TRANSLATE

AD | all

メアリー・ジェインの手紙 : 2014年6月10日

親愛なるフルダミニストリーの皆さま    6月10日

皆さまのお祈り、ニュースレター(フルダミニストリー月報)そして金融支援をありがとうございます。
2014年二~三月、東京ホライズン教会のFFN(Funky Friday Nightの略、大学生、若者会)チームの フィリピン訪問伝道のあとの活動報告は以下の通りです。

3月15~17日、 私たちはザンバレス(Zambales)のカワグ再定住地(Kawag Resettlement)を訪問。カワグは私がザンバレスで宣教している四ヶ所のうちの一つです。
カワグは、アエタ部族の最初の再定住地で、私はそこに2009年に「聖書の学び会」を立ち上げました。そして、そこには教会という建物はありませんが、多くのアエタ部族のキリスト信徒が住んでいます。

レックス・イグナシオ牧師との出会い、アエタ部族との接点

2009年、私はそこでアエタ部族出身のレックス・イグナシオ牧師に会いました。彼は、アエタの子どもたちのホームミニストリー(教会組織をとっている“Aeta Children’s Home Ministry”)の傘下で1991年からミニストリーを行っています。
私の最初のアエタ部族との接点は、2002年、“Aeta Children’s Home Ministry(A.C.H.)”からの交換学生だったルツ・イグナシオを、IFL孤児院で教えたときから始まりました。2005年にルツ・イグナシオが孤児院を去って以来、私は彼女とその兄弟たちとの連絡を取り続けてきました。

ルツや兄弟たちの話によれば、2005年以降、“A.C.H.”は大きくなり、ザンバレスに多くの支部をつくりましたが、彼女たちは資金集めのために、小道具のように使われたとのことでした。
たとえば彼女たちは、孤児院にいるアエタ部族の子どもたちのための寄付金を募らされましたが、子どもたちの食事は、実際は市場からの一番安い野菜や魚の干物、コーヒーだったのに、肉、卵、ミルクほかの食事が与えられているとの偽りの報告がされたのでした。また子どもたちは高校も満足に終えられなかったのに、“Aeta Children’s Home Ministry(A.C.H.)”は、彼らを大学にまで行かせたと報告していたのでした。

御言葉
キリストは偽善的な宗教家、形骸的な宗教組織を非難された。

「わざわいだ。偽善の律法学者、パリサイ人。おまえたちは白く塗った墓のようなものです。墓はその外側は美しく見えても、内側は、死人の骨や、あらゆる汚れたものがいっぱいです。そのように、おまえたちも外側は人に正しく見えても、内側は偽善と不法でいっぱいです」(マタイ23:27-28)
当時、ローマの厳しい迫害下で生きていたキリスト信徒に、励ましと警告のメッセージを送った使徒ヨハネは、終末末期、主イエス・キリストの再臨間近の時代に、背信の教会が世に満ちることを洞察して、後世のキリスト者のためにも、「キリストの啓示」の書、『ヨハネの黙示録』と『ヨハネの手紙』を記した。

「神を知っていると言いながら、その命令を守らない者は、偽り者であり、真理はその人のうちにありません……神のうちにとどまっていると言う者は、自分でもキリストが歩まれたように歩まなければなりません……偽りはすべて真理から出てはいないからです」(ヨハネ第一2:4-6、:21)
「世の富を持ちながら、兄弟が困っているのを見ても、あわれみの心を閉ざすような者に、どうして神の愛がとどまっているでしょう。子どもたちよ。私たちは、ことばや口先だけで愛することをせず、行いと真実をもって愛そうではありませんか……神の命令とは、私たちが御子イエス・キリストの御名を信じ、キリストが命じられたとおりに、私たちが互いに愛し合うことです」(ヨハネ第一3:17-18、:23)

ルツ・イグナシオと五人の兄弟たち(最年少が二十一歳から最年長が三十四歳)は、それぞれ結婚して現在、子どもたちと一緒に、カワグに住んでいます。

教会、学校、多目的ホールの建設

エゼキエレ・グローリーと私は3月15~17日、彼女たちを訪問し、教会および学校それに多目的ホールの建設を祈り合いました。四月、五月は彼女たちとの祈りと、建築資材集め、この六月には建築を始めました。近くの山から資材を集め、祈りを込めて、少しずつ造っているところです。

福音の担い手に対するパウロの確信の祈り
「あなたがたが、最初の日から今日まで、福音を広めることにあずかって来たことを感謝しています。あなたがたのうちに良い働きを始められた方は、キリスト・イエスの日が来るまでにそれを完成させてくださることを私は堅く信じているのです」(ピリピ人1:5-6)
どうかこのプロジェクトを完成させることができるように、私たちとともにお祈り下さい。
また、カワグで牧会をしているレックス・イグナシオ牧師のために、彼が“A.C.H.”から独立できることもどうぞお祈り下さい。彼は約二十年ものカワグでの牧会で“Aeta Children’s Home Ministry(A.C.H.)”から一ヶ月あたり2,000フィリピンペソ(約4,700円)の支援金を受け取っているだけです。

私たちはひき続き、アエタ部族とデュマガット部族のために、彼らの各家庭に野菜農園を作ることを目指した“Food Always In the Home (F.A.I.T.H:家庭にいつも食べ物あり)プロジェクト”を実行していきます。
どうかお祈り下さい。

心より愛をこめて、
メアリー ジェイン

PS: 東京ホライズン教会のFFN(Funky Friday Night、大学生、若者会)チームの フィリピン宣教を含めた今年一月から三月までのDVDを送りました。
最初の何枚かの写真は「バハイ・クボ(Bahay Kubo)」、あるいは「ニパ小屋(Nipa hut)」が完成したときのもので、仲間たちと喜びを分かち合いました。
最後の幾枚かの写真には、カワグ、ザンバレスのルツと兄弟たちが写っています。
ビデオはカワグで撮ったものです。
FFNチームの最後の宣教地、ジュンジでの子どもたちとの写真は、私のカメラの電池が切れてしまったものですから、残念ながらありません。

メアリー・ジェーンの以前の手紙へ移動
メアリー・ジェーンの活動報告へ移動