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メアリー・ジェインの手紙 : 2018年7月19 日 (7月28日着)

アエタ部族の人たちの農作業を支援(封書での近況報告)

7月19日(7月28日着)

フルダミニストリーの皆さま

先週から当地でのミニストリーの報告書を書かなければと思っていましたが、先週から降り続く雨(モンスーン)でミニストリーの写真の現像にでかけることもできず、報告が遅くなってしまいました。携帯電話の普及のせいで、写真を現像する店舗が減っています。

今日、e mailをしてボブのためにお祈りをお願いしましたが、その後、ボブの死の知らせを受けました。ボブの死で私は一日中、家に閉じこもり、彼は救いに導かれたのだろうか、とただ悲しみにくれていました。

さて、伝道資金として送金いただき、本当にありがとうございました。この資金で、ザンバレスのバガング、サンマルセリノそしてナブクロドのアエタ部族の人々に、彼らが欲しいといっていた農具を買うつもりです。
先週はすでに、サンマルセリノ、ナブクロドの各々三家族に六本のスコップやその他の農具を買いました。私たちは当面、それぞれの部族の十家族に農器具を買うことを目標にしています。ですから、あと七家族にも手渡します。これらの農機具で彼らの農作業は随分はかどることになると思います。

バナナ大農園その後
バナナ大農園についてですが、すでにブラカンの伝道所/農場にサバ種のバナナ六十四本を植え、ザンバレスのカワグでもサバ種のバナナ三十九本を植えました。私たちが考えている標準的な、最初のバナナ大農園として、ブラカンおよびカワグ、これら二つの地域で、それぞれ合計百本のバナナを植え栽培するのが当面の目標です。
さらにザンバレスでトマト、ナス、トウガラシを植えようと思っています。というのはそこの土壌は砂のローム層だからです。

またすばらしいことに、私たちがバナナビジネスを手伝っているアエタ部族の家族は教会から離れていましたが、今、毎日曜日の教会礼拝に出席しているのです。彼らの人生が再び変えられたことを嬉しく思います。
アブラでの私たちとの協働ミニストリーについてですが、伝道者のホセとフェルニーが引き続き、学園と刑務所伝道をしています。またホセはルソン島北部でのオートバイ伝道を始め、彼のミニストリーは広がっています。

ところで、2014年にFFNチームが日本からフィリピンに伝道旅行に来た際、同じチームにいた二人が結婚したということは本当に素晴らしく非常に嬉しく思っています。そして再び、フィリピンに来て伝道してくださることを期待しています。
ボブの妻ジルはボブの死でまだショックの中にいることと思います。神さまが彼女を慰めてくださるように心からお祈りします。二人の養女が彼女のそばにいて、彼女を慰めてくれていることを望んでいます。
フルダミニストリーの皆さまによろしくお伝えください。

多くの愛をこめて          メアリー  ジェイン

リクからの手紙 (7月28日着)

2018年7月9日

フルダミニストリーの皆さま

皆さまが主によって強くされることを祈ります。
私は5月5~9日にかけてサパルに行き、祖母や子どもたちを訪ねました。これらの子どもたちとは2015年4月に聖書クラスを持ったことがあります。
神さまの恵みで彼らは元気で、私は子どもたちにはおみやげを、老人たちには老眼鏡を持参しました。三年経ったので子どもたちは随分大きくなりましたが、昔と同じく恥ずかしがり屋で良い子たちです。

また私はタリポゴにも行きました。サパルから徒歩で二日かけて行き、その間、携帯電話の電池容量が少なくなり、着いたときには携帯電話が使えなくなっていました。そこは電気が通っておらず、残念なことに写真を撮ることもできませんでした。タリポゴの人々は非常に貧しく、彼らの野菜を、徒歩で二〜四日かけて近くの町まで売りに行き、細々と生計をたてています。

タリポゴでの悲しい出来事
私たちがそこに滞在していたとき、十八歳の女性の出産が迫っていました。一番近い医者はブネグにあり、そこまで連れて行かれたのですが、そこに着くまでに二日かかり、彼女は痛みに耐えきれず、赤ちゃんもともに亡くなりました。
タリポゴには、医者も助産婦もおらず、薬もなく、それは悲しい出来事でした。タリポゴは僻地でそこへ行く道は一本しかなく、途中、難所もあるので、老人たちはただそこで死んでいくだけです。医院は州都にしかないのです。
アブラの州都はバングエドで、バングエドまでは徒歩で三日、ジプニー(小型乗り合いバス)では六時間かかります。子どもたちが病気になれば、親たちは薬草(ハーブ)をあげるしかないのです。
本当に、貧しい、貧しい僻地の町です。どうかこのような所に住む人々のためにお祈りください。

いつも皆さまのお祈り、ご支援をありがとうございます。

リク  サバダオ