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フレデリックの手紙:2020年3月25 日

ブルンジでの新型コロナウイルス禍の影響

2020年3月25日

フルダミニストリーの皆さま

私たちの救い主、イエス・キリストのお名前によってご挨拶いたします。

私は主にあって大変元気にしています。仕事が忙しいので、手紙を書く時間さえありません。ブルンジでの生活は辛く厳しいものがあります。

この国で人々が新型コロナウイルスに感染したというニュースはまだありません。しかし、周りの国々で感染者が出ているのに、この国だけが守られているのは信じがたいことで、政治的な意図があるものと思われます。この国の政治家は2020年5月に行われる選挙のみに関心を持っているかのようです。

食料品についてですが、もしブルンジで検疫後の隔離とか都市封鎖が起きた場合どうなるでしょうか? 
実際のところ、そのような悲劇を回避する方策は現在ありません。事実、特に都市に住む多くの人々はその日暮らしをしており、仕事がなくなったら、彼らは食べていけません。今のところ、まだそのようなことが起きていないので、神に感謝します。しかし、実情、実態を隠すことが政府のたくらみだと思われます。

さて、当方のミニストリーについてですが、感謝なことに、今まで64人の牧者が私たちの使徒訓練教育センターを卒業しました。彼らの教育のためのカリキュラムの内容はインターネットで、ECLEA.net(Equipping Church Leaders • East Africa)、Burundi を検索してご覧になれます。カリキュラムで使った教材は私が当地の言語に翻訳したものです。

私がケニヤに難民として生活していたとき十一年間、貴ミニストリーが私を助けてくださったことをいつも思い出して感謝しています。私の家族も元気で過ごしております。お祈りに覚えていただければ嬉しいです。
                    
フレデリック ハレリマナ

COVID-19の感染者数

3月28日現在、世界の最貧国ブルンジの近隣諸国、
コンゴでは感染者54人、死者4人、ケニヤでは感染者25人、死者1人、ルワンダでは感染者50人、タンザニアでは感染者13人

新型コロナウイルス感染症発生と天候との相関関係

COVID-19の感染力には、温度と湿度が大きな影響を与えるという証拠が出始めている
スペイン、ポルトガル、フィンランドの研究者の研究によると、極端な寒さと非常に暑く湿度の高い状態のいずれにも、COVID-19はほとんど存在せず、乾燥地域で感染率が高くなる

最悪の被害を受けた地域は、温帯国と比較的赤道に近い標高の高い地域である
たとえば、中東のCOVID-19症例の約90%を占めるイランは高原に位置し、冬場の気候がもっと緯度の高い北方の国に似たユニークな地域である
6月から9月の期間は、欧州と北米の大部分で感染率が減速すると予測されるが、スカンジナビア、ロシア、カナダの北極に近い地域は、夏にかけて極寒から次第に温かくなるにつれ、感染しやすくなり、悪化する可能性がある