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フレデリックの手紙:2015年4月26日

ブルンジのためにお祈りください

五月の大統領選挙を控え、ブルンジの国情が不穏になっています…
情勢が早く通常通りになるように、お祈りください

2015426
 
イエスの名においてご挨拶をします。

唐突ですが、フルダミニストリーから私に対して警告があったのは、貴ミニストリーのサポート資金を私的に流用したという理由ではなく、サポート資金がいかに使われているかを、私がきちんと報告していないことによることだと考えます(私は報告をすることが得意ではないのです)。そのために、貴ミニストリーが私から距離をおくようになったことを大変悲しく思います。しかしそのような状況であることを十分承知の上で、以下について皆さまに祈っていただきたく、あえてここにご連絡をいたしました。

ブルンジの最近の社会的治安がどのようなものであるか、以下ご報告します。このことについて皆さまのお祈りの中で覚えていただければ、さいわいです。
昨日(425日)、与党の議会は、現大統領が五月の大統領選挙に出馬することを宣言しました。これが、民衆のデモの引き金となり、首都ブジュンブラの各地で今後暴力、反乱が起きそうな気配です。
五月、六月に行われる選挙が暴動を起こす引き金になるのではないかと思っている人たちはたくさんいます。というのは、選挙がらみの諸問題が政治家の間、および国民の間に分裂を生じさせており、さらに悪いことに、現大統領ピエール・ヌクルンジザの三選の可能性が最近になって浮上してきたからです。

与党(CNDD-FDD)の中でも著名な議員が、現大統領の三選に異議を唱え、そのために与党から除名されるという事件が起きました。
現大統領自身から、三選の表明はまだなされていないにもかかわらず、それに反対する人々、先に述べた与党から除名処分された議員たちや、幾つかの市民社会組織団体が、三選阻止を掲げて、街頭デモを始めています。この種のデモは、過去を見れば必ずといってよいほど、暴力、略奪、投獄(特に若者たちの)に終わったのでした。

情勢は現大統領支持派と反対派の二極に分かれています。すでに緊張が高まりつつあり、中には、予想される暴動を避けるため、隣国へ逃れはじめた人たちもいます。その数は現時点で一万人に達し、与党が大統領候補者を指名する時点で、また選挙が近づくにつれ、さらに増加するものと思われます。大統領候補者指名の会議はこの土曜日(52日)に開かれる予定ですが、詳しいことは今までのところ何も知らされていません。今では、あらゆる種類のうわさが飛び交い、さまざまな人たちが大きな決断(たとえば国外に逃れるなど)を早急にすることを迫られています。

このように不安定で過敏な国情ゆえに、全分野での生産が急激に落ち込んでいます。多くの人たちは働くことに専念できず、もし暴動が起きたらどのようにして脱け出そうかを考えているのです。
燃料は非常に貴重になり、燃料が極端に少なくなっているため、あらゆる分野で生産がマイナス傾向にあり、多くの商社は、ブルンジに投資をすることに懐疑的になり、彼らの全て、あるいは一部のビジネスをブルンジから撤退しはじめています。

これらのすべてについて、そして特に選挙が近づいてきましたので、どうかブルンジのためにお祈りください。予想される暴動を恐れて、隣国のルワンダ、コンゴにすでに逃れている人たちの安全および将来の帰還のためにもお祈りください。
また今後ブルンジを離れる計画をしている人たちのために、神の助けがあるようにお祈りください。そのほかの多くの人たちが、今後どのように対処すればよいのか分らないでいます。主の導きが必要です。

皆さまの上に祝福がありますように。
                      
フレリック ハレリマナ

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フルダミニストリーの皆さま

昨日(27日)は、現大統領三選反対の若者たちが道路を封鎖したため、私は仕事に出かけることができませんでした。

現大統領ピエール・ヌクルンジザが与党の大統領候補(彼は三選を目指すわけですが、ある人たちは三選を憲法違反としています)となる発表があった日以降、三選反対の人々とそのデモを阻止しようとする警察、軍隊の衝突(特に昨日からひどくなり)が続き、政治情勢は急速に悪化、死者が出て、百人以上の若者が逮捕され牢に入れられました。
幾つかの放送局は、デモを扇動していると政府から告発を受け、本日から放送禁止となり、そのうちの一つの放送局は本日、遅くに閉鎖されました。

また今日は、学校が休校になりました。その理由は政府支持者(三選擁護者)が子どもたちを殺害し、それを反三選派のしわざにするかもしれないとの警告が出されたためです。商店については、ほとんどがシャッターを閉め、多くのオフィスでの仕事は今朝から麻痺状態に陥っています。

CSOsの指導者の一人、ピエール・クラバームボニンパが今朝逮捕され、どこかに連れ去られました。CSOsの他のリーダーたちにも逮捕状が出ているとのことです。多くの人たち(特に首都ブジュンブラで)はパニックに陥り、大勢が近隣諸国に逃れ、幾人かは遠くヨーロッパ、アメリカに逃れています。

リーマの働き人(Rema workers)たちの多くは、彼らのオフィスから半径1.6km以内のところに住んでいますが、リーマの本部には行くことができないとのことです。彼らと話したところ、「山をも動かす」といううわさにもかかわらず、働き人たちは、家族ともども元気なようでした。このような事情で、リーマのオフィスに行くことが困難になってきましたので、情勢が正常に戻るまで、大部分の活動は中止せざるを得ない状況です。

事態が早く正常に戻ることを望んでいます。事情をご理解くださり、お約束したことや報告期限が遵守ができないでいることをご容赦ください

皆さまのお祈り、いろいろな面でのサポートを感謝申しあげます。
                        
フレリック ハレリマナ