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第302号  イザヤ書59:1-15a

米大統領選で暴露された堕落の時代

預言者イザヤが描写した「公正、正義、平和、真理の失われた背信、虐げ、反逆、欺瞞の時代」はこの世も教会も背信を悔い改めるべき、まさに私たちの時代…

見よ。主の手が短くて救えないのではない。その耳が遠くて聞こえないのではない。むしろ、あなたがたの咎が、あなたがたと、あなたがたの神との仕切りとなり、あなたがたの罪が御顔を隠させ、聞いてくださらないようにしたのだ。実に、あなたがたの手は血で、指は咎で汚れている。あなたがたの唇は偽りを語り、舌は不正を告げる。義をもって訴える者はなく、真実をもって弁護する者もいない。空しいことに頼り、嘘を言い、邪悪をはらみ、不正を産む。

彼らは、まむしの卵をかえし、くもの巣を織る。その卵を食べる者は死に、卵をつぶすと毒蛇が飛び出す。そのくもの巣は衣にはならず、自分の作ったもので身をおおうこともできない。彼らのわざは不義のわざ、暴虐の行いがその手にある。その足は悪に走り、咎なき者の血を流すのに速い。その思いは不義の思い。暴行と破滅が彼らの大路にある。彼らは平和の道を知らず、その道筋には公正がない。自分の通り道を曲げ、そこを歩む者はだれも平和を知らない。

それゆえ、公正は私たちから遠く離れ、義は私たちに届かない。私たちは光を待ち望んでいたが、見よ、闇。輝きを待ち望んでいたが、歩くのは暗闇の中。私たちは見えない人のように壁を手さぐりし、目が無いかのように手さぐりする。真昼でも、たそがれ時のようにつまずき、強健な者の中にいる死人のようだ。私たちはみな、熊のようにうなり、鳩のようにぶつぶつうめく、公正を待ち望むが、私たちから遠く離れている。

それは、私たちの背きが御前で多くなり、私たちの罪が不利な証言をするからだ。まことに、私たちの背きは私たちとともにあり、私たちは自分の咎をよく知っている。私たちは主に背き、主を否んで、私たちの神に従うことをやめ、虐げと反逆を語り、心に偽りのことばをはらんで告げる。こうして公正は退けられ、正義は遠く離れて立っている。それは、真理が広場でつまずき、正直さが中に入ることもできないからだ。そこで真理は失われ、悪から遠ざかっている者も略奪される。    イザヤ書59:1-15a


先日、新富士駅で降りたとき眼前に大きく立ちはだかる稜線の美しい富士山に一瞬唖然としました。列車の窓から裾野が広い富士山の雄姿を見ることには慣れていましたが、すぐ眼前に迫り、山頂までくっきりと現れた山容は、シナイ山の広い裾野に宿営させられたイスラエルの民が神の召集の下、立ちはだかる山のふもとに集められたときの感動を彷彿とさせるものがありました。

続いて、富士山に向かって走る乗用車の窓から左手に大きく迫る富士山を見続けていましたが、ある時点であんなにも大きかった山がずいぶん遠くに離れしまったことに気づきました。「運転していると近づいたり離れたりする」という富士山の不思議な性質がなぜか心に残りましたが、数日後、ふとそのことが思い起こされ、今、私たちの生きている終末末期の信仰生活における警告、

真理は失われ、悪から遠ざかっている者も略奪される

が示されました。

終末末期は、キリストご自身によっても、旧約の預言者たちによっても、新約の使徒たちによっても、欺瞞による背信の時代、

後の時代になると、ある人たちは惑わす霊と悪霊の教えとに心を奪われ、信仰から離れるようになります(テモテ第一4:1)

として警告されていますが、黙示録11章に記されている「二人の証人」が最後の、真の福音大宣教をエルサレムで始め、三年半後に終えるまでは、教会の多くがこの世に迎合し、今王国、繁栄の福音を語り、多くの信徒を惑わし、堕落させることになると思われます。

キリスト者の「残りの者」は最後までキリストご自身が生きられたように、この世に認められない「狭い道」を歩むことになりますが、それはまさにだれも好まない迫害、殉教の道で、今日生きているキリスト者はその備えを今しなければならないのです。果たして、正しい信仰生活をしていると思っていたキリスト者が気づいたら、目標の神の国から離れた方向に向かっていたということはあり得るのでしょうか。それは教会の教えを自ら聖書に照らして吟味することなく盲目的に受け入れる宗教生活に陥るとき、起こり得ることです。 

富士山の方角に向かって走っている道路のように、皆が通る「広い道」は必ずしも一直線に目標に向かっているわけではなくこの世を迂回しています。安心して最後まで走っても、それは神のゴールではなく、その広い道の終点なのです。回り道をしないで目標に向かって真っすぐ進むには、人が作成した道路地図ではなく、創造者の原図で確かめる必要があります。『聖書』は神が人に与えてくださった原図です。

シナイ山でモーセは、天にある原図に基づいて祭司制度を定め、神がご臨在される幕屋を設置するように命じられましたが、キリスト者も『聖書』に照らしてのみ、現在立っている信仰状態を確認することができるのです。


冒頭に引用したイザヤ書59章前半には、公正、正義、平和、真理が失われた背信、虐げ、反逆、欺瞞の時代が描写されています。神の民自身も完全に堕落した退廃の時代、憐れみの神は、預言者イザヤのような神と人との間に立って必死に執り成す一握りの「残りの者」を残されました。神のご介入を求める哀願についに神が応え、「ご自分の御腕で救いをもたらし(てくださる)」ことが、新約の時代にも及ぶ預言的洞察でこの章の後半に告げられています。キリストが贖いの完成をもたらす「主の再臨」が非常に近づいている今日、ここに描かれていることはこの世も教会も背信を悔い改めるべき、まさに私たちの時代です。

神の真理の書『聖書』が禁止しているソドム・ゴモラの罪をはじめ、安楽死、妊娠中絶が世界中で合法化され、人類創造の神の秩序が書き換えられ、生き物の「種」を超えた交配によるネフィリムのような神の創造外の被造物が生み出され、人に生命を与える神の御旨ではなく、人を殺すサタンの目的に即した核兵器、生物兵器、化学兵器、見えない戦闘機、無人機とロボット兵器に加えて最近では、非致死的、しかし、肉を内側で死滅させる「マイクロ波兵器」等々が開発され、人類は間違いなく「暴行と破滅…の大路」に向かっています。

しかも、この「大路」を推奨する人たちは平和主義者、人権主義者としてこの世から受け入れられており、この世に迎合した教会が「大路」を築くために一役買っていることは否めない現実です。

主流メディアが買収されていることは世界の有識者ならだれでも知っているといわれていますが、知っていても見ないふりをして我が身に災いが降りかからないようにしてきたこの世に、刈り取りの時期は来ています。

11月3日に開票された米国大統領選挙の国家ぐるみの詐欺、大陰謀については米国の主流メディアはほとんど語らず、その流れに沿った日本でもほとんど語られていません。伝えられたのはバイデン氏の勝利で、トランプ氏が「盗まれた投票」を訴え、敗北を認めないので、米国は左派と右派の分裂で混乱に陥っているという一方的にトランプ陣営を悪者呼ばわりする報道です。

これが真実であるなら、神の御旨はトランプ氏にさらに四年の任期を与え、御目的を完成させることであると預言してきた神の預言者たちはみな失格、偽預言者ということになります。聖書史には神が惑わしの霊を送ることを許され、預言者たちがみな偽預言を語ったということが記されている箇所がありますが、それでも一人だけ、真実を語る真の預言者が残されました。民に対する神の憤りの下でも、すべての預言者が偽預言を語ることはあり得ないことです。

11月21日、「トランプ氏の地滑り勝利、確認」トランプ氏の法務チームによる極めて重要な申し立て、―米国の全五十州の選挙アクセスマップがインターネット上で話題になっている。このアクセスマップでは、ほんの一握りの州だけが青く、ほとんどが、民主党の拠点カリフォルニア州も含み、赤である。この地図から判断すると、トランプ氏は410:128の選挙票獲得で、地滑りによってバイデン氏を打ち負かしたことになる。これはほんとうだろうか?― と題して、反トランプ陣営の勝利宣言の背後で、陰謀の真相を暴く法的闘争が進められているとの報道がユーチューブ「フロントページ」で公開されました。

法務チームの一人シドニー・パウエル弁護士は、ベネズエラ大統領のボディーガードが署名した重要な宣誓供述書に言及し、彼女は、証人(ボディーガード)自身が投票ソフトウェアを使用して選挙を操作する方法が米国の大統領選で用いられているのを見た、と語りました。証人は、11月3日の選挙日に多くの州が突然投票用紙を数えるの止めたのを見て、ベネズエラで起こったことと同じことが米国で起こっていることを知ったのでした。

トランプ陣営の弁護団を率いるルディ・ジュリアーニ弁護士は主流メディアを非難し、「トランプ氏の弁護団は選挙詐欺の証拠を握っていない」と主張する彼らの報道は不誠実であり、彼らは記者として調査する義務を怠っていると指摘し、「私はあなたがたが、私たちは証拠を持っていない、私たちに特定の詐欺行為を挙げることはできない…と虚偽の報道を続けることを知っています。しかし、このような報道はあなたがたの計画そのものとほとんど同じくらい不誠実です」と語りました。

しかし、この朗報の直後11月22日に、シドニー・パウエル弁護士がトランプ氏の法務チーム脱退とのニュースが伝えられ、弁護士間で何か不測な事態が起こったのではとの憶測が飛び交いましたが、24日のニュースで彼女は選挙集計会社ドミニオンで働きを続け、すぐにでもジョージア州の訴訟を起こし、トランプ氏が間違いなく勝つと断言しました

さらに心強いことに、米国で最も著名な弁護士の一人に数えられ、愛国心に富んだキリスト者リン・ウッド氏がトランプ氏の側に立って法的闘争に参加することが11月24日に報道されました。

ウッド氏は、事実を神の言葉の真理に照らし、確立された法律を基にして、諸外国も絡む世界的規模で企てられた陰謀、―欺瞞、詐欺を隠蔽するための虚偽、不当な手段での権力掌握、脅迫、権威主義、「羊の皮を着た狼」の偽善― のすべてに挑み、建国以来米国市民が享受してきた信仰の自由、権利を今日、米国を圧倒しつつある権威主義体制から死守するため、神がご介入くださり、黒幕の暴露が決定的になることを信じています。