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新しい研究発表:「神殿の香の成分、乳香、コロナウイルスに役立つかもしれない」

新しい研究発表:コロナウイルスに役立つかもしれない乳香

古代から愛用されてきた樹脂、―乳香/フランキンセンス― の薬効

☞参照記事 “New Study Reveals: Temple Incense Ingredient May Help With Coronavirus”(14April’20 breakingisraelnews.com)

4月14日

COVID-19の治療法を見つけるために医科学者の尽力、労苦は感謝に堪えません。
他方で、既知の薬効のある古代の樹脂が一部の人々を助けることになるかもしれません。この樹脂は神殿奉仕の要素の一つで、聖書に記されている幾つかの疫病からイスラエルの民を救うために大きな役割を果たしました。

コロナウイルスによって特に大きな打撃を受けたハレディ共同体の多くの人々は、シオンの山のダビデ王の墓のラビ、ヨセフ・ベルガーに連絡を取り、COVID-19に感染した、愛する身内の者たちが乳香/フランキンセンスを用いることによって苦痛からの何らかの軽減があったことを伝えました。

薬草療法は、自然療法医や漢方医によって、幾つかの疾病を治療するために効果があることが長く認められてきました。
「私のコミュニティのリーダーのある自然療法家が私のところにやって来て、乳香/フランキンセンスがCOVID-19と戦っている何人かの人々を助けるかもしれないことを皆に知らせてくださいと、頼みました」とラビ・ベルガーは言いました。そこで、ラビ・ベルガーはこれらの人々の多くに乳香の薬効を話し、それが本当に彼らを助けたことを確信したのです。

その一人はラビ、ドヴ・クーク、―多くの従者のいるイスラエルからの神秘主義者のラビー でした。ラビ、クークは先週(4月第二週)コロナウイルスの陽性反応を示した後病状が悪化し、ティベリアのポリヤ病院に運ばれ、集中治療室に入れられるまでは自宅で自身を隔離していました。ラビ・クークはもう退院したと伝えられていますが、実は治療に加えて、入院中ラビは少量の乳香/フランキンセンスを摂取していたのでした。

乳香/フランキンセンスは、評判の薬効がゆえに歴史を通じて賞賛されただけでなく、かつて「レヴォーナ」として知られ、エルサレムの神殿奉仕で重要な霊的役割を担った意義深い香でした。
主はモーセに言われた。『あなたは香料のナフタ香、シェヘレテ香、エルベナ香と純粋な乳香/フランキンセンスを取れ。これらは、それぞれ同じ量でなければならない。(出エジプト記30:34) 
と記されているように、乳香は神殿の香の十一の要素の一つとして用いられました。
そればかりでなく、
それぞれの列に純粋な乳香を添え、覚えの分[覚えていただくための分]のパンとし、主への食物のささげ物とする。(レビ記24:7)
と指示されているように、神殿で供えのパンを載せる/置き棚の上にも置かれました。

アロマ療法士と自然療法士は、ウイルス感染を治療するために乳香を使用します。
多くの場合、一般の風邪はウイルス感染によって引き起こされ、それは抗生物質では治療できません。これは、細菌とは異なりウイルスは宿主の細胞に侵入し、複製するためです。
抗生物質は、異質の侵略者である細菌に対して有効です。しかし、ウイルスは、身体にも抗生物質によっても異質の侵略者として認識されないのです。

ボズウェリアの木の樹脂から作られた乳香/フランキンセンスは、風邪やインフルエンザウイルスによって引き起こされる炎症を軽減するのに役立つことが医学的検査によって証明されています。乳香/フランキンセンスにはボズウェル酸が含まれており、感染に対する身体の反応である炎症と戦うのに役立つ可能性があるのです。

2006年に『プランタ・メディカ Planta Medica』に掲載された研究では、乳香/フランキンセンスから作られた油がインフルエンザウイルス感染を弱体化させ、乳香/フランキンセンスのボズウェル酸が炎症と戦う可能性の幾つかの方法が示唆されました。
以下挙げたのは、アヴラハム・サンドの著書『神秘的なアロマセラピー Mystical Aromatherapy』からの抜粋で、乳香/フランキンセンスの健康上の利点を説明しています。
乳香/フランキンセンスには呼吸を緩やかに深くする力があり、呼吸器系全体にすこぶる健康をもたらし、咳、喘息、慢性気管支炎などの多くの病気を治療します。  

最近、乳香/フランキンセンスを薬として使用することで癌の治療に革命をもたらすかもしれないことが示されました。
サンドは著書の中で、ウイルスと同様に癌が、健康なヒト細胞を細枝で結んでいるDNAコードを破壊することによって広がることを説明しました。完全には理解されていませんが、乳香/フランキンセンスは、核が破損したDNAコードを再生することを防ぐのです。

しかし、ラビ、ベルガーは、乳香/フランキンセンスの健康上の利点に加えて、コロナウイルス感染症の世界的流行の霊的側面を次のように指摘しました。
神は、ご自分の被造物が不必要に苦しむことを許されません。この世界的流行は明らかに人々を目覚めさせるために意図されたものです。これは人間政府を倒します。一部の人々は、世界中に火がついているのに、耳を傾けることを拒み、依然として政治的なゲームをしています。世界は変わります。この疫病は世界のすべての人々が神に向かうようにと意図されています。
神は病をもたらす前に、治癒を造り備えられました。
神殿は病を止める上でいつも不可欠な要素でした。ですから、神殿奉仕の一部である乳香/フランキンセンスが病気の治癒にも役立つことは明らかです。

ラビ、ベルガーはまた、ユダヤ人に「ピトゥム・ケトレ Pitum ketoret」、―伝染病を払いのける手段として神殿の香の構成を記述した祈り文句― を暗唱する伝統があることを指摘しました。
彼はさらに、コラがイスラエルの人々を罪に追いやった後、疫病が国家を襲ったことを指摘しました。

そのとき、大祭司アロンは疫病を止めるために、燃える香を人々の間に通らせるようにと命じられたのでした。
モーセはアロンに言った。『火皿を取り、祭壇 the mizbayachから火を取ってそれに入れ、その上に香を盛りなさい。そして急いで会衆のところへ持って行き、彼らのために宥めを行いなさい。主の前から激しい御怒りが出て来て、神からの罰がもう始まっている。』(民数記16:46)

サンドはユダヤ人の情報源に従って、今日切迫している「最後の贖い」において乳香/フランキンセンスが役割を果たす場所をさらに説明しています。
「レヴォーナ・ザカー Levonah zakah」、―純粋な乳香/フランキンセンス― は、ケトレット香辛料の中で最も高められた香で、進化の最終段階を象徴しています。 神の光を隠す現在の限られた認識から、大規模な目覚めが、全世界をメシア意識の完全な発光状態へと至らしめるでしょう。 香の中でも、乳香/フランキンセンスは、あらゆるものの中に「ネクダ・トヴァ Nekuda tovah」(聖さのポイント)、―純粋な白色光のレベル― を認識する、創造の光の完全な啓示を象徴しています。 純粋な乳香/フランキンセンスは、創造の残りのすべてを取り囲む光に相当します。