ナグササのアエタ部族を四年ぶりに訪問
3月18日
フルダミニストリーの皆さま
ご連絡をいただきながら、二月以降、返事が遅れて申し訳ありません。
フィリピンのミニストリーについてご報告します。
1月27〜28日
パンガシナンのウルビズトンドにある教会が設立後初めての一周年を迎えたので、多くの人々が方々からお祝いに駆けつけ、私たちは大変恵まれた時を過ごしました。
パンガシナンの教会について、1月24日のメールから抜粋
1月27日は私たちが祈り、支援してきたパンガシナンの教会の一周年になります。主をほめたたえます。
二十一歳の牧者ヨシュアは多くの困難の中で誠実に勇気を持って信仰の良き戦いを続けてきました。彼はサワト、マンガタレン、マラシクイ、バヤムバング、ボノルの各地区で聖書研究会を立ち上げました。
一周年を祝うため、私たちはオスの羊一頭をほふり、持って行こうと思っています。リクリクが運転手を務めてくれます。彼は伝道所/農園に私の父と一緒に住み、引き続き私たちのミニストリーの助け手として働いています。一方、農園では、デュマガット部族のロビンが羊と豚の世話を手伝ってくれています。どうか彼らが給金、手当のために働くのではなく、主の備えに目を留め、主にあって真の敬虔な信仰を持ち、まず主の力のある働きをじかに経験できるようにお祈りください。
2月
私は小児麻痺にかかったマーロンの息子に会いに行きました。そして治療を受けている病院にも行ったところ、一週間に二〜三回は通院して治療が必要とのことで、私は何がしかのお金を置いてきました。
そのあと、ナグササに住むアエタ部族を訪問しました。ここへは2014年、牧者平野師とFFNチームが訪れ、私も四年ぶりの訪問をしました。
この部族は先祖の土地からの立ち退きを迫られるという問題を抱えています。私が最初に訪問した2013年に、もうすでに、海岸沿いの地域に興味を持った、ある組織と土地に関わる争いが起こり、彼らは私に助けを求めました。私は彼らに「私は、あなたがたを助ける立場には立っていません。私ができることは現状について祈ることだけです。私たちは蟻で、巨人(組織)と戦っているようなものです。しかし、私たちには宇宙を支配する神がおられ、私たちのために戦っておられます」と言いました。
この部族は先祖の土地からの立ち退きを迫られるという問題を抱えています。私が最初に訪問した2013年に、もうすでに、海岸沿いの地域に興味を持った、ある組織と土地に関わる争いが起こり、彼らは私に助けを求めました。私は彼らに「私は、あなたがたを助ける立場には立っていません。私ができることは現状について祈ることだけです。私たちは蟻で、巨人(組織)と戦っているようなものです。しかし、私たちには宇宙を支配する神がおられ、私たちのために戦っておられます」と言いました。
そして今回、訪問したときには、彼らの先祖代々の土地に関する新たなトラブルが地方政府との間で生じていました。彼らは私に「マニラに帰ったら大統領に会ってこの問題を話してほしい」と頼みました。私は彼らに「私は大統領に会うことはできないが、もしあなたがたが直接、大統領に会うためにマニラに来るようなことがあれば、宿を提供することはできる」と話し、彼らと土地問題について祈りました。
帰途、この問題のことが私の心に重くのしかかり、その後数日間は無力感で気分が落ち込んでしまいました。
3月初め
ポラクとカワグに住んでいるアエタ部族を訪問し、そこで五日間滞在しました。
そこには彼らの所有する広大な空き地があり、彼らは以前、この空き地で私たちとともに野菜を栽培していたのですが、野菜の栽培時期は三〜八ヶ月でした。
今、彼らはバナナを栽培してスビクあるいはサンマルセリノの市場で売っています。彼らは私に「カワグでもバナナ農園を開設することができる」と言って、彼らは私に、この土地で一緒にバナナ農園経営をしないかと、誘いをかけてきました。
今、彼らはバナナを栽培してスビクあるいはサンマルセリノの市場で売っています。彼らは私に「カワグでもバナナ農園を開設することができる」と言って、彼らは私に、この土地で一緒にバナナ農園経営をしないかと、誘いをかけてきました。
バナナ農園経営のプロジェクト
私は資金がないので小規模ならスタートできるかもしれないと返答しました。もしフルダミニストリーの皆さんがバナナ農園経営の資金援助をしてくださるのであれば、彼らとのバナナ農園プロジェクトを考えたいのですが…………
このプロジェクトでは、スビク、サンマルセリノなどの地域の五十から百世帯のアエタ部族の生活支援ができると思われます。バナナは野菜栽培と違ってそれほど手間をかけることなく栽培できます。フルダミニストリーの他にも、このプロジェクトに賛同して資金援助をしてくださるパートナーを見つけることはできないものでしょうか。神さまが人々の心に触れて、そのような思いをいだかせてくださることを祈ります。
伝道所、有機農園について
ところで私たちの伝道所/農園についてですが、農園を手伝っていたリクは現在、故郷アブラに帰っています。私は彼の知人で小児麻痺にかかったイポトの診療代とリクの家族のためにお金を送りました。
リクによれば医者の診断では、イポト(22歳)は長年同じ姿勢で寝たきりでいたため、肋骨、関節などが固まってしまい、膝、肘を曲げることができないとのことです。アブラではもうどうすることもできないので、マニラのどこかの施設で彼をみてくれるところがあればよいのですが、見込みはありません。彼の母親は家族を捨てて他の男のもとに行き、父親はアブラには帰らず、イポットのほかの兄弟は親戚に預けられ、祖母がイポトの面倒をみています。 リクリクの報告参照
私の家族ですが皆元気に過ごしています。しかし家族として多額の借金があり、来年末までに返さねばならず、そのために母親の土地を今売ろうとしています。よい買い手が現れるように、また、このような金融状態から一刻も早く解放されるよう、祈っています。皆さまによろしくお伝えください。
多くの愛と祈りをこめて メアリー ジェイン