TRANSLATE

AD | all

メアリー・ジェインとリクの手紙 : 2019年7 月19 日、8月2日

リクの手紙  封書 

7月19日

フルダミニストリーの皆さま

いつも私たちのためにお祈りそして支援をありがとうございます。
長い間、お便りをせず、すみません。

この三ヶ月間、郷里のアブラに戻り、両親の手伝をしていました。
昨年の12月、サパルに行って三日間、子ども対象の冬季休暇聖書クラスを開きました。子どもたちとその親たちは大変喜んでくれ、今後、定期的に開催して欲しいとの要望がありました。私は彼らの要望に対し、「そのことをともに祈りましょう、そして皆さんの上にさらなる祝福がありますように」と答えました。

今は、ブラカンの伝道所/有機農園に戻って、伝道と農作業の両面でメアリー ジェインを助けています。またパンパンガにも行ってアンパラヤ、トマト、ナス、唐辛子を植えました。どうか良い収穫が得られるようにお祈りください。

また、私の地元のタリポゴ、サパル、ブネグに住む多くの病んでいる人たちのことを覚えてお祈りください。近くの病院に行きたくても車がなく、救急車もありません。

一つの例をお話しします。
妊娠した女性を病院に連れて行く場合、まずラクブまで行き、そこで、病院があるバングエド(アブラの首都)行きのジープニー(小型、乗り合いバス)に乗り換えます。一日に一本しか便がないので、それに乗り遅れたら次の日まで待たなければなりません。そのため、中には病院に行くまでに亡くなる病人もいます。これは私の郷里で長年、問題になっていることです。

どうか、急患など緊急時に対応できるような交通手段の解決のためにお祈りください。またフィリピン政府がこのような私たちの状況に目を留めてくれるようにお祈りください。
再度、お礼を申し上げます。

リク リク サバダオ

メアリー ジェインのメール 8月2日付

メアリー ジェインはフィリピンの政治的腐敗の実態を知らせてくれました。
リクの地区からの下院議員は自分のヘリコプターを持っているほどの裕福な暮らしぶりなのに、自分の州の全共同体のために交通機関やインフラの敷設どころか、緊急車の一つも提供しようとしないありさまで、政府資金からの多大な富で私腹を肥やし、自らの王朝を築いているのです。

リクは7月29日からケソンシティーのキャンプ・クレイムで警備員の訓練を始めました。彼はこの仕事を得さえすれば、アブラの同胞のほとんどは小学校教育さえ終えていないので、彼らに契約の仕事を得させることによって、同郷の者たちのほとんどを助けることができると、張り切っているとのことです。

この世の不公平、不当、迫害に苦しむ人たちのために、私たちは今、何ができるでしょうか?

全知全能の神は、創造時、神の似姿に造られた一人ひとりの人に与えられた健全な良心を保っている者、この世の悪に心を痛め、神の義を求め、心底から執り成す者に、一人も見落とすことなく「しるし」を付け、邪悪な者や邪悪な体制を滅ぼす迫りくる裁きから守ってくださいます。

今、あなたにできることは、神の義なる裁きが下り、この地上に神ご自身の支配がもたらされること、―イエス・キリストの再臨― を真剣に祈り求めることです。
主は彼にこう言われた。『都の中、エルサレムの中を行き巡り、ここで行われているすべての忌み嫌うべきことを嘆き悲しんでいる人々の額に、しるしをつけよ。』…『この者の後について都の中を行き巡って、打ち殺せ。あわれみをかけてはならない。惜しんではならない。年寄りも、若い男も、若い娘も、幼子も、女たちも殺して滅ぼせ。しかし、しるしが付けられた者には、だれにも近づいてはならない…わたしは彼らの頭上に彼らの行いを返す。』 (エゼキエル書9:4-10)