パンパンガ州のナブクロドにて
3月6日
フルダミニストリーの皆さま
その後、いかがお過ごしでしょうか。
以下、最近の私の伝道の報告をいたします。
パンパンガ州のナブクロドで2月、伝道集会を開き、食品が入った袋を参加者に手渡しました。今後もここで定期的に集会を開きたいと思っています。
アブラ州での伝道ですが、この1月以来、アブラ州ラガヤンのバイ地区での開拓伝道を導いているロナルド コルマ牧者と共働して、バイ小学校価値観教育プログラム(いわば公立学校での聖書クラスのようなものですが、教育省の義務、価値観教育という用語を用いました)を継続しています。
ザンバレス州ウェアに住むパーリナ バクレイはかつて私たちの聖書クラスで学んでいたアエタ部族出身者です。今は母親であり妻です。現在、スービック大学で学んでいます。将来は教師になりたいとのことで、その夢がかなうように彼女を励まし、祈っていきたいと思っています。
私はアエタ部族の人々が多くの困難を乗り越えて大学で学んでいることを大変嬉しく感じています。私は、いつも彼らに「教育を受けることは、彼らの生活水準を上げることになる」と言っています。もちろん私たちの偉大な神さまからの助けをいただいての話ですが…
他方で、この前からお話しているネイ テイティングは、せめて彼女の名前のイニシャルだけでも書けるようになるため、今習っているところです。これには理由があります。
先週、私は、彼女と彼女の孫たちを連れて地元の銀行に行き、彼らの銀行口座を開こうと思いました。しかし、銀行取引には、名をサインする必要があるということで(彼女は今まで全ての身分証明は拇印だけで済ませてきたのです)結局、口座を開設できなかったからです。
今月、公開洗礼式を行い、現在、出生証明書を持っていないアエタ部族の人々に「洗礼証明書」を授ける予定です。出生証明書申請の際に、「洗礼証明書」が要求されるからです。そこで、この19日、ネイ テイティングの二人の孫を受洗させます。彼女は孫二人の出生日を知らないのです。
多くのアエタ部族の人々は老人、若者を問わず、出生証明書を持っていません。ですから、私たちは彼らが出生証明書を得られる手助けをしようと思っているのです。まだまだ彼らのために多くのことをしなければなりません……
これらの子どもたちの両親は全面的に育児放棄をし、子どもたちの祖母ネイ テイティングに彼らの養育を任せっきりにしている状況です。
天界まで届く皆さまのお祈りと金融支援に、改めて感謝を申し上げます。
多くの愛を込めて メアリー ジェイン