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メアリー・ジェインの手紙 : 2015年2月10日、11日

主よ、与えてください!危険をおして福音宣教に踏み切る勇気を

2015年2月10日
フルダミニストリーの皆さま

e-mailをありがとうございました。
この日曜日、私は教会で主に泣きながら祈りました。
「私はダニーに、神の言葉を定期的に(弟子に対するように)教えず、彼に教会に行くようにとも言わなかったので、ダニーを十分に霊的に導いてきたとはいえませんでした」と。
しかし、今日、神さまは私に「教会に行くからではなく、神との一対一の関係において、救いがもたらされる」と語られ、私を励ましてくださいました。

今、ダニーが私に「あなたはどうしてそんなに親切で、ぼくに憐みをかけてくれるの?」と聞いたことを思い出しています。私は、「英国にいたとき、私はフルダミニストリーの皆さまに、私自身の肉親以上に本当に親切にしていただいたの」と答え、彼に主にある兄弟姉妹の交わりの素晴らしさを証ししました。あなたがたが私にしてくださったように、今度は私が(主が私のところに導いてくださった)人々に対して、親切にしているのです。私は本当に神と皆さまに感謝申しあげます。

アブラ(Abra)行きについては、来週か、二月の終わりにしようと思ったのですが、私の両親(特に母親)、親戚、何人かの友人が「行かないほうがよい」と言っています。それは、だれがダニーを殺害したのか分らないので危険であることと、犯人たちはダニーが私のもとでミニストリーに従事していたことを知っているので、私を誘拐して身代金を要求するかもしれないという、理由によってです。
私の母は、私が伝道に出かけると、たいてい何かの問題が起きるとさえ言っています。このようなときには、私は「悪魔の攻撃を避けることはできないが、もっと大いなる方が私たちの内に住んでおられるので、私たちは打ち勝つことができる」と、答えています。
あの事件以来、私の父、母、兄弟、親戚の者たちが、まるで宣教に対する迫害者でもあるかのように、警告、忠告をするようになっているので、どうにもやりきれない思いになることがあります。私の友人の牧師も皆の意見を尊重したらどうかと言っています。
皆さま、どうか彼らの意見が変わるようにお祈り下さい。私は、おそらく私以上に悲しんでいるアブラの人々と今、福音を共有したいのです。どうかお祈りください。
                  
多くの愛をこめて   
メアリージェイン
「子どもたちよ。あなたがたは神から出た者です。そして彼らに勝ったのです。あなたがたのうちにおられる方が、この世のうちにいる、あの者よりも力があるからです」(ヨハネ第一4:4)

2015年2月11日

フルダミニストリーの皆さま

私はサパル(Sap-al)への伝道旅行について祈っています。
サパルはダニーの生まれ故郷です。
キュバオ(Cubao)からアブラまで八~十時間バスに揺られ、さらにアブラからラクブ(Lacub)までJeepny(小型乗り合いバス)で六時間、それから徒歩で六~七時間かけて、ようやくサパルに到着です。
(アブラにある)ブネグ(Buneg)にはダニーの長兄が住んでいて、私は娘とともに2013年6月に訪問しました。この計画実行については、いろいろ考え、今月ではなく三月の最初の週にしようと思っています。どうかこの旅行について、お祈りください。

今回の宣教ミニストリーの課題は次のとおりです。
1.    ダニーのお母さん、ダニーの兄弟たちを主に導くこと。イエスキリストを通してのみ、救いが彼らにあること(神の救い)をしっかりと確信してもらうこと。
2.    ダニーの兄弟のだれかが伝道所、農園の仕事を手伝ってくれることになること(主がミニストリーの同労者を与えてくださること)。
3.    私の末の弟が二晩続けて見た「夢」を皆さんに伝え、その意味(解き明かし)を分かち合うこと
その夢とは、ダニーがエジプトの王子か兵士のような衣類を着て(上半身裸に、金の縁取りをした薄い褐色の布を腰に巻いたいで立ちで)、霧がかかった陽光のさした緑の野を背景に、弟に「大丈夫!彼らをそのままにしておけ。私はここでハッピー(幸せ)だ」と語ったというものでした。ダニーはそれを二回、二晩続きの夢の中で話したのでした。
この夢は、私にとって、あなたのe-mail、「主がダニーの生命が奪われるのを許された…たとえ、どんなに大きな犠牲があなた(メアリージェイン)と彼の家族にふりかかろうとも…主はそのような悲劇を許された…それは、彼の魂を救うにはそれ以外の方法がなかったので…」(主のダニーに対する永遠の生命の確証、および彼の家族への慰め)を再度、確認したかたちになりました。

皆さま、どうか神の導きと私のためにお祈りくださいますようお願いいたします。

多くの愛をこめて
メアリージェイン

あとがき

残されたダニーの遺族に対する愛と、福音を分かち合いたいとの強い思いから、恐れが一掃されたメアリー・ジェーンは今、三月の宣教旅行に向けて、主のご介入を祈り求めています。ダニーの故郷サパルは、まだだれも福音宣教に行ったことのない奥地です。「生命」を与える神の言葉を携えて、奥地に向かうメアリー・ジェーンの健康が支えられますように、主の大いなるわざが行われますように、皆さまも、どうぞお祈りください。
「愛する者たち。私たちは、互いに愛し合いましょう。愛は神から出ているのです。愛のある者はみな神から生まれ、神を知っています…神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちに、いのちを得させてくださいました。ここに、神の愛が私たちに示されたのです…だれでも、イエスを神の御子と告白するなら、神はその人のうちにおられ、その人も神のうちにいます…愛には恐れがありません。全き愛は恐れを締め出します… 神を愛する者は、兄弟をも愛すべきです。私たちはこの命令をキリストから受けています」(ヨハネ第一4:7-21)