お父さまの召天
九月下旬、フレデリックから、ブルンジの病院では治療できないので、お父さまの手術のためにケニヤの病院へ行く旨、連絡がありました。その後、10月20日、手術の甲斐なくお父さま死亡の悲報が入りました。
お父さまは八十一歳。ブルンジの平均寿命が五十七歳であることを考慮すれば、大変な長寿でした。しかも、主を受け入れて主の御許に召されたことは何よりもの喜びです。
フレデリックも二週間お父さまと同じ病室で過ごし、お父さまの最期をみとることができ、恵みのときであったとのことです。皆さまの執り成しに対する感謝の伝言を受けました。
以下、九月、八月にまでさかのぼってのフレデリックのメールです。
牧者フレデリックのミニストリー
フルダミニストリーの皆さま 8月26日
私たちの主そして救い主であるイエス・キリストのお名前においてご挨拶します。
私は過去の反省を踏まえて、今取り組んでいるプロジェクトをご紹介し、願わくば、再度の資金援助をお願いしたいと思っています。
現在、レマミニストリーでは、三つのクラスを設けています。
一つはカンクゾウ、もう一つはルタナ州にあります。
私たちはそこで八十八人の牧者を教育研修しています。この研修では月に五日間、三年かけて、以下六項目において彼らの牧者としての能力向上を目指します。
1. 聖書神学 2. 聖書解釈 3.結婚と育児 4.テモテへの手紙第一 5.キリスト教とイスラム教 6.教会の歴史
私は、お金について、一切タッチせず、会計士が二ヶ月に一回、収支報告、写真およびこの研修に参加した人たちの名簿を報告します。
三年間の研修を終えた牧者には、終了証書を交付します。
この研修は、まず彼らの性質を変え、社会を変革し、彼らが牧会している人たちをも変えていくものと、私たちは信じて、取り組んでいます。
皆さまからの支援金は、私の銀行口座を通すのではなく、私が働いている組織の口座に入ります。したがって個人との取り引きではなく、組織との取り引きになります。
この尊いミッション遂行のため、一ヶ月あたり七百ポンド(九万円弱)が必要です。これにより、四人の教育訓練者の報酬、交通費、食費宿泊費、教材費を賄うことができます。私の担当は教材を私たちの言語に翻訳することです。
もしこのお願いをあなたがたが、承諾してくださるなら、私はレマミニストリーの役員に話をして、レマミニストリーの銀行口座の詳細を貴ミニストリーあて送付するよう依頼するつもりです。
フレドリック ハレリマナ
ミニストリーの名前の由来
フルダミニストリーの皆さま 9月17日
私たちの救い主イエス・キリストの大いなるお名前においてご挨拶します。
ご連絡をいただきながら、ブジュンブラ(ブルンジの首都)から離れたところにいたため、インターネットが使えずお返事が遅れたことをお許しください。
お尋ねの「レマ‘REMA’」の意味ですが、それはキルンジ語で、強める、高揚する、創造する、再生するあるいは、地震、難民生活、火山爆発、死、市民戦争などで苦しんだ人々を慰めるという意味があります。
私たちのミニストリーは、ブルンジのいろいろな教派の教会と連携して、主のご用にあたっています。私たちは難民にかかわり、彼らの苦しみを緩和するにはどうしたらよいかなども研究しています。
他方で、私たちは、以前のメールでもお知らせしましたが、聖書神学、聖書的執事、結婚と養育、赦しと和解、聖書的解釈などの項目について、牧師の教育、訓練コースを始めました。現在、二つの州で八十五名の牧者が三クラスに分かれて研修を受けています。
私たちは一、二ヶ月ごとに丸一週間彼らを訓練し、三年で卒業となります。
私たちはもっと多くのクラスを開講したいと計画していますが、資金面などで制約があります。以前にも申しあげましたが、このクラス運営のために私たちは資金の一銭たりともむだにせず、そしてその報告をするつもりです。
あなたがたの愛と寛容に、あらためてお礼を申しあげます。
フレデリック ハレリマナ