バナナ大規模農園プロジェクト
背景
バナナはフィリピンの主要農産物の一つ。一年を通して実をつけ五種類のバナナがある
1.サバ
*フィリピンではもっともポピュラーなバナナ
*バナナ粉末、バナナケチャップ、揚げバナナ、バナナピューレに使用され、野菜としても食される
*その芯はバーガーパイ、食器類のカバーあるいはフィリピン料理のカバーに使用され、その幹は葉面散布用植物酵素液体としてあるいは土壌整剤として用いられる
2.キャベンディシュ/ラカタン
*アジア諸国に一番多く輸出されている品種
*Dole(ミンダナオでバナナ、パイナップルを栽培している多国籍企業)が、ダバオ ミンダナオで栽培している
*その苗木の価格は他の品種のものより、はるかに高い
3.ラトンダン
*キャベンディシュの原品種
*クリーム味でデング熱、下痢患者の補助食品として用いられる
4.セニョリータ
*人の指の大きさほどのかわいい品種で、年二回、実をつける
*味はキャベンディシュ
5.緑色ラカタン
*皮は緑色でも、食べることができる
*広く栽培されているわけではなく、生産量は少ない
1.サバ
*フィリピンではもっともポピュラーなバナナ
*バナナ粉末、バナナケチャップ、揚げバナナ、バナナピューレに使用され、野菜としても食される
*その芯はバーガーパイ、食器類のカバーあるいはフィリピン料理のカバーに使用され、その幹は葉面散布用植物酵素液体としてあるいは土壌整剤として用いられる
2.キャベンディシュ/ラカタン
*アジア諸国に一番多く輸出されている品種
*Dole(ミンダナオでバナナ、パイナップルを栽培している多国籍企業)が、ダバオ ミンダナオで栽培している
*その苗木の価格は他の品種のものより、はるかに高い
3.ラトンダン
*キャベンディシュの原品種
*クリーム味でデング熱、下痢患者の補助食品として用いられる
4.セニョリータ
*人の指の大きさほどのかわいい品種で、年二回、実をつける
*味はキャベンディシュ
5.緑色ラカタン
*皮は緑色でも、食べることができる
*広く栽培されているわけではなく、生産量は少ない
必要性
*大部分のバナナがルソン中央とマニラで売られている
*ミンダナオのダバオ産が多く、その他はカガヤンバレーとイサベラ産
*バナナは米の代替食品である
*今年、フィリピンは、タイ、ベトナムから二〜三百万トンの米を輸入する見込
*フィリピンでは、残念なことに、多くの水田が住宅地、倉庫などに変わっている
*米の生産には水田が必要であるが、米と違い、バナナは山岳地域に植えられる
*カッサバは九ヶ月で成長して収穫でき、再び植え替えられるが、特にサバの品種は一度植えで、九ヶ月で大きく成長し、その子株で増やすことができる
*もしバナナがもっと栽培されれば、フィリピンの食料事情はもっと良くなると思われる
*ミンダナオのダバオ産が多く、その他はカガヤンバレーとイサベラ産
*バナナは米の代替食品である
*今年、フィリピンは、タイ、ベトナムから二〜三百万トンの米を輸入する見込
*フィリピンでは、残念なことに、多くの水田が住宅地、倉庫などに変わっている
*米の生産には水田が必要であるが、米と違い、バナナは山岳地域に植えられる
*カッサバは九ヶ月で成長して収穫でき、再び植え替えられるが、特にサバの品種は一度植えで、九ヶ月で大きく成長し、その子株で増やすことができる
*もしバナナがもっと栽培されれば、フィリピンの食料事情はもっと良くなると思われる
結論
1.ザンバレスのアエタ部族は、バナナ農園に使用できる広大な山岳の土地を持っており、私たちはすでにアエタ部族の長とその他の指導者、そして土地関係法律家と話し合った結果、彼らは私たちにバナナ農園用の土地として1〜2ヘクタールの土地を貸与することに合意した
2.もしそのバナナ農園が稼働すれば百〜三百世帯のアエタ部族が恩恵をこうむることになる
3.指導者たちは、私たちに、「もしザンバレスのアエタ部族がこのプロジェクトの成功を見ることになれば、将来的に彼らはさらに自分たちの土地を使ってさらに多くのバナナ農園を開くことになるだろう」と確信を持って話した
2.もしそのバナナ農園が稼働すれば百〜三百世帯のアエタ部族が恩恵をこうむることになる
3.指導者たちは、私たちに、「もしザンバレスのアエタ部族がこのプロジェクトの成功を見ることになれば、将来的に彼らはさらに自分たちの土地を使ってさらに多くのバナナ農園を開くことになるだろう」と確信を持って話した
4.ナブクロド、フロリダブランカ、パンパンガに住む他のアエタ部族も、このプロジェクトに興味を持っているので、同じ道をたどるのではないかと思われる
5.最後に、ブラカンにある私たちの伝道所/農園の水田をバナナ農園に変えるつもりである
6.バナナが収穫できた暁には、すでに認可をもらっているザンバレスの三つの市場(スビク、カスティレノス、サンマルセリノ)でバナナを販売する
パンパンガとブラカンにはこの地方の買い手がいる
6.バナナが収穫できた暁には、すでに認可をもらっているザンバレスの三つの市場(スビク、カスティレノス、サンマルセリノ)でバナナを販売する
パンパンガとブラカンにはこの地方の買い手がいる
プロジェクト
―サイト上には概略を掲載―
農園(サバの品種)開設にかかる1ヘクタールあたりの費用
A.土地整備費用
草刈機一台の使用料
草刈にかかる人件費
B.土地開墾費用
二頭の水牛を借りて土地を開墾
理由:山岳地帯では水牛の方がトラクターより作業がしやすくコストが安い
水牛一頭あたりのコスト(人件費込み)
C.肥料は費用的に安価な鶏糞肥料を使用
有機農業専門家のアドバイスでは 1 ヘクタールあたり15トンが必要
D.バナナの苗木
1m高さのサバの苗木
1ヘクタールあたり750本の苗木を植えるのが理想
E.農園作業
五人の労働力と十日間が必要
作業は土を掘り、鶏糞肥料を施し、水やりで三日間必要
F.水やりのホースほか用具
A.土地整備費用
草刈機一台の使用料
草刈にかかる人件費
B.土地開墾費用
二頭の水牛を借りて土地を開墾
理由:山岳地帯では水牛の方がトラクターより作業がしやすくコストが安い
水牛一頭あたりのコスト(人件費込み)
C.肥料は費用的に安価な鶏糞肥料を使用
有機農業専門家のアドバイスでは 1 ヘクタールあたり15トンが必要
D.バナナの苗木
1m高さのサバの苗木
1ヘクタールあたり750本の苗木を植えるのが理想
E.農園作業
五人の労働力と十日間が必要
作業は土を掘り、鶏糞肥料を施し、水やりで三日間必要
F.水やりのホースほか用具
*その他、キャベンディシュ/ラカタン農園の試算、契約条項、投資収益については省略
どうかこのプロジェクトの現実性と持続性をお祈りください。全ての栄光とほまれが神さまにありますように。神さまはいつも善で忠実であられます。
バナナ大規模農園プロジェクトについてのさまざまな所感
結論
1.野菜栽培に代わるバナナ栽培で、有機農園を活用することは良い考え
4.バナナは木ではなく草、柿やみかん等木々からの収穫とは違う
5.したがって、大規模バナナ農園経営は、ブラカンの農場の実績状況をみてからの慎重な取り組みが望ましい
1.野菜栽培に代わるバナナ栽培で、有機農園を活用することは良い考え
2.まず経験実績を積んだ後、徐々に拡張していくのが好ましく、今年は、ブラカン農園での試験栽培にとどめるべき
3.野菜栽培と同じで天候被害、病気の被害のリスクも十分にあるが、その点が考慮されていない4.バナナは木ではなく草、柿やみかん等木々からの収穫とは違う
5.したがって、大規模バナナ農園経営は、ブラカンの農場の実績状況をみてからの慎重な取り組みが望ましい
理由
1.初めての大規模農園にしては投資金額が大きすぎる
*フィリピンの物価水準は大まかに言って日本の約5分の一以下。メトロマニラで働く一流企業の三十歳の優良社員の給料は一ヶ月あたり二万ペソ(約四万円)
*日本の三十歳前後の社員の月額給料は約二十万円。今回の投資金額は二つの大規模農園を合わせると、実際のフィリピンでのお金の感覚は日本円で千五百万円以上の投資になる
1.初めての大規模農園にしては投資金額が大きすぎる
*フィリピンの物価水準は大まかに言って日本の約5分の一以下。メトロマニラで働く一流企業の三十歳の優良社員の給料は一ヶ月あたり二万ペソ(約四万円)
*日本の三十歳前後の社員の月額給料は約二十万円。今回の投資金額は二つの大規模農園を合わせると、実際のフィリピンでのお金の感覚は日本円で千五百万円以上の投資になる
2.今、フィリピンでは新パナマ病というバナナの病気が蔓延、大きな被害が出ている
*エルニーニョ現象でフィリピン直撃の台風が近年多く、台風被害もさることながら新パナマ病の原因のカビを台風が運んで来る
*この病気に耐性のあるバナナの品種はまだない
3.それを予防するための消毒、フェンス設営に手間、費用がかかる
*靴の底からも当該カビが侵入する伝染力は、鳥インフルエンザに該当する
4.一気に急いで二つの大規模農園とブラカン農園でバナナ栽培をする必要はないと思われる
5.これだけ大きな農園経営となると今までのどんぶり勘定ではなく、綿密な経理事務が必要で専門家を雇う必要が出てくる
6.もしバナナ栽培に何か問題が生じた場合(台風被害、新パナマ病など)その負担は当然、投資家、出資者にかかってくる
7.バナナは一度実をつけた株には二度と実をつけないので切り倒し、また新株から栽培しなければならないことと、自然災害に関して、野菜栽培と同じ栽培リスクがあることとを考慮しなければならない
8 . メアリー ジェインが考えるほどバナナ栽培は容易ではない
9 .フルダミニストリーでは、まずブラカン農園での試験栽培の財政支援から始めるのが妥当と考える