TRANSLATE

AD | all

フレデリックの手紙:2015年6月14日

ブルンジのその後、クーデター未遂後

6月14日

私は、まだブルンジ国内にとどまっています。しかし事態は切迫しています。
私は現大統領ピエール・ヌクルンジザが引き続き大統領職に就くことに反対する立場に立っています。その理由は、ブルンジ国内でいま起きている大混乱は彼が原因となっているからです。
彼の信仰姿勢には問題があります。彼は主、神を崇拝していると言いながら、実は霊媒、妖術師に伺いを立てているのです。クーデターが失敗に終わってから、ブルンジは確実に悪い方向に向かっています。

彼が、ブルンジで採掘されたウラニウムを搾取しようとするイランと相互提携を結んだこと、―米国と欧州はそのことを問題視し、彼を政権に留まることを許さないのではないかと思いますが― は、大変な苦痛の種です。不幸なことですが、非常に多くの人々が、これからの過程を通して生命を落とすことになるでしょう。

私たちは、主が私たちのこのような現状に対して速やかな解決をしてくださることを祈っています。
先日もお知らせしましたが、四週間前に私たちが仕事に向かう途中、反乱者たちが私たちの車をめがけて石を投げつけ、フロントガラスが粉々になるということがありましたが、乗り合わせた私たちはだれひとり怪我をすることがありませんでした。
主に感謝します。主はほむべきかな!

私がかつてケニヤのナイロビに難民として逃れていたとき、フルダミニストリーの皆さまは私を支え助けてくださいました。しかし、今回、私は主からの確かな声を聞くことなしに、ブルンジから逃れることは決してしません。万が一、紛うことなく主からの声を聞き、ブルンジから出ることになる場合、私はどこへ行こうと、主が、私の面倒をみてくださるものと確信しています。

聖書を描いた小冊子(キリストの物語)を受け取りました。伝道に使わせていただきます。

多くのうわさが飛び交っている中、ブルンジから逃れる難民の数が増え続けています。ブルンジの全ての民間メディアは、政府によって焼き払われました。あのクーデター失敗も現大統領自らが指揮をした演出だったとのことです。失敗したのは当然です。

どうか、私たちの困難な状況を覚えてお祈りください。
皆さまがたのお祈りに感謝をいたします。

フレデリック ハレリマナ

あとがき

クーデター未遂後のブルンジのニュース  
6月25日

ブルンジ国を脱出し、ベルギーに亡命を求めたブルンジの副大統領ゲルバイス・ルフィキリが、現大統領ピエール・ヌクルンジザに、憲法違反の大統領三選出馬を断念するよう、スイスのジュネーブでの記者会見で勧告する、という異常事態が報道されました。
ブルンジの副大統領の一人、ルフィキリは、フランスの二十四のテレビ局に、「私欲ではなく、ブルンジ国民を優先するように」と、ピエール・ヌクルンジザあての手紙の中で語ったことを告げ、現在ベルギーに亡命を求めている旨、伝えました。


ブルンジの総選挙は6月29日、大統領選挙は7月15日に延期して行われることになっており、現大統領が三選出馬を表明した四月以降今日に至るまで、首都ブジュンブラでは反対派のデモが続いており、多くの犠牲者が出ています。紛争を避けて、隣国タンザニアに移動する難民数は現時点で十万人を超え、事態の収拾がいつつくのか、先行き不透明な状態です。


主の憐れみがブルンジの人々の上に注がれ、平和裏にことが治まりますよう、皆さまのお祈りに覚えてください。