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メアリー・ジェインの手紙 : 2015年2月24日

ダニーの死と背後の霊の戦い

2015年2月24日
フルダミニストリーの皆さま

今日、ニュースレターおよび慰めと励ましのカードをいただきました。ありがとうございます。私はまだどうにもならない気持ちでいますが、主は本当に大いなる助け主であり、皆さまからもこのように励まされ、感謝をいたします。
さて、2014年11月~本年1月の当地でのミニストリーのレポートを皆さまのところに郵送しました。ダニーの死亡についての詳細と死亡証明書も併せ、お送りしました。今後も彼の死について覚えてお祈りくだされば嬉しく思います。

私は先週の水曜日、伝道所に行ったおり、ダニーが銃撃された様子をもっと詳しく知ることができました。多くの証言者がいたのです。彼らの話をまとめると次のようになります。
「ダニーがオートバイで走行中、ヘルメットをかぶった者が運転する二台のオートバイが突然、彼に近づき、うち一人が彼めがけて銃を二発撃った。しかしダニーはスピードを落とすことなく、しばらく走り続けたが、おそらく銃撃による傷のため、疲れてしまったのだろう、オートバイを道路沿いの理髪店の前で止め、助けを求めようとした。ところが、追っかけてきた犯人が再び彼の首と胸に銃弾を撃ち込んだため、彼はその場で即死。犯人たちはすぐ走り去り、ナンバープレートのないオートバイを乗り捨てて車に乗り込んで逃走した」
というものでした。

私は、その日(先週の水曜日)、二週間かけて作成された警察の事故調査報告書を警察署で受け取り、死亡証明書を添付して彼の妻に郵送しました。それにより、彼女は保険金を受け取ることができるでしょう。そのとき、警察署で、今後ダニーの件で更なる調査を家族が望むのなら、警察としては対応するが、と尋ねられたので、私は彼の妻の電話番号を教え、彼女に尋ねてほしいと話しておきました。
その後、彼女は私にe-mailで、私が彼の死に関してだれが、どうして彼を殺害したかについては、もう悩む必要はない。その理由は、すでに自分たちが犯人を呪う儀式を行ったからだと言ってきました。

呪いとダニーの死

ダニーの兄弟から聞いた話ですが、彼の妻はイゴロット(Igorot)部族の出で、彼女の家族はブードゥー教(voodoo、西インド諸島などで信奉されているアフリカ起源の一種の魔教)信奉者で、その儀式を実践し、彼らの文化には神が存在しないとのことです。
その後も、彼の妻は私にたてつづけにe-mailsを送ってきました。それには「ダニーがどんなに悪い夫であったか、福音宣教のミニストリーに携わるようになってから、以前に比べ、身なりも良くなり、パスポートや身分証明書も所持するようになり、人間としての水準が上がった等々…」書かれてありました。
パスポートも身分証明書も、フィリピン国民であれば要件を満たせばだれでも取得できるものですが……。私には、彼女や周りの人たちが、私に、ダニーの生前の悪行を訴え、彼の死が彼にとって当然の結果であるかのように思わせようとしているように思えました。
言うまでもなく、私はそのことについて一心に主に祈りました。もし彼らが何らかの悪だくみを考えているのであれば、私やミニストリーに影響を及ぼすことがないようにと。

異教の文化で正当化される殺人

ちなみに、イゴロット部族の文化について調べてみました。彼らの文化では、もし彼らが亡くなった親戚の者や愛する者の死について「泣くな」と言うなら、それは、彼らがその死の原因となったことを意味します。そういえば、葬儀の際、ダニーの兄弟や子どもたちが泣いていたとき、彼の妻と彼女の親戚の者たちはダニーの兄弟たちに「泣くな」と言ったという話を思い出しました。さらに彼らの文化では、彼らの家族、親戚、部族の間で、だれか、たとえ家族の一員であれ、を殺害することに合意が得られた場合、彼らは実行に移すのです。ましてその「だれか」がイゴロット部族でなければ、彼らの行為はなおさら正当化されるのです。ダニーはアブラ出身のマバカ(Mabaka)部族で、彼らとは異部族です。

すべてを支配しておられる、『聖書』にご自身を啓示された真の神

敵はダニーの生命を奪ったと思ったことでしょうが、しかし、私が蛇の夢を見たように、ダニーの魂を救うために、彼が死ぬことを許されたのは神ご自身だったのです。私は神さまの憐みと救いに感謝し、神さまをほめたたえます。
また皆さまのお祈り、励ましにより、日増しに私は強められています。感謝を申しあげます。どうかダニーのような助け手が与えられますよう引き続きお祈りください。
ダニーがいなくなった今、私は自身で非常に多くの手作業をしなければなりません。確かに大変ですが、近隣の人々が私を助けてくださっていますので、大きな感謝です。

再度、皆さまに感謝をいたします。そして引き続き励ましのお祈りをしていただきますよう、お願いいたします。エペソ人3章20節に記されているように、
「私たちのうちに働く力によって、私たちの願うところ、思うところのすべてを越えて豊かに施すことのできる方」
に、「アーメン(その通りです)!」を唱えます。
                
苦しみの中で神さまの慰めをいただきながら
メアリ― ジェイン