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フレデリックの手紙:2016年7月2日

ブルンジのフレデリックのその後

ブルンジのフレデリックとは、今年に入ってからもメールのやり取りがずーっと続いていますが、その多くは、彼の信頼喪失挽回の訴えと陳謝でした。
今年4月以降、健康に対する不安の便りが届き祈っていましたが、その後、健康は回復し、心配だった症状も緩和したとのメールを受け、本人をはじめ、執り成し手一同も主が祈りに答えてくださったことを感謝しています。
しかしその後も、フレデリックは、2005年以降、ギランバレー症候群の検査を全く受けていないので、現在の状態を確認するための健診を受けたいと希望しています。
皆さまのお祈りに覚えてください。

フルダミニストリーの皆さま   7月2日

イエスのお名前によりご挨拶します。
しばらくごぶさたしてしまいました。
全てのことにおいて、主が良いことをしてくださり、憐みをかけてくださったことに対して、主をほめたたえます。

お知らせしましたように、一週間前にタンザニアのニャルングス難民キャンプに行ってきました。そこには七万人ほどのブルンジの人々が暮らしています。彼らは大変貧しい生活を送っています。

また、以前ご連絡しましたように、査証の許可と経費がまかなわれることを祈ってきましたが、私のベルギー行きの査証が発行されました。ですから更なる健康診断を受けに行こうと思います。
お話ししたように、入院したり、治療を受けたりはしません。ただ、ギランバレー症候群の治癒程度がどれほどなのかをチェックするだけです。

確かに、主はすでに治癒という奇蹟を起こしてくださいました。私は、ギランバレー症候群にかかった人々を多く見てきましたが、私のように癒された人はいません。二年前、その治療のため私はケニヤに行きましたが治療にあたった医師は私に「二十年、医者をやっているが、その間、二人(私を含め)だけが癒された」と言いました。
ですから今回のベルギー行きは治療とか入院ではなく、治癒の度合いを確かめるためのものです。

フルダミニストリーの働きが主によって支えられますようにお祈り致します。  

フレドリック ハレリマナ

バックナンバー

以下、フレデリックの便りの日づけは降順

6月20日

親愛なるフルダミニストリーの皆さま
 
私に起こった主の奇蹟を再確認させる励ましのe-mailをありがとうございました。
すぐにお返事できなかったのは、日曜日から金曜日までずーっとタンザニアのニャルングスに行っていたからです。

ニャルングスの難民キャンプには、2015年4月以降、およそ七万人のブルンジ人難民がいます。彼らはそこで大変過酷な生活をしています。私たちは、彼らを励まし慰めるために行ってきました。
あれ以降、私はあなたの励ましのe-mailに大いに慰められ、確かに、主が私に奇蹟を起こしてくださったことを信じています。

在主
フレドリック ハレリマナ

5月3日

フルダミニストリーの皆さま  

私たちの主であり救い主、イエスの御名においてご挨拶をします。
 e-mailをありがとうございました。日本で起こった大地震についてお気の毒に思います。

先日のe-mail では、ベルギーで治療を受けたいことをお話ししましたが、確かにおっしゃるとおり、ベルギーに行くことは高額になります。しかし、ギランバレー症候群で入院後、今までに二回、ケニヤに治療のため行きました。治療にあたってくれた医師はもうそこで働いておらず、二年前(これがケニヤ行き最後だったのですが)、別の専門医を探したのですが、適当な良い神経専門医師を見つけることができませんでした。

私の今の症状は重症ではないので、ベルギー行きは入院のためではなく、通常の健康診断を受け、薬を処方してもらいたいからです。いまのところ、二千ポンド(約三十二万円)が必要です。
事実、二年前に行ったケニヤの神経専門医師は、ケニヤでは良い治療ができないのでヨーロッパに行った方がよいと助言してくれました。ですから、私はベルギーが良いと思ったのです。そこでは一回の診察で十分で、専門医はおそらく最新の医療技術を使って、良い薬を処方し、良いリハビリ運動を教えてくれると思います。

十一年前の癒しの奇蹟をふり返って

もちろん、主が癒してくださることを私は知っています。顧みますと、私がギランバレー症候群を発症したとき、死んだも同然でした。私は全く動けず、指の小さな動きさえできず、まして手足は全く動かせませんでした。しかし、その後、私は歩くことができるようになる奇蹟を体験しました。
私が車いすでケニヤに行くのを見送った人たちはみな、だれもが奇蹟が起こったことを確信したのでした。二十年も、この治療にあたってきた神経専門医師は、ギランバレー症候群でそのような画期的なレベルまでに快復したのは、私を含め、たったの二人だけと言いました。しかし、私は、確かにそのように奇蹟的に快復したのですが、その後も誘発的に引き起こされるいろいろな症状に悩まされてきました。

私が難民として祖国から遠く離れたケニヤにいたとき、主は私の健康を支え、安全を確かにしてくださいました。その同じ主は今も変わらず、私および私の家族がどこにいようと、どんな状態であろうと守ってくださっています。
私と私の家族は、人や、周りの状態を見るのではなく、いつも主に目を留めています。そうでなければ、私たちはまた過去のように他国に逃れることを考えるでしょう。

皆さまの多くのお祈りを感謝いたします。
フレドリック ハレリマナ

4月27日

フルダミニストリーの皆さま  
私たちの主であり救い主、イエス・キリストの御名においてご挨拶します。

お互いにしばらく連絡をとりませんでしたが、皆さんお元気のことと思います。
我が国、ブルンジの混乱にもかかわらず、まだ私たちは生きています。神さまをほめたたえます。
二日前、軍の将軍の一人が午前七時に学校で子どもを降ろそうとしたときに暗殺されました。同乗していた妻子とも即死でした。その場所は私の職場からそれほど遠くなく、私はその現場を五分前に通り過ぎたばかりで、ものすごい銃声が聞こえました。

ところで、私は牧師養成のための資料の翻訳(彼らの言語に翻訳)に忙しくしています。
現在、二つの地域で三つのクラスに分けて教えています。二ヶ月に一度、五日間にわたる実地訓練もします。ここで学んだ牧師たちは三年で卒業します。

以前にもお話したように、最近よく転ぶようになりましたが、それにより怪我をすることはないので神さまに感謝です。私は、もしビザがとれ、健康診断をすることで転倒の原因が判明し、治療が見込めそうであれば、七月の初めにベルギーに行くことを考えています。そのためのお祈りをお願いするとともに、もし許されるなら、ベルギー行きのための航空券購入の資金援助を考慮してくださるようにお願いするしだいです。

在主 
フレドリック ハレリマナ

4月14日

フルダミニストリーの皆さま   
私たちの救い主そして主であるイエスキリストのお名前においてご挨拶いたします。

しばらくお互いにお便りをしませんでしたが、お元気のことと思います。私は、解放、救出についての本・資料には今のところ、私が手元に持っている本以外は出会っていません。もしどうしても必要であるなら、手元の本をお送りできます。きっと有用だと思います。

私は、この二~三ヶ月、ときおり、ベッドに寝込んでしまうことがあります。これは十一年前に患ったギランバレー症候群による骨の弱体化が原因ではないかと思われます。七月に、その精密検査(おそらく治療も含む)のためベルギーに行く予定をたてています。どうかお祈り下さい。もしベルギーへの航空券料金を献金願えるようでしたら大変嬉しいのですが・・・・・・・。
ご連絡をお待ちしています。

在主 
フレドリック ハレリマナ