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第313号  列王記第二6:8-23

闇の政府、闇の教会の陰謀を暴露される神

天から目を注ぎ、人の子らをじっと見、人の心のうちにあるすべてを読み取っておられる神は、黒幕の陰謀を暴き、神を恐れる者を守り、助け出される…

さて、アラムの王がイスラエルと戦っていたとき、彼は家来たちと相談していった。『これこれの場所に陣を敷こう。』そのとき、神の人はイスラエルの王のもとに人を遣わして言った。『あの場所を通らないように注意しなさい。あそこにはアラム人が下ってきますから。』イスラエルの王は、神の人が告げたその場所に人を遣わした。神の人が警告すると、王はそこを警戒した。このようなことは一度や二度ではなかった。このことで、アラムの王の心は激しく動揺した。彼は家来たちを呼んで言った。『われわれのうちのだれがイスラエルの王と通じているのか。おまえたちは私に告げないのか。』すると家来の一人が言った。『いいえ、わが主、王よ。イスラエルにいる預言者エリシャが、あなたが寝室の中で語られることばまでもイスラエルの王に告げているのです。』王は言った。『行って、彼がどこにいるかを突き止めよ。人を遣わして、彼を捕まえよう。そのうちに、『今、彼はドタンにいる』という知らせが王にもたらされた。そこで、王は馬と戦車と大軍をそこに送った。彼らは夜のうちに来て、その町を包囲した。

神の人の召使が、朝早く起きて外に出ると、なんと、馬と戦車の軍隊がその町を包囲していた。若者がエリシャに『ああ、ご主人様。どうしたらよいのでしょう』と言った。すると彼は、『恐れるな。私たちとともにいる者は、彼らとともにいる者よりも多いのだから』と言った。そして、エリシャは祈って主に願った。『どうか、彼の目を開いて、見えるようにしてください。』主がその若者の目を開かれたので、彼が見ると、なんと、火の馬と戦車がエリシャを取り巻いて山に満ちていた。アラム人がエリシャに向かって下って来たとき、彼は主に祈って言った。『どうか、この民を打って目をくらませてください。』そこで主は、エリシャのことばのとおり、彼らを打って目をくらまされた。エリシャは彼らに言った。『こちらの道でもない。あちらの町でもない。私について来なさい。あなたがたの捜している人のところへ連れて行ってあげよう。』こうして、彼らをサマリアへ連れて行った。

彼らがサマリアに着くと、エリシャは言った。『主よ、この者たちの目を開いて、見えるようにしてください。』主が彼らの目を開き、彼らが見ると、なんと、自分たちはサマリアの真ん中に来ていた。イスラエルの王は彼らを見て、エリシャに言った。『私が打ち殺しましょうか。私が打ち殺しましょうか。わが父よ。』エリシャは言った。『打ち殺してはなりません。あなたは、捕虜にした者を自分の剣と弓で打ち殺しますか。彼らにパンと水を与え、食べたり飲んだりさせて、彼らの主君のもとに行かせなさい。』そこで、王は彼らのために盛大なもてなしをして、彼らが食べたり飲んだりした後、彼らを帰した。こうして彼らは自分たちの主君のもとに戻って行った。それ以来、アラムの略奪隊は二度とイスラエルの地に侵略しなかった    列王記第二6:8-23


神に信頼し、すべてを委ねた旧約の民の群れは、神を恐れ、敬う神殿奉仕者に導かれて、

幸いなことよ 主を自らの神とする国は。神がご自分のゆずりとして選ばれた民は…見よ 主の目は主を恐れる者に注がれる。主の恵みを待ち望む者に(詩篇33:12、:18)

と、真の神ヤーウェを心から賛美しました。神が天から地上のすべての人々をじっとご覧になり(用いられているヘブル語動詞による)、各自の心の奥底まで見通しておられるという、詩篇の詠み手の信仰告白は、神が、人種、部族、文化を超えて、御旨にかなった生き方をする個人、家族、社会、国家を、この世の手段を超えた超自然的な方法で守り、導いてくださるという確信を与えてくれます。

コロナ禍が世界的大流行になってすでに一年半以上経ちました。神の憐みによって日本での感染者数は10月に入って激減し、社会がコロナ以前の状態に戻る見通しに希望が見え始めてきました。しかし、現在、数知れない変異株を含めて、デルタ・プラス(AY.4)と呼ばれている新型コロナウイルス感染症の終息はありそうもなく、高接種率の国々、英国、ロシア、シンガポール等では感染、入院、死亡者数が急増しているのが現状です。今日、巨大IT企業GAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)も巨大企業も主流メディアも、政府、医療機関でさえ、コロナワクチンで過大な利益を得ている大手製薬会社の出資で連携しているため、マスコミを通しての正確な情報は期待できず、一体何が真実なのか、全世界の諸国民は目くらましにされています。霊の目が開かれ、神の御旨を知ることがいつになく求められている時代です。

人類史の終焉、時代が悪くなるにつれ、この世の次元の外におられ、過去から未来永劫に至るすべての時間を掌握しておられる神が真理を告げてくだされば、この世の何物にも騙されたり、惑わされたり、脅されたりすることなく、真理の道を歩むことができるのに、と思うことが多くなっています。ヘブル語(旧約)聖書には、人類史にご介入された神の大いなるわざがたくさん記されています。今月は、神が敵の策略を暴き、ご自分の民イスラエルを勝利へと導いてくださった預言者エリシャの時代の出来事を通して、神がいかに人の生命を尊ばれ、敵をも深く憐れみ、平和をもたらしてくださるかに目を留めたいと思います。


イスラエルの隣国、アラム(シリア)の王ベン・ハダド二世は国境線での略奪を成功させようと、陣を敷く場所をあれこれ計画していました。イスラエルのために執り成していた神の人エリシャは神が示される都度、敵の極秘の攻撃計画をイスラエル王ヨラムに告げ、王は預言者の警告の言葉に従ったので、敵の攻撃をいつもかわすことができたのでした。

イスラエルに神の言葉を超自然的に聞くことのできる預言者がいることを知ったアラム王は、エリシャ退治に乗り出し、首都サマリアから北へ18kmの地点にある戦略上の要所ドタンにエリシャがいることを知り、大軍を送り、夜間に町を包囲させました。アラム王はエリシャの超自然的な能力の源である真の神の威力を理解していなかったので、軍事力で勝てると思ったのです。

実際、エリシャのしもべは翌朝、町がアラム軍に包囲されているのを見、ひどく動揺したのです。しかし、エリシャは

恐れるな。私たちとともにいる者は、彼らとともにいる者よりも多いのだから

と、しもべを励まし、祈ると、しもべの霊の目が開け、神が送られた「火の馬と戦車がエリシャを取り巻いて山に満ちて」いるのを見、しもべは神による勝利を確信したのです。エリシャは続けて祈り、目くらましにあったアラム軍を平和裏にサマリアの王の許へ誘導し、そこで再び祈ると、敵兵は目が開かれ、イスラエル王の前にいることを知ったのでした。アラムの略奪隊を捕虜にしたことを喜んだ王は、殺害を望みましたが、神がエリシャを通して語られたことは、疲れている軍隊を飲食で盛大にもてなした後、アラム王の許に返すことでした。こうして神は、流血惨事を経ることなく、両国を平和へと導いてくださったのです。見えない神の軍勢が目に見える敵の軍勢よりはるかに勝っていることを知り、神の威力に信頼した者の勝利でした。


旧約時代、神の預言者はエリシャのように、神のメッセージをこの世に取り次ぐ役割りに従事しました。今日も、聖書の神を信じる預言者や指導者たちが祈りと断食を通して、またビジョン、夢を通して神の御旨を聞き、警告を発しています。

「コロナワクチンと人工妊娠中絶の犠牲者はモレク(幼児犠牲を要求したアモン人の偶像神)の祭壇に献げられたいけにえで、私たちは善と悪との戦い、人類に対して陰謀を企んでいる闇の政府と闇の教会との戦いのただ中にある」と語る、イタリアのカルロ・マリア・ヴィガーノ大司教のインタビュー(10月17日付け)から、深刻な警告をお伝えしたいと思います。ヴィガーノ大司教は先月、9月に有罪判決を受けた小児性愛者セオドア・マッカリック元米枢機卿の覆い隠しとバチカン内部の金融腐敗の内部告発を覆い隠したバチカン当局者を暴露したことでよく知られています。

大司教は気候変動の専制政治から来る悪/悪魔を警告し、今この世で何が起こっているかを深く洞察し、真理を語る非常に数少ない指導者の一人です。大司教は、フランシスコ教皇、大リセット、イエズス会、ワクチン犯罪者、昨年の米国を含めた選挙詐欺師、フリーメーソン等々の人類に対する戦争を歯に衣着せず指摘し、やがて「獣のしるし」(黙示録13章、反キリスト体制下で獣に属することを証明する刻印)が現行のmRNAコロナワクチンを通して与えられることになると警告しています。闇の教会と、その指示に従う指導者たちはみな、悪魔と取り引きする者で、会衆を闇の教会に売り払い、裏切ることになります。


最近のカトリック教会の動向についてインタビューした、ローバート・モイニハン博士の質問に答え、大司教は、今日私たちが社会的、宗教的、両面からの包囲に直面していることは明らかで、いわゆる緊急パンデミックが、全世界的に同時、かつ強調的な方法で、諸国民に予防接種とグリーンパスポート取得を課すための偽りの口実として利用されてきたと、語りました。

ほぼ一時間半に亘る質疑応答の内容を簡単に要約すると、次のようになるかもしれません。このような邪悪な方法で陰謀者は、彼らの計画を推し進め、まだ実験段階にすぎない遺伝子血清の接種、―未知の副作用を伴い、ウイルスからの免疫を何ら与えないワクチン― を拒否する人々を非難し、高圧的な方法で服従させ、現在、それが黙認されています。このワクチンには中絶された胎児に由来する遺伝物質が入っているという道徳的な意味合いだけでも、カトリック教徒には接種拒絶の十分な理由になりますが、ワクチンを推奨できない理由は多々あるのです。私たちは戦争の最中です。公然とは宣言されていない戦争です。通常の兵器を使っての戦争ではありませんが、これは戦争です。

同盟は国家政府と教会との間ではなく、闇の国家政府と闇の教会との間に結ばれており、関わっているエリートたちが自らの益のために投票などを自由に操作することができるのです。彼らは、自分たちを国民の代表として触れ込んでいますが、実際は、人々に逆らって行動しているのです。彼らは統治者に与えられた力の起源、神からの源を解除したので、上から何の制限も制約も受けることなく、また、下からも、すなわち、エリートたちは自分たちにとって有利なように投票を操作することができると確信できない限り、市民に自分たちの代表者を選出することを許さないので、下からの制限や制約もなく、奔放に行動するのです。

ヴィガーノ大司教の告発は、フランシスコ教皇の世界人口過疎化計画への加担、コロナ禍危機を契機に促進されている「大リセット」計画への共謀、本来のカトリック教会の目的とは無縁に、強力な企業や政府への権力集中、政治的経済的新秩序追求等々、悪魔の体制に騙されないようにとの警告です。