平和を求める人
「永遠の戦争」ではなく、「国家間の外交と緊張緩和」を求める米民主党大統領候補ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏
米民主党大統領候補ロバート・F・ケネディ・ジュニア(RFKジュニア)氏のニューハンプシャー州の大学での三十分間の演説は、1963年6月に叔父のジョン・F・ケネディ(JFK)元大統領がワシントンD.C.のアメリカン大学で平和演説を行ってからちょうど六十年後に行われました。
2023年6月21日、米国民主党大統領候補ロバート・F・ケネディ・ジュニア(RFKジュニア)は、叔父のジョン・F・ケネディ元大統領(JFK)の演説を真似た演説で、「永遠の戦争」ではなく、露国との外交と緊張緩和を求めました。
RFKジュニア氏はニューハンプシャー州のセント・アンセルム大学で聴衆に、米国は緊張緩和と信頼構築を通じて「元のケネディ時代の素晴らしい活力」を取り戻すことができると語りました。
RFKジュニア氏は、
今日、露国との外交的接触を実質的にすべて断った米国の通信はまさに『脅迫と侮辱の交換』以上のものになった
と叔父のJFK元大統領の言葉を引用して述べました。また、
RFKジュニア氏は過去に何人かの元米国大統領がソ連指導者とどのように会談したかを語りました:
①フランクリン・ルーズベルト元大統領はヨシフ・スターリン氏と会談
②JFK元大統領はニキータ・フルシチョフ氏と会談
③リチャード・ニクソン元大統領はレオニード・ブレジネフ氏と会談
④ロナルド・レーガン元大統領はミハイル・ゴルバチョフ氏と会談
1963年11月に暗殺されたJFK元大統領は、冷戦時代のソビエト・露国との緊張のさなかに生きる米国民に、
鉄のカーテンの向こうにいる人々との共通点を認識するように
と、奨励したのでした。
RFKジュニア氏は、
宇国での露国の残忍で血なまぐさい軍事作戦を憎悪している
と語り、他方で、
米国政府も1990年代に遡り、露国に対する度重なる意図的な挑発を通じて、宇情勢に貢献してきた
と述べました。
同氏は、「北大西洋条約機構NATOの領土を露国に向けて拡大しない」という露国との合意に、米国政府が違反したことを挙げ、
それ以来、NATO軍はミサイルと軍事基地で露国を包囲しているが、もし、露国がこのことを米国に対して行ったなら、我々は決して容認できないであろう
と、露国に対する理解を示しました。 同じ演説の中で、同氏は宇国を
露国に対する米国の代理戦争の駒
と呼びました。
また、米国政府はプーチン大統領打倒に全力で取り組んでおり、不必要に核緊張の危険な激化を引き起こしていると、RFKジュニア氏は警告しましたが、演説を行う前日、バイデン大統領に対し、「代理戦争」を推進したことについて米国と宇国、両国に謝罪するよう求めたとのことです。
同氏は
①第一に、偽りの口実で醜い代理戦争を支持するようにと誤解させた米国民に対して
②第二に、戦争に誘導し、国を破滅させた宇国民に対して
バイデン大統領に二つの謝罪を求めた
と語りました。
さらに、RFKジュニア氏は
すべては米国の想像上の地政学的利益のためで、戦争は最初から計画されたものだった、現政権は、この犠牲の大きい悲劇的な戦争の動機について米国民を欺いているだけでなく、戦争を継続的にエスカレートさせることで、全世界を核爆発の危険にさらしている
とも、語りました。
関心のある方は以下のサイトをお訪ねください
☞露宇戦争についてRFKジュニア氏の見解:*宇国について *露宇戦争についての嘘