アエタ部族にとって死活問題:雨乞いの祈り
6月15日
フルダミニストリーの皆さま
おはようございます。私は今、パンパンガにいます。現在午前1時48分です。
今夜はなかなか眠れません。胃酸が逆流して、昨晩食べたものが口から出てくる感じです。でも同時に神さまに祈っています。
今週の日曜日の夕方から、ここパンパンガの農園に来ています。5月の終わりから雨が降っていません。パンパンガの農民たちは、雨を待っています。というのは、ディーゼルとガソリンの価格が毎日のように上がり、畑に水を引くポンプの燃料(ディーゼル)の値段が高くて買えないからです。
一方で、バグイオあるいはベングエトに住む農民たちは、せっかくニンジンやキャベツを収穫しても、配送費用の高騰及び野菜の低価格で、やむなくそれらを廃棄している状況です。また鶏肉供給が不足して、フィリピン最大の食料品ストアには全く鶏肉が置いてありません。
昨日、私は余りの挫折感から神さまに対して、次のように祈ってしまいました。
「神さま、あなたは私に何もさせずに、家にとどまらせ、一体、何をさせようとお考えですか? もしあなたが私の農業を祝福されないのなら、私たちが今までしてきた努力、労力、収穫した野菜をすべて無に帰して、私の生命をも奪ってください」と。
現実に、私たちは一時間かけてポンプで水を引こうとしたのですが、どういうわけかポンプから水は出てきませんでした。私たちの育てた野菜は今、水が必要です。
マニラ首都圏、ブラカン、ターラク、そして北部の州では雨が降りました。しかしここパンパンガではまだ雨が降っていません。以前はここも雨が降っていたのですが…… 私たちはここで農業を一生懸命に行ってきただけに、過度な挫折感、敗北感を感じるのです。
ガソリン価格は一リッターあたり100ペソ(約250円)になると予想されています。野菜栽培に必要な燃料は25リッターで以前は1,000ペソの費用でしたが、もし予想通りに高騰すれば、25リッターで2,500ペソかかることになります。今のところ政府からの補助はありません。多くの交通機関は運賃の値上げができず、給料も上がらず、物価高騰に苦しんでいます。
農民、特にアエタ部族の農民は雨が降ることを祈っています。どうか皆さまのお祈りに覚えてください。よろしくお願いいたします。
多くの愛を込めて メアリー ジェイン