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Yさんの証し その46

Yさんの折に触れての所感、あれこれ…

2023年5月27日(土)

「ヨシェルの会」の録音削除に関連して…

キャンセル・カルチャー Cancel Culture〔昨今の排斥形態の一つ〕という言葉が頻繁に聞かれるようになりました。2022年年末のBBC the Reith Lecturesでは、ナイジェリア出身の作家 Chimamanda Ngozi Adichie さんが毅然とした態度で、且つ、ユーモアのある精神を交えて、近年のCancel Cultureが言論の自由を蝕む現状に懸念を示されました。


私の職場では昼休みの聖書勉強会が許されていますが、上司の米国の知人の勤め先では「周囲の同僚の気分を害する可能性がある」という理由で、職場での聖書勉強会が許可されていないと聞かされました。
公の場で福音を宣べ伝えることだけでなく、祈ること・学ぶことまでもが禁じられる時代が確実に近づいているのを感じ、聖書を自由に学べる今の時間を有意義に活用したいと、あらためて気を引き締めました。

エリザベス女王陛下の崩御

国王・君主の祈りはいつの時代も特別な意味を持っているように思います。仰る通り、Elizabeth II 女王陛下の崩御後、女王陛下の国民・国家・連邦各国・世界平和への祈りが如何に重要であったかを思い知らされました。
大切な防壁が一つ取り除かれてしまったかのような喪失感と危機感を覚えたのは決して気のせいではなかったと思い返して居ります。

教会の相次ぐ閉鎖

先日上司が近年の教会の相次ぐ閉鎖と若年層受け重視の礼拝形式の変更について懸念を示されました。

サイト:何百もの教会閉鎖Hundreds of churches will have to close(BBC)

様々な教会で、若年層受けを重視した結果、教会礼拝がカラオケ・ディスコKaraoke Disco状態になり、中高年者層が静かに祈る場所がなくなってしまったという不安・相談もあるようです。伝統的な讃美歌・現代的な讃美歌どちらも主を讃える歌ですが、教会での礼拝(対話・関係構築)の方法は個人差を尊重できるように願っています。

若年層誘致を優先するあまり、祈祷書・聖餐式等、伝統的礼拝に心の安らぎ・拠り所を求める方々が「教会難民」にならないよう祈って止みません。

聖書の学び

『黙示録』の更なる理解のために「ヨシェルの会」の録音とあわせて『一人で学べるゼカリヤ書』を再度読み込んで居ります。七枝の黄金燭台Golden Lampstands〔出エジプト記25:31-40、ゼカリヤ書3-4章ほか〕に思いを巡らせていたところ、昨日、職場の土産店Gift Shopで中世1300年代の某書の表紙が目に留まりました。

提供元:Biblioteca Nacional Lisbon Cervera Bible 
    預言者ゼカリヤの七枝の燭台「メノラ」のビジョンを表現(c1300)
Courtesy:Biblioteca Nacional Lisbon Cervera Bible 
  Representation of the prophet Zachariah's vision of a menorah(c1300)


…『権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって』と万軍の主は言われる…『恵みあれ。これに恵みあれ』と叫び声があがる…これら七つは、全地を行き巡る(שוט)の目である…これら〔燭台の左右にある二本のオリーブの木〕は、全地の主のそばに立つ、二人の油注がれた者だ。』(ゼカリヤ書4:6、:7、:10、:14 強調付加)
…Not by might, nor by power but by my SpiritGrace, Grace to it!…These seven are the eyes of the LORD, which range through (שוט) the whole earth…These(two olive trees on the right and the left of the lampstand) are the two anointed who stand by the Lord of the whole earth. (Zec.4:6、:7、:10、:14 Emphasis added).
出エジプト記25:31のGolden LampstandのアーモンドAlmond(ヘブライ語ではשקד)型の 鉢cups に私達を見守りくださる(שקד=watch over, be vigilant)主の御目を思い起こし(エレミヤ書1:11-12、ゼカリヤ書4:10)、 患難の時代を生きる希望として参りたいと思います。

皆様がご自愛の上、主に在って増々力強く福音を述べ伝えて行かれますように。
主イエスキリストの御守りと祝福が豊かに注がれますように。

Y拝


2023年3月23日

ロシア書籍係員の退官

年末に16歳から52年間、私の職場に勤務したロシア書籍処理係の同僚が退官し、後任が来るまで班内で仕事を手分けしている状態が続きました。2月には息子の家庭教育児旅行Home Education Tripとして、英国北部ヨークYorkに滞在し、「バイキングViking〔八~十世紀に欧州北部と西部の沿岸を略奪した北欧人〕」や、「ばら戦争〔百年戦争終結後に発生し、1455-1485年まで続いたた英国中世封建諸侯による内乱〕」の歴史を学びました。

訃報…生活難…

3月には悲しい知らせが入りました。
2015年に交通事故により35歳で亡くなった友人の神学校の教友で、司祭だった方が44歳の若さで自ら命を絶たれました。理由は分かりません。
宇露戦争により引き起こされたエネルギー費・物価高騰・生活難で教会に助けを求める人が急増しています。教会関係者や司祭の家族にのしかかる精神的負担も無視できない水準になっています。
☞参照聖句:出エジプト記18:13-23のモーセの義父、祭司イテロの忠告と、民数記11:10-17のモーセの重荷を分担するために神が任命された「七十人の長老」

主が健全で持続可能な教会支援の糧と方法を一人一人に授けてくださるよう祈るばかりです。

主の憐みは決して尽きない…

昨日の職場の聖書勉強会で哀歌 3:21-27が引用されました。
讃美歌「主のまことはくしきかな」Hymn‘Great is thy faithfulness 等でもよく知られる箇所ですが、
主の憐みは決して尽きない、それは朝ごとに新しい、あなたの真実は大いなるかな His mercies never come to an end; they are new every morning: great is thy faithfulness. (哀歌3:22-:23)
に、ふと、マタイ9:14-17、マルコ2:18-22、ルカ5:33—39の「古い革袋の新しいぶどう酒New Wine into Old Wineskins」の箇所を思い出しました。

主がパリサイ人に向けられた喩話ですが、自分自身にも向けられているように感じました。主の憐れみが朝ごとに新たにされるのとともに、自身も(主の新たな憐れみをお受けするために)、日々悔い改め生まれ変わる必要があることを痛感して居ります。

Y拝