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第323号  創世記8:21-9:11

神への反逆の現代文明の危機

神の約束「全人類史上、すべての人々にとって必要な食糧、栄養素を神ご自身が人間原理に基づく地球環境、動植物を通して提供される」を無視した結果…

「わたしは、決して再び人のゆえに、大地にのろいをもたらしはしない。人の心が思い図ることは、幼いときから悪であるからだ。わたしは、再び、わたしがしたように、生き物すべてを打ち滅ぼすことは決してしない。この地が続くかぎり、種蒔きと刈り入れ、、寒さと暑さ、夏と冬、昼と夜がやむことはない。」

神はノアとその息子たちを祝福して、彼らに仰せられた。「生めよ。増えよ。地に満ちよ。あなたがたへの恐れとおののきが、地のすべての獣、空のすべての鳥、地面を動くすべてのもの、海のすべての魚に起こる。あなたがたの手に、これらは委ねられたのだ。生きて動いているものはみな、あなたがたの食物となる。緑の草と同じように、そのすべてのものを、今、あなたがたに与える。ただし肉は、そのいのちである血のままで食べてはならない。わたしは、あなたがたのいのちのためには、あなたがたの血の値を要求する。いかなる獣にも、それを要求する。また人にも、兄弟である者にも、人のいのちを要求する。人の血を流す者は、人によって血を流される。神は人を神のかたちとして造ったからである。あなたがたは生めよ。増えよ。地に群がり、地に増えよ。」

神は、ノアと、彼とともにいる息子たちに仰せられた。「見よ。わたしは、わたしの契約をあなたがたとの間に立てる。そして、あなたがたの後の子孫との間に。また、あなたがたとともにいるすべての生き物との間に、鳥、家畜、それに、あなたがたとともにいるすべての地の獣、箱舟から出て来たすべてのものから、地のすべての生き物に至るまで、わたしは、わたしの契約をあなたがたとの間に立てる。すべての肉なるものが、再び大洪水の大水によって断ち切られることはない。大洪水が再び起こって地を滅ぼすようなことはない。  創世記8:21-9:11                             

  ノアが神が命じられた通りに、家族とすべての生き物のつがいとともに箱舟に入り、三百七十七日を経て箱舟から出た後、神は、新しい天地での生活の指針とご自分との関係についてノアに命じられました。悪に満ちた地が完全に滅ぼされた後、新天地での人の歩みの第一歩は創造者(エロヒーム)、贖い主なる神(ヤーウェ)との正しい関係でした。ノアは、おそらくアララテの山のどこかに築いた祭壇に全焼のいけにえを献げ、神はそれを受け入れられ、生き物を二度と洪水で滅ぼさないことを約束されました。

  最初の人類アダムとエバが神に反逆する罪を犯したため、すべての人は母の胎から「罪人」として生まれ、律法の呪いが下っても当然の「怒りの子」となったのですが、ここで神は、人が罪人であるからという理由でもはや大地を呪わない、他の生き物を人のゆえに滅ぼさない、と誓われたのでした。心が罪に満ち、性質が罪に堕落している生まれつきの人が罪を犯すたびに神がこの世を呪われたとしたら、この悪循環が断ち切られることはないからです。しかし、神の測り知れない憐みが人の溢れる罪を覆い尽くしたのでした。

洪水を通して人は地の呪いから贖われ、洪水が引いて聖められた新しい地を受け継ぐことになったのでした。全地に水が行き渡り、洪水後の大地は以前にもまして肥沃になり、地に豊かな実を結ばせる力が与えられました。一年は洪水を境に360日から365日になり、気候、暦の変化とともに、明確な季節の訪れと降雨によって農耕生活が究極的な神の国が到来するまで地上で守られ、続けられることが約束されたのでした。

  世界的な大洪水の出来事から、世の終わりに直面している私たちが学ぶ教訓を五点挙げることができます。①周りで地殻異変が起ころうと、神を信じる者には救いと安全保障が確約、②旧約の時代、ノアの家族が箱舟の中に封印され完全に守られたように、新約の時代には、キリストの贖いを信じる者は聖霊によって封印され守られる、③箱舟の扉が最後の瞬間まで開かれていたように、世の終わりの救いへの扉も最後の瞬間まですべての人に開かれている、④箱舟の扉を閉められたのが神ご自身であったように、ご自分が救いへの門であると宣言されたキリストを通してのみ救いに入れられるが、憐みの終わるときが必ず来る、⑤「箱舟に入りなさい」と神がノアと家族を招かれたように、今、神は全人類を永久の救いへと招いておられる。

  冒頭に引用した創世記9:1-7で、神は寿命の大幅縮小、菜食から肉食、死刑の制定という新しい秩序下での人間政府の始まりを告げられました。人間機関である政府の道徳律の源は神が個々人に与えられた「良心」で、人々の健全な良心が健全な政府を作りあげることになります。神の権威、掟に逆らっては、健全な国家を樹立することはできず、国民がこの世の権威機関のすべてが神によって建られていることを認識し、神の掟に則った方策をとるとき初めて、国家が神に祝福され、繁栄することになります。反対に、霊的覚醒がなく、神に反逆する国民による国家は堕落し、内分裂、内戦、戦争が起こることになるのです。

  今日、世界中で起こっている破壊的な出来事はみな、神がノアを通して結ばれた「全人類と地上のすべての生き物への代々永久の無条件契約」に対する不信と無視の結果の人災です。神は、新しい天地での生活の指針を明確に示され、人類の安全保障を約束されたので、「この地が続くかぎり」、農耕、牧畜生活は守られ、全人類は平和裏に過ごすことができるはずでした。

にもかかわらず、被造物の分際でありながら、神の摂理を覆す「大リセット」を目標に、気候温暖化、気候変動の脅威、二酸化炭素、および、窒素規制、温室効果ガス排出量削減や石炭産業廃止のグリーンエネルギー志向、家畜産業の閉鎖、食糧確保のための人口削減のアジェンダがグローバリストによってまことしやかに叫ばれています。☞警告のビデオ

  昨今の米国では、穀倉地帯からの輸入ボイコット、肥料や動物飼料の出荷停止、連続放火による食品工場の焼失、農地や用水路など農業インフラの戦略的な解体に顕著な動きが見られます。その理由の一つは、食肉産業全体を、遺伝子組み換えのフランケン食品に変換する計画にあるようです。実験室で作られた高価な試験管肉、細胞ベースの遺伝子組み換え肉はすでに出回り始め、単なる選択ではなく、唯一の選択肢になるべく、米国では食糧不足が意識的に仕組まれているといいます。ひとたびすべての動物飼料供給が破壊されれば、農民は屠殺のために家畜を売ることを余儀なくされ、食肉は、貯蔵された動物の血液から作られた人工肉だけになります。その人工肉は偽肉、乳製品、卵、試験管内で作られた母乳代替品と、微生物、真菌によって成長したゲル状の物質とで作り上げられた未試験の細胞培養肉なのです。

  ノアの大洪水後、動物を支配する権威がかつてアダムに与えられたように、全人類にも与えられ、肉食が始まりました。しかし、生き物の「いのちである血」をそのまま食べることは禁じられました。ですから、ユダヤ人の適正食品の掟では動物は血抜きをして屠殺する必要があります。この点を考慮すれば、中絶自体が神の御旨に反することである上、家畜の中絶胎児から作られるこの新奇な人口肉は神が全人類に向けて語られたご命令に違反することになるのです。グローバリストは食糧システム全体の再編成を企てているようですが、神は人に必要な栄養素をすべて摂取できるように、陸海空の動植物を備えてくださったのです。


  有事に備えて備蓄しておくとよい栄養価が高く健康維持に役立つ「スーパーフード」、―抗酸化物質、ミネラル、ビタミンを豊富に含有、低カロリー食品― のリストを以下挙げました。ベリー類や緑の濃い葉野菜を備蓄、あるいは、家庭菜園に植えておくことを今から心がけることによって、艱難を生き残るために備えることができます。「スーパーフード」を含めたバランスの良い食事によって、炎症、癌、コレステロールからの守り、免疫系の高揚が期待できることが多岐にわたる研究によって立証されています。

リスト:ベリー、ブルーベリー、クランベリー、ラズベリー、イチゴ、緑の濃い葉野菜(ビーツの若葉、チンゲン菜、キャベツ、コラードグリーン、タンポポの若葉、チコリ、ケール、「マイクログリーン」と呼ばれるカイワレ型のスプラウト、からし菜、コスレタス、ほうれん草、ブタンソウ、白カブの若葉)、卵、ニンニク、レンズ豆、キノコ、ナッツ、カボチャと種、オメガ3系油含有の海産物(サバ、アジ、サンマ、サケ、貝、甲殻類)、香辛料(ショウガ、ターメリック、シナモン)、サツマイモ(V.A、ミネラルが豊富)

ニンニクの植え方と収獲サバイバルの備えオメガ3脂肪酸の三大利点:①健康な皮膚、②健康な目、③気分の高揚