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神の霊の満たしを受けたA姉の証し

飢え渇く者に注がれた神の霊

ジョン師、クリス師を迎えて  令和元年8月31日(土)

                          
☆ジョン師、クリス師を迎えての集いは、クリス師の賛美指導で始まりました
☆天と地の隔ての壁が打ち破られ、天が地に下る主のご臨在の中、参加者は心を一つにして、各々の自国語と異言で、メロディーも各自自由に、賛美と祈りを主に向けてささげました

☆ジョン師のメッセージの主題は「教会像、教会のあるべき姿」についてでした
教会は、大きく次の四つに特徴づけられます
1.神の軍勢:個々の信徒は戦士
2.神の家族:個々の信徒は兄弟姉妹
3.キリストのからだ:個々の信徒は一つのからだのかけがえのない構成員
4.キリストの花嫁:個々の信徒は永久にキリストとともにある

☆メッセージの後、自ずと「御霊の賜物」―個々の信徒に与えられることが約束されている、教会を建て上げるために不可欠な賜物― に焦点が当てられ、多くの質問が飛び交いました
☆その中で、「異言の解き明かし」について、ジョン師は興味深い体験を話されました
 ✫フランスの教会で、異言を語っている人の解き明かしをジョン師が英語でし、それが英語からフランス語に通訳されることによって、教会の人たち全員がその異言を理解することができたという証しでした
☆異言の解き明かしが本当に主からのものであると確信できるのか? という質問には、内住のキリストの促し、内なる衝動によってそれは分かる、しかし、もし、確信がなければ、口をつぐめばよい、黙ればよい、との明快な返答でした

☆主からの霊の満たしに飢え渇く思いで、空手でやって来た参加者はみな、四、五時間余に亘る神の家族の交わりのひとときを満喫して、新たな再会のときに思いをはせ、帰途に着きました
☆集いの最後に、八十六歳のA姉がクリス師の祈りの申し出、「異言が授けられるように祈りましょうか。求める神の子に主は惜しみなく賜物を与えてくださいます」を受け入れ、参加者もともに異言でしばらく祈ったところ、A姉は、「口の中がむずむずして、舌が動いているよう、言葉がたまっている感じ」と答えられ、一同、A姉が「異言」を受けられたことを確信しました

☆「口を開けて、声を出す練習を少しすれば、異言はあなたのものです」との励ましを受けて、A姉は帰られた
☆その日から、A姉には「異言」がとめどもなく流れ出るようになったのです

編集後記

日本でのお仕事の合間を縫って、「クァハール」に駆けつけてくださったジョン師、クリス師との再会、二年半ぶりの集会は、主のご臨在豊かな、国境を越えた神の家族が一つになったすばらしい交わりのときとなりました。

恵みの集いを主に感謝し、A姉に起こったすばらしい神のご介入を振り返ったとき、主は、A姉に「異言」の賜物だけでなく、A姉を通して、ヨエル書2:28の御言葉
その後、わたしは すべての人にわたしの霊を注ぐ。あなたがたの息子や娘は預言し、老人は夢を見、青年は幻を見る。
の成就を見させてくださったことを確信しました。

このヨエルの預言2章26-29節は、二千年前、イエス・キリストが昇天された十日後のペンテコステの日に、父なる神が約束された聖霊が、エルサレムに巡礼に来ていた多くのユダヤ人たちの眼前でキリストを信じる人たちに下られたことで、その預言の成就が始まったと、解釈されています。
キリストの再臨が非常に近い、終末末期の今日、この預言の成就が全世界的に起こり、個々の信徒が、キリストの軍勢を構成する預言的民としての油注ぎを受けることが期待されています。
預言の最終的成就が身近なところでも起こり始めていることは、主の再臨の近づきのしるしです。

A姉の夢

8月31日の集いが始まる直前、A姉はその日の朝見た不思議な夢の話をされました。
6月に最愛の夫を亡くされた後、信仰に強く生きておられたA姉でしたが、身体の半分がもぎ取られたような大きな損失、寂しさに次第に圧倒されるようになっておられました。

そのような折、31日の朝、そろそろ起きなければと夢うつつ思っていたとき、眼前近くに初めて、故N兄が現れたのです。びっくりして、でも夢の中で目を閉じたまま、いつもの
ように「何?」と尋ねたとき、夫の横に女性のような人物が控えめに立っているのに気がつきました。夫は何も答えず、現れたのは顔だけでしたが、横に立っていた人物は非常に高い声で、意味の分からない言葉を語り続けていました。

最初、その人物が女性だと思ったのは、声が高いことと、顔にふさふさした茶色の髪が覆いかぶさり、実際、足元まで見たわけではないのですが、ひざ下にまで届くようなクリーム色の長い外衣を着ていたからでした。しかし、目が細く、たくましい肩の男性的な人物は、いかにも、聖書に登場する、人の姿で現れる「御使い」のようでした。
二人とも消え、A姉は夢から覚めました。

いったい、この夢に何か意味があるのでしょうか…

この日の集いの最後に、A姉が「異言」の賜物を受けられたことと、同日朝のA姉の夢とを照らし合わせたとき、この出来事に解釈が与えられたように思いました。
A姉は夢を通して、人が神に向かって話す言葉、御使いも話す「異言」(コリント人第一13:1)を受けなさいとの許可を、故N兄から与えられたに違いないという解釈です。
故N兄が、異言を話している御使いとともに突然、しかも、絶妙なタイミングでA姉の早朝の夢に現れたということは、まさにそのことを示しているかのようでした。

N兄はだれよりも熱心に聖書を学び、揺るぐことのない信仰に生きられた数少ないキリスト者でした。しかし、御霊の賜物「異言」に関しては理解できず、受け入れることに抵抗を感じておられました。
夫に従順なA姉は、御霊の賜物を全面的に受け入れ、機があれば受けたいと求めておられたのですが、N兄の機嫌を損ねてまで賜物を望むことは差し控えておられたのです。

天界の主の御座の回りでは、四六時中、新しい歌、メロディー、種々の異言による賛美がささげられているのを、天のパラダイスで、肉の身体はなくなっても霊と魂で体験しておられるN兄は、夢を通して最愛の妻A姉に、御霊の賜物「異言」を求める許可を与えられたに違いありません。
天界の神の御座の周りは、四六時中、数えきれない多くの異言で口々に祈りと賛美がささげられている想像を絶するにぎやかな場所なのです。

また私は見た。そして御座と生き物と長老たちの周りに、多くの御使いたちの声を聞いた。その数は万の数万倍、千の数千倍であった。彼らは大声で言った…『御座に着いておられる方と子羊に、賛美と誉れと栄光と力が世々限りなくあるように。』(ヨハネの黙示録5:11-13)
後日、A姉に伺ったところ、A姉自身、そのように感じておられ、夢の意味の確証が得られたとのことでした。
集いが閉会近くになったとき、クリス師が、A姉の心の思いを見通したかのように「異言を受ける祈り」を申し出られたとき、A姉の心はときめいたのでした。クリス師の申し出を
A姉は躊躇なく受け入れ、ご臨在の主が求める者に賜物を与えてくださったのでした。

天の御使いに関しては、漫画や絵画で聖書的ではない天使像が広まっているため、御使いには翼が生えていると信じられているようですが、御使いは人よりはるかに大きい男性的な体つきをしていて、あるときは人の前に現れ、時には、ビジョンや夢に登場するようです。
翼が生えているのは、天界で主の御座の前にはべっている不思議な生き物や、ケルビム、セラフィムなど、特殊な御使いだけに限られているようです。

また、実際に御使いの歌声を聞いた多くの人たちが、御使いの声は人の音域を越えた非常に高い、金属的な響きであると証ししています。
A姉はまさしく聖書的な御使いを夢の中で見たのでした。

終末の末期にすべての人に注がれる、と約束されている御霊の満たしを受けられ、A姉は今、寂しさを乗り越え、もっともっと御使いに現れてほしい、主の御用に当たりたいとの新たな希望に燃えておられます。
ハレルヤ!