてくれる人を与えてください、と祈り続けています。私のこの祈りを神が聞き入れて下さるように… どうかこのことについてもお祈りください。

最後に私のいとこの長女について書きます。
いとこの長女は四歳を直前にして、癌で亡くなりました。私は、最愛の子を失ったいとこを元気づけ励ましていますが、世界にはこのような癌で子どもを亡くした親がたくさんいると思います。私はそのような人々に決して諦めないでほしい、と祈るばかりです。
  
フルダミニストリーの皆さま、どうぞ神さまに祝福されたクリスマスと新年をお迎えください。 
多くの愛をこめて    メアリー ジェイン