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フレデリックの手紙:2022年2月14日

溢れる感謝を込めて

2月14日

フルダミニストリーの皆さま

主の御名によってご挨拶します。

私は、皆さまに感謝していることを改めてお伝えしたく本日e-mailする次第です。実に、皆さまに対しての感謝の気持ちをうまく表現できる言葉が見つかりません。皆さまは、私を援助してくださったという点に関しては、私の両親以上です。

このところ、私が過ごしてきた人生について考えるにつけ、多くのことが思い出されるのです。H姉への感謝の気持ちを、まだお互い生きている間にお伝えした方が良いと思うに至り、ペンを執りました。

出会い

私たちが最初に会って以来、―神さまがその機会を作ってくださったことによって― あなたは、私にとって神さまに次ぐ二番目の地位を占めています。それは1994年、私が英国の聖書学校の学生だったときのことです。神さまが私をあなたに引き合わせてくださいました。

礼拝後、あなたは私をご自宅に招待してくださり、昼食を振舞ってくれました。今でもはっきりと覚えているのですが、箸を使っての食事で、私はうまく箸を使えず、スプーンに取り替えて食事をいただきました。

その後、聖書学校を卒業し、しばらくして、私はブルンジに帰りました。しかし、祖国に内戦が起こり、1995年に私は難民として、ケニヤに疎開を余儀なくされました。そこでは言葉に表せないほどの苦難の生活を強いられ、ふとした機会で、私はその苦境をあなたに手紙で伝えたところ、あなたは、神さまが私に送ってくださった天使のような存在になったのです。

それからというもの、今でも覚えていますが、あなたは11年に及ぶ私のケニヤでの難民生活の間、毎月末に、生きて行くためのお金を送ってくださいました。神さまはほむべきかな、私は、ケニヤで神さまに仕えるだけでなく、キリスト者として成長する機会が与えられたのです。そして、支援してくださったお陰で、私は聖書学の学位を何とかとることができました。あなたのご支援がなければ、このようなことは達成されないことでした。

神さまの恵みとあなたとあなたのミニストリーの皆さまが私に与えてくださった愛により、私はここに、他の人々を神さまの言葉によって祝福するだけでなく、強い影響を与える者となることを約束するものです。

絶望から奇蹟的復帰

思い返せば、2005年1月3日、私はギラン バレー症候群にかかり、手足が麻痺する状態になりました。そのとき、私はもう社会にとって有用な人間ではなくなったと思いました。ところがあなた方の支援とお祈りにより、神さまは私を、実に奇蹟的に癒してくださいました。そして今、私は社会の役に立っていることを心から感謝します。

同じ年の2005年、あなた方は、私たちがケニヤから祖国ブルンジに帰国するにあたり、私を励まし、帰国後も支援を続けると言ってくださいました。その言葉通り、あなた方はその後、2台の乗用車、そして2台のトラックを私に日本から送ってくださいました。

本当にどのように感謝したら良いのか、言葉が見つかりません。

現在の私

さて現在、私は聖書を学ぶ19講座に使用するテキストを英語から自国語に翻訳し、ブルンジの牧者たちが信徒にきちんと聖書を説き明かすことができるように、研修センターで教えています。そのことに対して神さまに感謝します。私たちが牧者に教えている19の講座は次の通りです。

1.テモテへの手紙第一  2.ヤコブの手紙  3.ガラテヤ人への手紙

4.ハバクク書  5.マルコの福音書  6.黙示録  7.終末論

8.聖書が語る「仕える執事」とは?  9.聖書神学  10.聖書解釈論

11.解説的、説明的説教  12.イスラム教とキリスト教

13.教会:その使命、伝道、目的  14.赦しと和解  15.結婚と子育て

16.新旧両約聖書概論  17.聖書文学  18.聖書を通して世界を見ること

19.聖書的カウンセリング

サイトをご覧ください

私は、以上の19の講座についての資料を自国語に翻訳できたことを感謝します。ブルンジのほとんどの牧者は、かつてこのような講座の内容について、学ぶ機会がなかったのですが、今では、聖霊の助けで聖書を解き明かし、それを彼らの信徒に説教しているのです。

私たちは現在国内に六つの研修センターを持ち、これらの講座を通して、教派を超えてブルンジにおける各教会のリーダーたちの能力アップを図る研修をしています。

皆さま方の今までの支援がなければ、このようなことは到底、達成できなかったと思います。

現状、新型コロナの世界的蔓延、献金者の疲弊、資金不足などにより、私が従事しているミニストリーも困難な状況にあります。しかし、主は常に私たちを支配しておられるので、主が再臨され、約束された場所に私たちを連れて行ってくださるまでに、いかなる理由によっても、神の預言の言葉が語られなくなることを決してお許しにはならないと信じています。

二つの研修センターでは最初の卒業生を送り出しました。

私の祈りは、私たちが終わりのときまで主に忠実であり続けることです。

再度、皆さまに感謝を申し上げます。

主にあって  フレドリック ハレリマナ