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Yさんの証し その15

仮庵の祭りの時節

今年一月、待望の男児エリヤくんを授けられ、Yさん、夫のAさんの二人三脚での子育てが始まり、エリヤくんは、主の大いなる祝福の下、順調に成長。
しかし、産休明け、Yさんを待っていたのは、 会社側の事情でのほぼ全社員の解雇という最悪な知らせでした…
人生には、神の御旨を計り知ることができないことが何と多いことでしょう! 
いつも主を仰ぎ見、主の御前に正しく歩んでいても、報われない人生を体験しておられる方は多いと思います。『詩篇』では、そのような叫びが至る所で訴えられています。
聖書は、永久の生命からこの世の束の間の人生を見るとき、自ずと「今、どう生きるか」に導かれ、それはただ主に信頼する道であると、答えていますが…

11th Oct.’15

頌主

Ministry Letter (月刊フルダレター)をありがとうございました。
執り成しのお祈り、ご指南に心から感謝申しあげます。

私は、8月の解雇発表から各社での面接の数々を経ましたが、今月の5日から新しい職場でのTrainingが無事始まりました。
この二、三日、職場の同僚たちが風邪で次々と欠勤してゆく中、私もついに罹患(りかん)してしまいました。緊張の糸が一気に切れたのでしょう。主が、少し身体を休めなさい、と仰ってくださったのだと思い、この土、日は養生に専念しております。

ユダヤ教式の「仮庵の祭り」を心から祝いました

去る3日土曜日に、Liberal Jewish Community (リベラルユダヤ教の共同体) のSukkot(仮庵の祭り)の礼拝が近所のQuaker Church(クエーカー教徒たちのキリスト教会)で執り行われ、聖書ヘブライ語の先生とともに私も参加しました。
Quaker Churchとの合同礼拝で、信仰を超えての素晴らしい会合となりました。Rabbi Northwood & Pinner Liberal Synagogue Choir(ラビ・ノースウッドとピンナー・リベラルユダヤ教の聖歌隊)が特別に参加してくださり、異国情緒漂う賛美歌を聞くことができました。

礼拝の後には、皆で持ち寄った食事やデザートを囲みながら、私もいろいろとお話をさせていただきました。また、礼拝の後には、Sukkah(仮庵の祭り時に建てる仮小屋)の下で Rabbi (ユダヤ教指導者ラビ)が焼きたてのChallah(pleated bread)(ユダヤ教の祝日用の、伝統的なひだ状に折り込んだパン)を祝福しながら切ってくださり、 皆で賛美の祈りの歌をささげたときには、不思議な安らぎと親密感を覚えました。
多くのキリスト教会では聖餐式が礼拝として儀式的に組み込まれているためか、このような安らぎや親密感を感じる余地が、残念ながら、ほとんどなかったような気がします。

各自が小さなワイン筒を片手に、"L'chaim (To life)!"(ラ・ハイム!生命に乾杯!)と乾杯をし、RabbiがSukkaについての薀蓄(うんちく)を加えてくださり、皆がそれぞれSukkotの思い出やYiddish(イディッシュ:アシュケナージ系ユダヤ人が用いているドイツ語)、先代のRabbiのこと、祖父母の時代の慣習や今日のJewish Community(ユダヤ人社会)のことなど、食卓を囲んでゆったり語らう姿に、学ぶべきところをたくさん見せていただいた気がいたしました。
このとき、かつて、日本のお宅でゆったりと聖書のお話をお聞かせいただいたときのことを懐かしく思い起こしました。

教会の儀式的な枠にとらわれず、主を信じる方々との交わりをいかに広げてゆくか、少しずつ勉強してまいりたいと思います。
―中略―

…通常六ヶ月のProbation (仮採用期間)に合格するとPermanent契約(終身雇用契約)になる可能性もあるとのことです。ただ、上記の件(中略)からもお察しの通り、油断禁物です。
私が配属された部署は(他の部署は土日勤務が義務づけられていますが)、この部署だけが、日曜日は必ず休みということで、主のお計らいに心から感謝しています。
ただし、他の部署に比べ、この部署はProbation を合格するのが一番難しいと言われているのです。
主のお導き、お守りを信じて精進してまいります。

皆さまの上に主の祝福が豊かにありますように。

Y


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