ロシアはいつもロシアであり続ける
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は9月30日(金)、モスクワで、旧ウクライナ領土のロシアへの加盟に関する演説で、
キエフは、意志を表明するために投票に来た何百万人もの人々を抑圧で脅した。しかし、ドンバス、ザポロージー、ヘルソンの人々は壊れておらず、彼らは彼らの発言権を持っていた。…私たちは、キエフ政権に対し、直ちに停戦及びすべての敵対行為を停止するよう求める。2014年に解き放たれた戦争を終わらせ、交渉のテーブルに戻るために、私たちは、何度も言ったように、これに対する準備ができている。…キエフの現在の当局は、この人民の意思の自由な表現を尊重すべきである。他に方法はない。これが平和への唯一の道である
と主張し、同時に、欧米のひどく歪められた一極覇権主義の実態、―子どもを損ない、真実を検閲、沈黙させ、世界を略奪する国家指導者たちの悪魔的な策略― を暴露しました。
真の歴史的祖国に帰ることの重要性
ドネツク、ルガンスク、ヘルソン、ザポロージエの四地域の住民の自由意志を認めることによって、ロシアは、その歴史と文化を共有する人々を受け入れ、かつてソビエト連邦とその破壊に伴って生み出された不義のいくつかを修復した、と主張するウラジーミル・プーチン大統領は
ロシア国民、ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の市民、ザポリージエとヘルソン地域の住民、下院の代議員、ロシア連邦の上院議員の皆様。ご存じのように、国民投票はドネツクとルガンスクの人民共和国とザポロジエとヘルソン地域で行われました。投票用紙が開票され、結果が発表されました。人々は明確な選択をしました
と、演説を始めました。プーチン大統領のメッセージには、耳を傾けるにふさわしい人類への警告が含まれています。
欧米諸国の虚偽と幻想
欧米エリートは、国家主権と国際法を否定するだけではない。彼らの覇権は、全体主義、専制主義、アパルトヘイトの特徴を際立たせている
と、糾弾し、戦争の名目の下で、民間人に核兵器を解き放った唯一の国は米国である、と指摘しました。広島と長崎へ、二度も原子爆弾投下の先例を作っただけでなく、第二次世界大戦中、米国と英国は、ドイツのドレスデン、ハンブルク、ケルンほか、多くの都市を軍事的必要性からではなく、瓦礫に陥れたことに言及しました。
欧米のただ一つの目的は、ロシアをも含め、世界の国々を威嚇、支配下に置くことで、プーチン大統領は、米国が韓国とベトナムの住民に、カーペット爆弾、ナパーム弾、化学兵器の使用で深い傷跡を残したことに触れました。
また、米国は、ドイツ、日本、韓国を含め、他の国々を占領し続けているにもかかわらず、対等な同盟国と呼んでいることに触れ、プーチン大統領は、両当事国が愚かであることを
それはどのような同盟ですか?全世界は、これらの国々の最高幹部がスパイされており、彼らのオフィスや家が盗聴されていることを知っています。これは、これを行う人々にとっても、また、奴隷のように、この傲慢な行動を静かに、柔和に飲み込む人々にとっても、恥ずべきことである。合衆国は、自分たちの家臣に対する命令と脅しを、欧州・大西洋連帯と呼び、ウクライナで行われていることを含め、生物兵器の創造と人を実験対象に用いることを、高貴な医学研究と呼んでいる
と、語りました。
以下、プーチン大統領の演説からさらに一部を掲載しました。
全メッセージに関心のある方は、37分間の演説の全容を、NHK 国際ニュースナビのビデオ(AI字幕、同時通訳付き)で視聴できます。
世界支配を求める欧米の願望
欧米は、自分たちが世界から生き残り、ドルと技術の支配のおかげで世界を略奪し、人類から実際の貢物を集め、未獲得の繁栄の主要な源泉と覇権国に支払われた家賃を搾り取ることを可能にする「新植民地主義システム」を維持するために、あらゆる線を越える用意がある。この年金の保全が彼らの主な、本当の、完全に利己的な動機である。これが、完全な脱主権化が彼らの利益になる理由である。
これが、独立国家、伝統的な価値観、本物の文化に対する彼らの攻撃性と、彼らが制御できない国際的および統合的プロセス、新しいグローバル通貨や技術開発センターを弱体化させる彼らの試みのすべてを説明している。
すべての国に主権を合衆国に明け渡すよう強制することは、彼らにとって極めて重要なのである。
集団的欧米のロシアに対する願望は奴隷化
彼らの飽くなき支配と、束縛されない支配を維持する決意が、集団的欧米がロシアに対して遂行しているハイブリッド戦争の本当の原因であることを、私は再度強調したい。彼らは私たちが自由になることを望んでいない。彼らは私たちが植民地になることを望んでいる。彼らは平等な協力を望んでいない。彼らは略奪したい。彼らは私たちが自由な社会ではなく、魂のない奴隷の塊であるのを見たいのである。
欧米は私たちの思想と哲学を直接的な脅威と見なしている。だからこそ、彼らは私たちの哲学者を暗殺の標的にしている。私たちの文化と芸術は彼らに危険をもたらすので、彼らはそれらを禁止しようとしている。私たちの発展と繁栄も、競争が激化しているため、彼らには脅威である。彼らはロシアを望みも、必要ともしていないが、私たちには必要である。
搾取、大量虐殺、集団虐殺の欧米史
西欧が植民地政策を始めたのは中世にさかのぼり、その後、世界的な奴隷貿易、アメリカにおけるインディアン部族の集団虐殺、インドとアフリカの略奪、イギリスとフランスの対中国戦争が続き、その結果、アヘン貿易に港を開くことを余儀なくされたことは思い起こす価値がある。彼らがしたことは、土地と資源を奪い、人々を動物のように狩るために、国全体を麻薬に夢中にさせ、意図的に、民族グループ全体を絶滅させることであった。これは人間の本性、真実、自由、正義に反している。
私たちは、二十世紀に私たちの国が反植民地運動を率いたことで、世界中の多くの人々に、進歩を遂げ、貧困と不平等を減らし、飢餓と病気を打ち負かす機会を開いたことを誇りに思っている。
強調しておくが、何世紀にもわたるロシア嫌悪の理由の一つで、欧米エリートのロシアに対する隠蔽されていない敵意は、まさに、植民地征服の時代に、連中が私たちから強奪するのを私たちが許さず、むしろ、欧州人に互恵的な条件で私たちと貿易することを強いた、という事実だ。
これは、ロシアに強力な中央集権国家を創設することによって達成され、正統派キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、仏教の偉大な道徳的価値と、すべての人に開かれたロシア文化とロシア語に基づいて成長し、より強くなった。
真の自由を求め、虚偽、偽善の民主主義と闘うロシア
ロシアを侵略する計画は数多くあった。そのような試みは、十七世紀の苦難の時代と1917年の革命後の試練の時代になされたが、それらのすべては失敗した。欧米がロシアの富を掴むことができたのは、国家が破壊された二十世紀後半になってからだ。彼らは私たちを友人とかパートナーと呼んだが、我が国から何兆ドルをも汲み出すため、さまざまな計画を用い、私たちを植民地のように扱った。私たちは覚えている。忘れもしない。…
欧米諸国は何世紀にも亘って、他の国々に自由と民主主義をもたらすと言い続けてきた。これほど真実から遠く離れていることはない。民主主義をもたらす代わりに、彼らは鎮圧し、搾取し、自由を与える代わりに、奴隷にし、抑圧した。一極世界は本質的に反民主的で自由ではない。それは徹頭徹尾、偽りであり、偽善的である。
創造の秩序に則ったロシアの教育
ロシアは国際社会に対する責任を認識しており、より冷静な頭脳が勝つことを確実にするためにあらゆる努力をするつもりである。現在の新植民地主義モデルは究極的に没落が必至である。……
欧米は、何十億人もの人々、人類の大多数の自由と正義に対する自然権、彼ら自身の未来を決定する権利について、全然興味がない。彼らはすでに道徳的、宗教的、家族的価値観の過激な否定に移っている。……
私たちはここ、私たちの国ロシアに、母親と父親の代わりに「親ナンバー1、親ナンバー2、親ナンバー3」というような倒錯を持ち込むことを望みますか?(彼らはそれを完全に失いました!) 私たちは学校が子どもたちに、学校での初期の頃から、堕落と絶滅につながる倒錯を課すことを望んでいますか? 私たちは子どもたちの頭の中に、女性や男性と一緒に特定の他の性別が存在するという考えを子どもたちの頭にたたき込み、性別適合手術を提供したいですか? それは私たちが私たちの国と私たちの子どもたちに望んでいることだろうか? このようなことはすべて私たちにとって受け入れられない。私たちには私たち自身の異なる未来がある。
欧米エリートの独裁はその実によって明らか
欧米エリートの独裁は、欧米諸国の市民を含め、あらゆる社会を標的にしている。これはすべての人に対する挑戦である。人間であることの意味を完全に放棄し、信仰と伝統的な価値観を打倒し、自由を抑圧することは「逆転の宗教」で、純粋な悪魔主義に似てきている。
イエス・キリストは擬似メシアを暴かれ、山上の垂訓で「あなたがたは彼らを実によって見分けることになる」と言われた。これらの有毒な実は、私たちの国の人々だけでなく、西洋自体の多くの人々を含むすべての国々の人々にもすでに明らかである。
一極覇権に反対する新しい国際社会の出現
世界は根本的、革命的な変革の時代に入った。新しい権力の中枢が出現しつつある。彼らは多数派を代表している――国際社会の多数派だ! 彼らは自分の利益を宣言するだけでなく、彼らを守る準備ができている。彼らは多極性の中に、真の自由、歴史的展望、彼ら自身の独立した創造的で独特の発展形態、調和のとれたプロセスへの権利を得ることを意味する主権を強化する機会を、見ている。
すでに申し上げたように、欧米には多くの志を同じくする人々がおり、私たちは、彼らの支持を感じ、見ている。一極覇権に反対する、本質的に解放的で反植民地主義的な運動は、最も多様な国々や社会で形作られつつある。その力は時間とともに成長するのみである。私たちの未来の地政学的現実を決定づけるのはまさにこの力である。
他文化、他民族の抑圧に基づく政策は本質的に犯罪
友人の皆様、今日、私たちは公正で自由な道のために、まず第一に私たち自身のために、ロシアのために、過去の独裁と専制主義から去るために戦っている。……
私たちは、人々の心と魂を不自由にするように設計された奴隷化と怪物的な実験から私たちの子ども、孫、ひ孫を守らなければならない。……
今日、私たちは統合された社会を必要としており、この統合は主権、自由、創造、正義にのみ基づくものである。私たちの価値観は人間性、慈悲、思いやりです。……
私たちには、1000年以上のロシア国家の地位のために、私たちの祖先により何世代にも亘って踏襲されてきた輝かしい霊的な選択がある。今日、私たちはこの選択をしている。
ドネツクとルガンスクの人民共和国の市民と、ザポロージエとヘルソン地域の住民はこの選択をした。彼らは、自国民とともにあり、祖国とともにあり、祖国の未来とともにあり、祖国とともに勝利するという選択をした。真理は私たちとともにあり、私たちの背後にはロシアがある!
あとがき
神の言葉を人生の指針としているプーチン大統領は深い洞察で、偽善的なこの世を告発。
今日、キリスト教徒と称する米国の指導者たちは、口にすることもはばかられるようなおぞましい、信じられないような国家政策、―胎児、小児虐待、人身売買に対する国境開放、生物兵器の創造と放出、人道に対する非合法、虚偽、検閲、共謀者たちのアジェンダ、プロパガンダ等々― を平然と(証拠が挙がって否定不可)掲げています。
すっかり変わってしまった米国を嘆き、現行の政権を
中国の共産主義政権、北朝鮮の全体主義政権、ソ連邦時代のスターリンの権力支配よりも間違いなく邪悪であることが日増しに明らかになっている
と、マイク・アダムス氏は語り、祖国の救いのため、執り成しに余念がありません。
このサイトをお訪ねくださった皆さまは、プーチン大統領が指摘した数々のことが実際にこの世で起こっている現実であることをご存知でしょうか。
2020年初頭から全世界を揺るがし、今日に至っている、COVID-19の世界的大流行、強制ワクチン接種、外出禁止、都市封鎖、マスク着用の強要、欺瞞、騙し、政府と政府顧問によって導入された一連の心理的洗脳法はみな、国民に恐怖を与え、指示に従わせ、虚偽の教えを受け入れるように設計されたものでした。
国家的、集団的虚偽で国民が洗脳され、今も洗脳され続けていることの証拠はたくさんあります。
特に、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、欧州で、つい半年前まで厳しく規制されていたことの多く、―公共設備利用に要求されたグリーンパスポート、接種証明書の強制提示、既接種か未接種かでの差別待遇、罰金、留置、資産没収等々― が今日突然語られなくなり、何の謝罪もなく取り消されていることは、すべてが詐欺であったことの大きな証拠の一つです。
真実を抑圧してきた陰謀者たちは真実を語る人たちを悪魔化し、何百万人もの人々を恐怖に陥れ、犠牲になった人たちの数は知れません。しかし、正反対に、陰謀者たちの抑圧に負け、迎合し、買収され、不義に加担して報酬を与えられた医療従事者たち、科学者たち、政府、病院、メディアに関わる人たちのほうがはるかに多いという事実は驚き以外の何ものでもありません。国家政府の筋書きに従う人たちがまだ依然として多いため、この義と不義との闘いは今後の大きな祈りの課題です。
今日、この世は黙示録的な様相を間違いなく地で行っています。聖書の至る所で
耳のある者は聞きなさい
と語られている警告に、真剣に耳を傾けるときが来ています。
ウクライナ、ロシア情勢の分析と今後の予想
*2022年4月、NATOがロシアを意図的にウクライナ侵略に追い込み、画策された侵略の結果は、食糧、燃料、肥料不足で世界経済の破壊
*今後ますます、全世界的にインフレ、価格高騰、金利高騰が続く
*寒さ対策が必要な厳冬に向かい、特に欧州では、何百万人もの人々が失職し、ホームレスになる
*今後数箇月のうちに、アフリカとアジアでは、何億もの人々が飢餓で亡くなる
*これは意図的な集団虐殺以外の何ものでもない
*ロシアのウクライナ侵略直後に、ロシアに対し経済制裁を科した政治家たちは戦争犯罪人として、扱われるべきである
*これらの制裁の結果、西欧州諸国が最大の損害を被っている
*巧みに強いられた代理戦争の結果、被災地の多くの住民の苦しみと世界的に吹聴された根拠のない、不当な差別待遇の抑圧下に苦しむ世界中のロシア人を尻目に、主流メディアの偏向報道は留まるところを知らず、策略的なプロパガンダによって、全諸国民は、ウクライナを支援するよう奨励され続けている
*これら主流メディアの報道関係者や欧米の政治家の間に、はるかに多くの人々が殺害されているシリアやイエメンでの戦争に関心を向ける人はほとんどなく、今日、世界中を席巻していることが、意図的に画策された方向に向かっていることを暴露している
*悪徳な共謀者たちによって画策されたロシア、ウクライナ紛争が決して核を武器とする第三次世界大戦に進展しないことを望むなら、良識ある個々人は、各国政府やメディアの奨励を鵜呑みにして、共謀者たちの口車に乗せられ、陰謀に加担することがないよう、警戒する必要がある
☞ヴァーノン・コールマンの著書『Endgame』には、過去二年間に起きたことの背景と現在起きていることが説明され、今後数年間に何が起こるかについての警告が記されています。関心のある方はご覧ください。
あとがき
*日本は、世界で唯一の被爆国でありながら、ロシア、ウクライナ国間の和平を望むどころか、欧米に歩調を合わせ、政府、メディアの煽り報道で、ウクライナに対する極端な軍事、人道両支援を呼びかけ、明確にロシアを敵とし、結果的に、ロシアの核による先制攻撃へと追い立てていることは、憂うべきことです。
*黙示録2:22、18:4、エレミヤ書51:6ほかに繰り返し語られている「罪の巣窟バビロンから出よ!」との警告は、加担するすべての者が同罪であることへの警告でもあるのです。
*イエス・キリストは
剣を取る者はみな剣で滅びます(マタイ26:52)
と警告されました。
執り成すことによって、神のご介入を求める以外に、人間同士の憎しみの問題は解決されないのです。