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Mary Jane のミニストリー活動報告:2020 年9月5 日

外出、移動制限下のマニラでの宣教活動

9月5日

フルダミニストリーの皆さま

email をありがとうございました。
ここフィリピンで今、起きていることを考えると 打ちのめされてしまいます。

フィリピン政府はマニラ湾沿岸に350百万フィリピンペソ(約7億円)もかけて人工の白い砂を入れます。何千人というジープニー運転手が仕事を失い、街頭でお金を乞うているのに、一方でマニラ湾沿岸の美化ということで大金が使われているのです。
その上、農業大臣(大臣は女性で農家出身ではなくフィリピンの女性の中で一番のお金持ち)が「フィリピンの全水田を細分化し、小都市に変えることに何ら問題はない」と発言しました。
彼女の家族(ビラー一族)は、他の会社の追随を許さない水道会社を経営しています。その会社は灌漑をやめて、その水を彼らが造成した住宅地に回そうとしたのです。ビラー一族はかくも強欲な家族なのです。

2010年、私は、ビラー一族がデュマガット部族の代々の土地を強制的に買い上げすることを阻止する集会に参加したのでした。私の心はデュマガット部族とともにあるからです。

農業食糧庁は農家から未精米を12〜13ペソ/kgで買い上げます。それが精米されると50ペソ/kgの価格で売れるのです。しかし農家は精米する機械設備や乾燥機を持っていないため、農業食糧庁に安価で売る以外手立てがないのです。米の栽培には収穫まで4〜5ヶ月もかかり、農家は労力とお金と時間をかけていますが、収穫米を高く売ることができず、全く報われていません。どうか、私たちのためにお祈りください。

8月から9月にかけて

去る8月にリクと私はパンパンガの伝道基地と農園を訪問しました。そこでは1ヶ月間、雨が降らず、都市封鎖(外出禁止)があったため、私たちの栽培した米は水不足、肥料不足の状態になっており、私たちは四日間かけて、稲に水やりをしました。

8月31日
私たちはナブクロドのアエタ部族を訪問しました(今年の2月以来の訪問です)。彼らの状況に特に変化はなく、相変わらず、主人に仕えるしもべという人間関係に生きています。しかし、再び彼らに会えたのは嬉しいことでした。彼らは今、苦瓜、苦みのあるひょうたんを栽培しています。

9月1日
ポラクのアエタ部族のためにトウガラシの苗を購入しようと思ったのですが、残念ながら全部売り切れていました。

9月2日 
ポラクのアエタ部族が栽培しているナス、レモングラスの成育状況をチェックしました。

9月3日 
ザンバレス マルセリノのリバーサイドに住むアエタ部族の家族に救援物資(各家族に10kgの米、魚の干物、麺類、コーヒー、食用油など)を届けました。彼らはアエタ部族の中でも最貧で、世間からは、土地がなく、小屋を建て、無断で居着く不法占拠者というレッテルを貼られています。