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一時間にわたる臨床上の死から蘇生した男性の証し

祈りの力、キリストの甦りの力

ある英国人男性、臨床上の死の状態で、神から衝撃的な啓示を受けた!
2016年2月28日(日) チャールズ・ガードナーの手記から

http://www.israeltoday.co.il/NewsItem/tabid/178/nid/28418/Default.aspx

一時間にわたる臨床上の死

ある英国人男性が病院での治療中、ほぼ一時間にわたり臨床的には死亡していたにもかかわらず蘇生し、その間に「ハルマゲドン」のようなビジョンを見ていたというニュースが伝えられた。彼は英国ヨークシャーのドンカスター出身でジョー・スティーブンソンという。彼は、英国至るところのキリスト集会で、その体験を証ししてきたが、今回、メディアのために、記者(チャールズ・ガードナー)との単独インタビューに応じ、驚くべき体験を語ってくれた。

その奇蹟は六年前に起きた。そのことは当時、立ち会った外科医が証ししている。そのとき彼が見たビジョンは意義深くも昨今のイスラエルと中東での出来事であった。

ジョーはひざ関節の完全取り替え手術のために、王立ドンカスター病院に入院。手術後、電気、化学などの物理療法を受けたが、その最初の段階でひどい心臓発作を起こした。整形外科コンサルタントのブルース医師の話では、ジョーは発作後五十五分間、心臓停止、無呼吸に陥ったのであった。蘇生チームはもっぱら彼の蘇生に懸命の努力を続けた。

奇蹟

ジョーの死を義理の息子によって知らされた教会の友人たちは祈りを始めた。彼の蘇生のためというより、彼の家族が慰められるようにとの祈りだった。そのとき、何と彼の心臓が再び鼓動を始めたのだった……
「患者の心臓は自発的に動き出し、呼吸も回復。その後、七十二時間にわたる昏睡状態が続いた。当初は腎臓機能障害がみられたが、脳には損傷がなく、時間経過につれて腎臓機能も回復、安定し、患者は順調な快復をとげた」と、ブルース医師は2011年1月25日付の書簡に記した。

ジョーは現在七十五歳。妻のウィルシーとドンカスターの近くのアスカーンに住んでいる。
神の教会アセンブリ・バイブルカレッジ(Assemblies of God Bible College)の講師で、ドンカスターにあるキリスト教会(Christ Church)の重職に就いているデイビッド・ガラード博士は「ジョーに起こったことは、『キリストの甦りの力』による奇蹟の証しだ」と述べた。

ふり返ると、あの日…

ジョーは2009年12月9日に手術のため入院した。手術自体は順調だったが、翌日、ベッドの上で心臓発作が起きた。妻のウィルシーは五人の子どもたちを病院に呼んだ。子どもたちは各地からすぐさま駆けつけた。そのとき担当医師は彼らに次のように告げた。「脈拍はあるが、希望は持てない。臨床的に死亡が認められた一時間、ジョーの脳に酸素は全く供給されなかった。彼が植物人間になる可能性は極めて高い」と。
ウィルシーは「当初、夫の腎臓は機能していなかったが、先生がたのご尽力で、透析を続けてようやく正常に戻った」と、当時を振り返った。

死の間に示された啓示

健康を取り戻したジョーは、彼の「死の間」に一連の驚くべきビジョンを見たことを明らかにした。たとえば、全ての人々が権力闘争に明け暮れ、全世界が全くの大混乱に陥る光景や、貨幣が無価値となり、衣服と所有物のことで幾人かの人々が争っている光景を見た。
また彼は言う、「主は、軍隊が互いに戦い、同胞をも殺すという光景を私に見せてくださった。また、若い男女集団が人々を狭い路地に連れていき、無差別に殺害し、笑いながら走り去る光景や、略奪や強姦シーンも見た。それに私は、巨大な差し掛け屋根の建物の中に、それぞれ違った軍服を着た何百万という死体を見、巨大なブルドーザーがそれらの死体を石切り場に追いやっている光景を見た。それは何か、新約聖書の黙示録14章20節に記されている『ハルマゲドンの戦い』のような光景であった。」
「その酒ぶねは都の外で踏まれたが、血は、その酒ぶねから流れ出て、馬のくつわに届くほどになり、千六百スタディオンに広がった」(黙示録14:20)
実った地の穀物を刈り取るため「頭には金の冠をかぶり、手には鋭いかま」(14節)を持ったイエス・キリストのような御使いが地上に下りてきます。これは、ヨエル書3:13~17で預言され、キリストがたとえの中で語られた、世の終わりの収穫のときです。
熟したぶどうを大きな酒ぶねの中で踏む光景は、神の怒りの裁きの執行を象徴するもので、イザヤの預言にも描かれています。穀物の刈り取り、火、ぶどうの酒ぶねはすべて、神の裁きを象徴するものです。この裁きによって流される者の血が都を汚さないように、今、その「酒ぶねは都の外で踏まれ(ます)」(20節)が、高さが「馬のくつわに届くほど」の多量の血が300㎞にも及んで流されるといいますから、パレスチナの北から南まで全土が血浸(ちびた)しになるという想像を絶する大惨事になることが預言されているのです。
(『一人で学べるキリストの啓示、ヨハネの黙示録の預言』 p.323 フルダ・K・伊藤著 から抜粋)


ガラード博士は語る。「私はジョーの見たビジョンを受け入れ、認めることに何の躊躇もない。その理由は、彼のビジョンが聖書の言葉に裏づけされているからである」と。
ジョーとウィルシーは現在、ドンカスターから北西19kmのところにある“Millennium Christian Fellowship in Hermsworth”の教会員である。ジョーは「手術前の数週間、私は神とのもっと近しい関係を求めていたので、その結果、大いなる聖めと霊の強化を体験したように思う」と語る。彼は今、私たちが「キリストをかしらとして、互いに愛し合う」という聖書の基本的原則に立ち返ることの必要性を再認識している。
「また、御子はそのからだである教会のかしらです。御子は初めであり、死者の中から最初に生まれた方です。こうして、ご自身がすべてのことにおいて、第一のものとなられたのです。なぜなら、神はみこころによって、満ち満ちた神の本質を御子のうちに宿らせ、その十字架の血によって平和をつくり、御子によって万物を、御子のために和解させてくださったからです。地にあるものも天にあるものも、ただ御子によって和解させてくださったのです」(コロサイ人1:18-20)

あとがき

使徒パウロは、
「私は、キリストとその復活の力を知り、またキリストの苦しみにあずかることも知って、キリストの死と同じ状態になり、どうにかして、死者の中からの復活に達したいのです。私は、すでに得たのでもなく、すでに完全にされているのでもありません。ただ捕らえようとして、追求しているのです。そして、それを得るようにとキリスト・イエスが私を捕らえてくださったのです」(ピリピ人3:10-12)、
「もし私たちが、キリストにつぎ合わされて、キリストの死と同じようになっているのなら、必ずキリストの復活とも同じようになるからです」(ローマ人6:5)
と、イエス・キリストを信じる信仰によって、キリストに捕らえられたことによって、自ら、やがてキリストの甦りを経験する者になる確信を告げています。
ジョーの経験は、「キリストの甦りの力」を現在、この世にあっても経験することができることを物語っています。主イエス・キリストを信じる者にはこのような奇蹟は大なり小なりいつも起こっていますが、信じる者が全員、甦りの身体を与えられ、永久に生きるようになるのは、キリストの再臨のときです。

神がジョーに「ハルマゲドンの戦い」の啓示を示されたように、キリストの再臨のときは非常に近づいています。

あなたは、その備えができていますか?