TRANSLATE

AD | all

Yさんの証し その14

過越の祭りの時節

月報を有難うございました。
ヨシェルの会のレポートも楽しみにしております。

「過越の祭」 の季節が近づいて参りました。今年は過越祭(Pesach/Passover)と聖金曜日(Good Friday)が重なる(4月3日)意義深い年、主人と主イエスさまの成し遂げてくださった贖いに感謝しながら、『一人で学べる出エジプト記』を再読しています。
ヨハネの福音書6章53節
Jesus said to them, "Very truly I tell you, unless you eat the flesh of the Son of Man and drink his blood, you have no life in you.(Jn.6:53、NIV)
イエスは彼らに言われた。『まことに、あなたがたに告げます。人の子の肉を食べ、またその血を飲まなければ、あなたがたのうちに、いのちはありません。(新改訳、日本聖書刊行会)
聖書で初めてこの聖句を読んだとき、ぎょっとしたのを覚えています。
月報や『一人で学べる聖書シリーズ』の助けで、少しづつですが、旧約聖書との関連(キリストのひな型を提示している旧約)を理解することができ、感謝いたしております。

ユダヤ人たちが過越のいけにえの血を門柱と鴨居(かもい)に塗り、主の御使いが過ぎ越すのを朝まで外に出ず待つことで死を免れたように、主イエスの贖いの死(主の流された血によって我々の罪が贖われたこと)を受け入れることで、主の怒り、罪のもたらす死から免れることを、主は約束してくださいました。
ヨハネの福音書1章14節
The Word became flesh and made his dwelling among us. We have seen his glory, the glory of the one and only Son, who came from the Father, full of grace and truth. (Jn.1:14、NIV)
ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。この方は恵みとまことに満ちておられた。(新改訳、日本聖書刊行会)
毎日、荒野で、「いのちの糧」マナをかがんで拾い集めたイスラエルの民のごとく、不安の尽きぬこの世の中で、毎日へりくだって聖書の御言葉を拾い集め(耳を傾け)、生命の糧に変えていくこと、これによって生命を保つことができるのだと知りました。有り難いことです。

先日、父が六年間務めた(日蓮宗の)寺守りの役目を終え、平信者に戻る旨を電話で話してくれました。
今後父が聖書を手にし、イエスさまを受け入れる日が訪れるかどうかは、主と父との間でしかわからないことですが、引き続き主が父母の心を開いてくださるよう、祈って参りたいと思います。
皆さまの上に主の守り、恩寵と祝福が豊かにありますように。

Y

あとがき

子育て奮闘中のYさん、 エリヤくんの戸籍登録を終え、主の守りのうちに、母子ともに祝福の毎日を送っています。
Yさんは、大好きなヘブル語の定期的な学びに早く戻りたいと願いつつ、未来に思いを馳せています。目下のところ、以前覚えたヘブル語単語を授乳中に見直して、エリヤくんといっしょに聖書とヘブル語を勉強することができる日の到来を楽しみにしています。

また、「主が必ずことの真相、すべてのことを解き明かしてくださる」と信じ、メアリー・ジェーン姉妹のミニストリーのための執り成しをはじめ、主のお働きのための執り成しに余念のない毎日です。


Yさんはエリヤ(Eliyah)くんを授かってから、聖書に記されている次の諸事、その瞬間瞬間に、いっそう思いを馳せるようになったとのことです。
1.アブラハムが主に命じられて、ためらうことなく「ひとり子イサク」をいけにえとして捧げようとしたこと
2. 主が「ひとり子イエスさま」を私たちの贖罪のためにこの世に送ってくださったこと
3.初子(ういご)の聖別のため、聖母マリヤがエルサレム神殿を訪れたとき、メシヤの到来を待ちわびていた正しく敬虔(けいけん)な老人シメオンから、幼子イエスさまについて預言を告げられたこと
4. ヘロデ王が二歳以下のすべてのユダヤ人男児を殺害したとき、ベツレヘムの母親たちが、どんなにか深い、胸が張り裂けんばかりの悲しみに沈んだに違いないこと

これらに加え、『ヨブ記』に記されている主の御業の不思議さを何度も何度も思い巡らしている毎日です。


幸いなことよ…
まことに、その人は主のおしえを喜びとし、昼も夜もその教えを口ずさむ。その人は、水路のそばに植わった木のようだ。時が来ると実がなり、その葉は枯れない。その人は、何をしても栄える。
(詩篇1:1-3)

「口ずさむ」の原意は、「反芻(はんすう)する」で、人は、草食動物の消化の方法にならって、神の言葉を消化するまで繰り返し、味わうことが奨励されているのです。
 「Yさんの証し13 」へ戻る