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Fさんの証し:スリランカでのリバイバルを実体験 

フランシス兄の証し  

2023年2月12日


フルダミニストリーの皆さま

ご無沙汰しています。イエスキリストにある喜びの中で、皆さま、お元気のことと思います。私たちが連絡を取り合ったのは2021年5月ですから随分、日が経ちました。私はこの何箇月というもの、困難な時を過ごしました。

私は、2017年にスリランカを訪れた時に出会った友人、ヴィプラ兄を通して、主に仕えてきました。ヴィプラ兄は、ベテスダ ドラッグ リハビリセンター(クリスチャン慈善事業団体)を、彼自身が麻薬中毒から癒やされた後、イエス・キリストを信じる信仰によって、二十年前に設立しました。私はその団体に少しばかりの献金をして支援してきました。

2021年の12月、私はある仕事で、いつもより長い滞在を予定して、スリランカを訪問しました。私はスリランカで出生したので、スリランカの市民権をすでに獲得しており、そこでの滞在期間を自由に決めることができます。その時、ヴィプラ兄から、12月24日のクリスマスイブの深夜礼拝で、聖書の御言葉を語ってくれないかとの依頼がありました。私はかつて四百人もの人々の前で御言葉を語ったことはありませんでしたが、御霊の助けによって、語るメッセージを準備しました。

そこには仏教徒、ヒンズー教徒、イスラム教徒、そしてかつてはクリスチャンだった人たちなど、様々な背景を持った人々が集まっていました。その二日後の26日の日曜礼拝においても、私は再び説教を依頼され、集まった人々は私の語る挑戦的なメッセージに熱心に耳を傾けてくれました。私は、イエス・キリストこそが、麻薬中毒やそれに関わる邪悪なこと、売春や性目的の人身売買、アルコール中毒、暴力、強盗等々から完全に抜け出すことができる希望の道である、とのメッセージを語りました。

メッセージを語った後、私は集まった人々にイエスについてのメッセージをさらに聞きたいですか、と尋ねました。多くの人々が挙手をしましたので、その後、百人ほどの聖書クラスを立ち上げ、毎日、「悔い改め、キリスト信仰」「十字架上でイエスがいけにえとなられたこと」「水の洗礼を受けるようにとのイエスのご命令と、聖霊による洗礼の約束」の四つについて、英国の聖書教師デイビッド・ポーソンのユーチューブでの説教を用いての学びをしました。

その後、私たちは会衆をグループに分け、私たちが滞在していたネゴンボという海辺の町の海岸で、六十人もの新しい信徒に洗礼を授けました。

その後、彼らの生活は劇的に変化し、聖霊が彼らの上に注がれ、聖霊によって、彼らは強められました。


フランシス兄は、スリランカでの素晴らしい霊の覚醒の出来事に自身関わり、大役を終えて、オーストラリアに戻りました。

急遽がんの手術

しかし、このようなことが起こっている間に、悪魔が密かに私の身体を攻撃していたのです。でも私はそのことに気づきませんでした。私は何箇月かの間、膀胱に痛みを感じていました。妻が、マイクロカメラを使用する内診の予約を取りました。内診中に、医師が私にモニターのスクリーンに映し出された私の膀胱の壁全体に広がったガンの状況を説明してくれました。

それは2022年10 月18日のことでした。奇蹟なのですが、医師はその二日後、他の患者からのキャンセルが入ったため、10月20日、急遽、私のガン除去の手術(第一回目)を行いました。このことは大きな奇蹟です。普通は手術を受けるには、何週間もあるいは何箇月も待たなければならないからです。

手術は成功でしたが、回復は苦痛を伴い、二週間かかりました。そしてその直後、私は担当医師に、四週間の海外渡航を願い出たところ、最初の手術から二週間経過後という条件で許可をしてくれました。そこで私は手術後十五日目に、さらなるミニストリーのためにスリランカとタイの旅に出かけたのです。

そしてこれが、私が聖書の御言葉を語り、ベテスダ ドラッグ リハビリセンターへの支援金集めをする最後の旅となりました。ベテスダ ドラッグ リハビリセンターは、麻薬中毒者、身体的、精神的に病んだ身寄りのない人々、ホームレス老人、また病院ではどうすることもできない末期患者などを合わせて三百五十名もの人々を収容している全くの慈善事業体で寄付金、神の御計らいによる供給、憐れみ、恵みによって運営されています。

2022年11月、私がスリランカを去り〔四週間のスリランカ滞在後〕、家族の住むオーストラリアのパースに帰る一日前、私のスリランカ最後の訪問時に、私たちは三十人の新しい信徒に洗礼を授けました。

お送りした写真は、2022年11月23日、スリランカのネゴンボにあるベテスダ薬物中毒リハビリセンターで癒やされた麻薬中毒者に洗礼を授けたときのものです。インターネットでは、センターの名前がReincarnation(生まれ変わり)となっていますが、正しくはRehabilitation(リハビリ)です。

2022年11月23日の洗礼式

ベテスダ ドラッグ リハビリセンター

パースに戻って二度目の手術

私は二回目の手術のためにパースに戻りました。今回の手術は膀胱壁に残っているガン組織の切除と他の臓器に癌細胞が転移していないかを調べるのが目的でした。結果は神の憐れみにより転移がありませんでした。そして医師から四週間の待機を命じられ、その後、一週間に一度、BCGワクチン癌免疫療法を受けることになりました。今年の1月から開始して六週間経過しましたが、順調に推移して来週の月曜日には完了見込みです。

私はこの免疫療法が私の膀胱に残っている癌細胞撲滅に成功することを確信しています。このワクチン療法は身体の中の非常に強い免疫反応を誘発させ、癌細胞を殺す働きをします。この免疫療法を受けたとき、最初は少し苦痛を感じましたが、医療チームスタッフが素早く亜酸化窒素を投与してくれたので、私は何とか毎週二時間の治療の間の苦痛、不快感を乗り越えることができました。

私は、今、多くの祈りによって、この敵による攻撃を完全に打ち負かすことができると信じています。そしてスリランカでの私のミニストリーは、神が導かれるので、続けられると思っています。


さて、この数箇月間、イエス・キリストは私に、ヨハネの福音書14章23節

「イエスは彼に答えられた。『だれでもわたしを愛する人は、わたしのことばを守ります。そうすれば、わたしの父はその人を愛し、わたしたちはその人のところに来て、その人とともに住みます。』」

のメッセージを非常に強く語られました。そこで私は、私のこの世での身体を、父なる神とその御子イエス・キリストが住まいとして受け入れられるにふさわしい場所にしようと準備してきました。

そして私は、今や私の身体、すなわち聖められた聖霊の宮に父と主が来られたことを知っています。ですから今、私は、ローマ人への手紙12章1-2節

そういうわけですから、兄弟たち、私は、神のあわれみのゆえに、あなたがたにお願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、清い、生きた供え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい

の教えに従順に従っています。

実際、この世の物事に対する私の考え方や興味が完全に変わってしまい、さらに、この世の人々が大きな価値を見出しているこの世の物事に対して全然興味を持たなくなりました。私にとっては、それらは今や、ごみ、がらくたなのです。悪魔はそんな私を以前にもまして憎み、いろいろな病を私の身体にもたらし、攻撃をしています。しかし私は、悪魔の策略を知っています。ですから、私たち信徒は友の支援もあって、敵に立ち向かうことができ、それら一切を十字架に打ちつけて終わらせた、と宣言できるのです。

ペテロの手紙第一2章24節

そして自分から十字架の上で、私たちの罪をその身に負われました。それは、私たちが罪を離れ、義のために生きるためです。キリストの打ち傷のゆえに、あなたがたは、いやされたのです

の御言葉は、まさに私にとって毎日の現実のことなのです。私は癌という病を全く恐れません。私はそれを敵からの単なる揺さぶりと見ています。


このe-mailを終えるにあたり、私は毎朝、あなたがたを覚えてお祈りをしていることを申し添えます。私の家族も元気に暮らしていて主に感謝しています。長女は大学で日本語を学びました。いつか日本を訪問したい、特に北海道に行きたいと言っています。私は1983年の12月に日本に一週間滞在しました。私も再び日本を訪れたいと思っています。

神が引き続き、皆さま、そしてフルダミニストリーを祝福してくださいますようにお祈りいたします。

主の祝福に心から感謝して

フランシスと家族より

あとがき

スリランカの国家崩壊の悲劇、壊滅的現状

*2019年10月に国連環境計画機関(UNEP)の事務局長代理が、人類の「地球の窒素バランスへの長期的な干渉」を理由に、食糧生産を大幅に削減する必要を宣言

―国連は、「食糧の栽培は『地球の窒素バランス』を妨げている」と主張―

*その会議の一箇月後、スリランカでは、反肥料擁護のゴタバヤ・ラジャパクサが大統領に選出され、何の証拠もなく、合成肥料が腎臓病を引き起こしていると宣言、二年後の2021年4月に彼は肥料のすべての輸入を禁止

*肥料禁止後、スリランカの農民の85%が作物の損失を経験

*スリランカの食料経済で最も打撃を受けた部門はお茶で、国の食料輸入の71%を提供していたが、肥料禁止後、お茶の生産は18%減少

*スリランカ政府による壊滅的な「肥料禁止政策」で、スリランカは食料、燃料、債務を返済する能力を失い、2022年12月現在、電車も停止し、飢餓と国家経済、政府、エネルギー、輸送、財政、債務、食糧、医薬品、法の支配の壊滅的な崩壊に陥っている

参考記事1参考記事2参考記事3参考記事4

☞フランシス兄の(1)「預言的メッセージ」、(2)「霊の戦略のメッセージ」(3)「癒やしは御言葉を確証する『しるし』」