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第279号   ミカ書1:2-5:2

非常に迫っているイエス・キリストの再臨

2018年を特徴づけた厳冬、酷暑、異常気象、地震、火山噴火、津波による世界的大災害はメシヤの時代の前触れ

すべての民族よ、聞け。地とそこに満ちているものたちよ。耳を傾けよ。神である主は、あなたがたのうちで証人となり、主はその聖なる宮から来て証人となられる。見よ。主は御住まいを出、降りて来て、地の高い所を踏まれる。山々は主の足もとに溶け去り、もろもろの谷は裂ける。まるで、火の前の、ろうのように。坂に注がれた水のように。これはみな、ヤコブの背きのゆえ、イスラエルの家の罪のゆえだ。……まことに、その打ち傷は癒やしがたい。それはユダにまで及び、私の民の門、エルサレムにまで達する。……ヤコブよ。わたしは、あなたを必ずみな集め、イスラエルの残りの者を必ず呼び集める。わたしは彼らを、囲いの中の羊のように、牧場の中の群れのように、一つに集める。こうして、人々のざわめきが起こる。打ち破る者は彼らの先頭に立って上って行く。彼らは門を打ち破って進み、そこを出て行く。彼らの王が彼らの前を、主が彼らの先頭を進む。」……その終わりの日、主の家の山は、山々のかしらとして堅く立ち、もろもろの丘よりも高くそびえ立つ。そこへもろもろの民が流れて来る。……「その日――主のことば――わたしは足を引きずる者を集め、追いやられた者、また、わたしが苦しめた者を呼び集める。わたしは足を引きずる者を、残りの者とし、遠くへ移された者を、強い国民とする。主であるわたしが、シオンの山で、今よりとこしえまで、彼らの王となる。あなたは、羊の群れのやぐら、娘シオンの丘。あなたには、あのかつての主権、娘エルサレムの王国が戻って来る。」……「ベツレヘム・エフラテよ、あなたはユダの氏族の中で、あまりにも小さい。だが、あなたから私のためにイスラエルを治める者が出る。その出現は昔から、永遠の昔から定まっている。」      ミカ書1:2-5:2


紀元前八世紀の預言者ミカは、経済的繁栄と政治力で絶頂期にあったユダ王国で預言のミニストリーに携わったイザヤと同世代の預言者でした。732BCEのシリヤの首都ダマスコ陥落に続いて、721BCEに政治的陰謀による内紛と社会的、宗教的、道徳的堕落によってついに北イスラエル王国の首都サマリヤが陥落したのを目撃し、同じ裁きが、預言者の警告に耳を傾けない反逆のユダの民にも下ることを語り続けたのでした。同世代、北イスラエルに向けて語られたホセアとアモスの預言は無視されたのに対し、ミカのユダに対する預言は聞かれ、民が悔い改めたことにより、ユダへの裁きは一世紀以上後に持ち越されたのでした。

ミカは開口一番、「すべての民族よ、聞け」と、天から地に下って来られる神ご自身がイスラエルに顕された啓示を時代を超えた全諸国民、全地に向け、神が行動を起こされると、火山噴火、大地震、一瞬のうちに大地を焦土と化す溶岩流、津波など天災による破壊が容赦なくもたらされることを告げます。
冒頭に一部を引用した『ミカ書』の1章から5章には、北イスラエル王国のアッシリヤによる滅びだけでなく、エルサレムを首都とするユダ王国にも、罪のゆえにバビロン捕囚が起こることが明確に預言され、真の神を捨てて、国中至る高きところにしつらえられた偶像神の崇拝所は、天災に加え敵の攻撃によって一掃され、霊的姦淫に陥った神殿に奉献された偶像、奉納物、宝物、記念碑など「遊女の儲け」の産物は破壊されるか、敵に持ち去られることになります。
真の神に属さないものや人はすべて除かれ、地が聖められるのです。

しかし、「あなたのような神が、ほかにあるでしょうか」(7:18)の一言に要約されているように、この意の名を担う『ミカ』は、憐れみの神の御目的が民を聖めて救うことであること、滅ぼすことでは決してないこと、神は罪、咎を嫌われるが、罪人を愛しておられることを希望をつなぐメッセージ、「残りの者」の救いで告げます。
このミカの復興の預言はバビロン捕囚からの帰還を越えた時代を眺望しており、「囲いの中の羊」(別訳「ボツラの羊」)には、イスラエルの残りの者が、「わたし…打ち破る者…彼らの王…主」、すなわち、「メシヤ」が到来される直前に、エドム(今日のヨルダン王国)のボツラに集められ、守られることまで預言されているのです。

4章前半に記されている神の国のビジョンは、私たち聖書を信じる者たちが今日心から待ち望んでいるユダヤ人のメシヤ、イエス・キリストの再臨によってこの地上、全世界の首都エルサレムに具現する千年支配の御国です。二千年前にエルサレムで十字架刑に掛けられたナザレ人イエスを「メシヤ」、―ダビデの血筋の油注がれた王― と認め、神への反逆の罪を悔い改めたユダヤ人の「残りの者」は全員、メシヤの御国に入れられ、「その日」から、神の真の「証人」として全地に世界宣教に乗り出します。
ミカは「まことに、すべての民族は、それぞれ自分たちの神の名によって歩む。しかし、私たちは、世々限りなく、私たちの神、主の御名によって歩む」(4:5)と、メシヤの時代、キリスト信仰に生きるようになる全イスラエルを代表して預言的に永久の信仰告白をしています。
メシヤの時代には、人々が生み出す偽りの世界平和ではなく、神がもたらす真の平和が全地に満ち、神の道を歩む者たちには神の祝福が注がれるので、地殻変動でひときわ高く隆起した世界の首都エルサレムに向かう自発的な巡礼者の群れは瞬く間に世界的な流れとなり、世界中の民が御言葉を学ぶためにやって来るようになるのです。

ナザレ人イエス・キリストは多くの預言者たちが預言したように、ユダの氏族のダビデ、ダビデの子ナタンの血筋に生まれた王、「イスラエルを治める者」で、「その出現は昔から、永遠の昔から定まってい(ました)」。
神殿にいけにえとして捧げる羊を養い、検閲する放牧地であったベツレヘムの近くに「エデル(群れ)のやぐら」、すなわち、羊飼いの塔があり、後に統一イスラエル王国の初代の王となった羊飼い、ダビデの生誕地でした。ミカは、「羊の群れのやぐら」、言い換えれば、「ベツレヘム・エフラテ」「娘シオンの丘」と同一視し、焦点を当てたこの二つの場所に、「あのかつての主権、娘エルサレムの王国が戻ってくる」と預言し、ダビデの血筋の来たるべきメシヤがベツレヘムで生まれ、エルサレムで君臨することを明確にしたのでした。
ミカの口調には、この究極的な王が神ご自身との深い関係にある超自然的な人物であることが暗示されています。

預言通り、イエス・キリストは紀元前四年頃、ダビデ家の相続地ベツレヘムでお生まれになりましたが、神の民イスラエルだけでなく異邦人をも救うという神の遠大なご計画のために、最初の来臨時はエルサレムで王になることなく、むしろ、人類の罪を負って十字架上で亡くなってくださいました。
しかし、死んで、墓に葬られ、三日後に甦られたことにより、主イエス・キリストによる救いを信じ、神の道を歩む者には、肉体の死後、永遠に生きる甦りの身体を与えてくださることを確約してくださいました。これがイエス・キリストの福音です。

キリストのご降誕、すなわち、初臨によって旧約のメシヤ預言が成就し、人類史は終末の時代に入りましたが、終末の末期、キリストは再び地上に来られ、ユダヤ人の父祖アブラハムとの契約、―カナンの地(今日、パレスチナと呼ばれている)の相続と永久の子孫の約束― 
わたしは全能の神である。あなたはわたしの前に歩み、全き者であれ。…わたしは、わたしの契約を、わたしとあなたとの間に、またあなたの後の子孫との間に、代々にわたる永遠の契約として立てる。…わたしは、あなたの寄留の地、カナン全土を、あなたとあなたの後の子孫に永遠の所有として与える。わたしは彼らの神となる。(創世記17:1-8ほか)
を成就されます。
キリストのご降誕から二千余年経った今日、キリストの王としての来臨(再臨)は非常に迫っているのです。

しかしミカはこの祝福のメシヤの時代が訪れる前、すなわち、私たちが今日すでに突入している終末末期に、メシヤの同胞ユダヤ人に対する迫害、ユダヤ人の本国帰還、イスラエルに対する敵の軍事攻撃が起こることを、いわゆる「大艱難期」を経なければならないことを、ほかの預言者同様、明確に預言しています。
二十世紀にナチスによるユダヤ人大虐殺で三分の一のユダヤ人が滅ぼされましたが、人類史最後のイスラエル攻撃では、三分の二が滅ぼされることを神の預言者たちは告げているのです。今日、世界中が頻度と強度がともに増している天災と人災の両方で大きく揺さぶられており、この世の終わりを思わせる様相が至るところ、―国際関係、政治、経済、社会、教育、宗教、道徳をはじめ、あらゆる分野― で見られることは、だれもが認めるところです。
聖書は、メシヤの時代に入る直前の世界的な揺さぶり、天災、戦争、動乱、背信を聖めの一環として預言しています。

11月にフランスで燃料増税に対して起こった黄色いベスト隊の抗議デモは六週間余後も収束の兆しを見せておらず、「マクロン大統領はユダヤ人の売春婦」と書かれたのぼり旗がパリ、マルセイユ間の大通りに掛けられるなど、反ユダヤ主義に傾きつつあるようです。このような反政府運動の飛び火を懸念している国々は多く、ドイツも英国も、また、米国、イスラエルもそれぞれ深刻な問題を抱えており、国内の混乱が泥沼化しかねない一触即発の状態です。
イスラエルでは、ガザ地区からハマスの継続的集中砲撃で特に12月には兵士だけでなく、一般市民が巻き込まれる大惨事が起こったことから、政府の国家安全対策に対する不信感bがつのっています。

天災に関しては、インドネシアで9月末以降、巨大地震と火山噴火が交互に起こり、生じた津波で多くの犠牲者が出たばかりですが、12月22日再び、火山噴火に触発され海底に起こった地滑りにより、ジャワ島とスマトラ島との間のスンダ海峡に生じた予告なしの突然の大津波で多くの死傷者、行方不明者が出、その後も犠牲者数が増えています。
インドネシアから南米チリまで太平洋上を弧を描いて広がっている環太平洋火山帯の北端に位置する日本も、もし環太平洋火山帯が活発化しているのであれば、地震と噴火が重なって起こる現象がいつでも起こりうるわけで、要注意です。

12月9日には、サウジアラビアとオーストラリアで火を伴う雹嵐が突然発生し、三十分で家畜が全滅する異例な事態が生じました。
また、イスラエル撲滅を公然と掲げているイランの首都テヘランは一年に25㎝の割で地盤沈下し、南部では多くの地割れが生じ、テヘラン空港も脅威にさらされているそうです。天地の創造者なる神の御旨を損ねる国家、個人に神の裁きが下ることを聖書は警告しているのです。


#279: BEING BIBLE BELIEVING CHRISTIANS TIES EVERY NATION INTO A GOD’S BIG FAMILY

BEING BIBLE BELIEVING CHRISTIANS TIES EVERY NATION INTO A GOD’S BIG FAMILY

The fact that the Philippine economy has continued to perform strongly since 2010 and that the Philippines remains among the fastest growing Southeast Asian economies seems to reflect God’s promise of blessings upon those who trust in God. ...

Then Solomon stood before the altar of the LORD in front of the whole assembly of Israel, spread out his hands toward heaven and said: “LORD, the God of Israel, there is no God like you in heaven above or on earth below—you who keep your covenant of love with your servants who continue wholeheartedly in your way. You have kept your promise to your servant David my father; with your mouth you have promised and with your hand you have fulfilled it—as it is today. “Now LORD, the God of Israel, keep for your servant David my father the promises you made to him when you said, ‘You shall never fail to have a successor to sit before me on the throne of Israel, if only your descendants are careful in all they do to walk before me faithfully as you have done.’ And now, God of Israel, let your word that you promised your servant David my father come true.
“But will God really dwell on earth? The heavens, even the highest heaven, cannot contain you. How much less this temple I have built! Yet give attention to your servant’s prayer and his plea for mercy, LORD my God. Hear the cry and the prayer that your servant is praying in your presence this day. May your eyes be open toward this temple night and day, this place of which you said, ‘My Name shall be there,’ so that you will hear the prayer your servant prays toward this place. Hear the supplication of your servant and of your people Israel when they pray toward this place. Hear from heaven, your dwelling place, and when you hear, forgive. …“As for the foreigner who does not belong to your people Israel but has come from a distant land because of your name— for they will hear of your great name and your mighty hand and your outstretched-arm—when they come and pray toward this temple, then hear from heaven, your dwelling place. Do whatever the foreigner asks of you, so that all the peoples of the earth may know your name and fear you, as do your own people Israel, and may know that this house I have built bears your Name.             1KINGS 8:22- 30, :41- 43.


Solomon built the Temple in Jerusalem and prayed for its dedication to God, including a prayer for the royal family, the true significance of the Temple, his nation’s problems, and even for the foreigners who would come to believe in the Lord God. Solomon’s plea was based upon the Abrahamic covenant initiated by God Himself: ‘I will make you (Abraham) into a great nation, and I will bless you …and all peoples on earth will be blessed through you’. 
In the New Testament time, the Lord Jesus taught the Samaritan woman that the place of worship had become irrelevant, now that Christ came from heaven because the salvation of the world would come through Christ. Accordingly, all nations and individuals who believe and worship God in the power of the Spirit and in truth will be blessed by Him today.

According to a recent survey conducted by the Philippine government, the Filipino residents favour one book above all others, which is the Bible. In a survey conducted by the National Book Development Board, more than 72% of Filipinos said that the Bible was their most read book in the past year. 
According to “God Reports”, bible readership has risen significantly since 2012 in the Philippines, and Evangelical Bishop Noel Pantoja, chairman of the Philippine Bible Society said: ‘It reveals [the Filipino people’s] desire to know God and make Him known all over the country and around the world’. Philippine President Rodrigo Duterte also admitted that history bore witness to the “profound impact of the Bible on the life of nations”, and Bishop Bastes estimated on the basis of the survey that: ‘If families have an average number of five members, 50 million Filipinos have a chance to read, pray and share their insights of the Bible’.

The fact that the Philippine economy has continued to perform strongly with an average annual expansion of 6.3% since 2010 and that the Philippines remains among the fastest growing Southeast Asian economies (source) seems to reflect God’s promise of blessings upon those who trust in God. In contrast, Japan remains an atheistic country, or a polytheism country without any faith. 

However, the following article reminded me of the presence of a common history Japan and the Philippines share. The title of the japantimes.com reads: ‘Philippines honours Japan’s Christian feudal warlord Takayama Ukon’. 
On 21st Dec. the Philippines honoured Takayama Ukon, a Japanese feudal warlord who was exiled to the Southeast Asian country 404 years ago and arrived in the Philippines on 21st Dec.1614 because he was a Christian. The municipal government of Manila declared 21st Dec. as “Takayama Ukon Day” in his honour. Marking the anniversary of his arrival, an agency of the Department of Tourism launched a walking tour featuring areas related to Ukon in the historic area of Intramuros, situated within modern-day Manila.

The article explains Takayama Ukon (高山右近) was ‘born into a samurai-class family in Osaka in 1552, a time of political upheaval and civil warfare. Ukon went on to become the lord of Takatsuki Castle (高槻城) and to participate in various battles under preeminent warlords Oda Nobunaga (織田信長) and Toyotomi Hideyoshi (豊臣秀吉). 
However, during the reign of the Tokugawa Shogunate (徳川幕府), which outlawed Christianity, the aging Ukon was exiled to the Philippines for holding on to his faith amid the persecution of its followers. Arriving with his wife, a married daughter and five grandsons, as well as some 350 other Japanese Christian exiles, Ukon was warmly welcomed in what was then a colony of Spain, and given the honor of a parade-in-review of Spanish troops in recognition of his military standing. 
During his brief time in the country, Ukon devoted his time to prayer and the evangelization of 3,000 non-Christian Japanese in what is now the city’s Paco district. He succumbed to a tropical ailment on Feb. 3, 1615, just 45 days after his arrival. His remains are buried in Manila’. 

It is very moving to know how deeply and earnestly Ukon spent the last few months of his life in an exiled land (Philippines), in utter devotion to God and other countrymen’s salvation. 
The Tourism Department’s Assistant Secretary Roberto Alabado, pointing out the Philippines’ record in accepting refugees during the 20th century, such as the White Russians, Jews and Vietnamese, said: ‘Ukon may just be among the first of those who benefited from the country’s welcoming attitude very early on. …This shows we are always welcoming people from all over the world, no matter who you are, no matter where you’re from, and no matter what your religion is,’ and he concluded: ‘Takayama Ukon is part of us, as we are a Christian nation’.



Mary Jane のミニストリー活動報告:2018 年12月22日

秋季活動報告(郵送遅延)より一足先に最新報告が届きました

12月22日

フルダミニストリーの皆さま  

今、ちょうどパムパンガから家に戻ったところです。
母と弟イーアンと私は二泊三日間、アエタ部族の農夫たちを手伝って、トマトの苗を植え、有機肥料を施しました。
12月16日から今日まで一週間、アエタ部族の子ども六人と大人五人が、ここ母の家で過ごしています。彼らは22日夜、まだここにいます。
先日お送りした伝道報告がまだ届いていないようですが、無事着くことを祈ります。
送っていただいた小冊子『キリストの物語Essential History Genesis to Revelation』(三井英樹著)は、山岳地帯の若者たち百三十人に配布の予定です。ありがとうございました。
伝道所/農園で働いているアブラの青年たちは12月10日から帰省し、新年を迎えたら、戻って来ます。
皆さまのお祈りと財政支援を深く感謝します。
それではおやすみなさい。
メアリー ジェイン



12月15日から22日朝

ワイファイと小道具を利用して、さかのぼって12月15日に、サンマルセリノ、ザンバレスで、また、12月19日にブラカンの農園で撮った写真をお送りします。
また、今朝、アラヤト・パムパンガで撮ったばかりの写真もお送りします。

12月15日、サンマルセリノ、ザンバレスで


   
12月19日、ブラカンにて

           
12月22日 朝、アラヤト・パムパンガで写したばかり

 

Mary Jane のミニストリー活動報告:2018 年12月22日 続き



パムパンガで賃貸した土地の写真です。ナブクロドからの十人のアエタ族の父親たちがトマトの苗を植えました。



賃貸地での写真をもう少し、送ります。
この土地はナブクロドのアエタ族の生計を立てるために借りました。トマトの苗つけの作業を終えた農夫たちとともに






第278号   申命記11:8-20

人、動物、地の益のために命じられ、指示された神の戒め

現代医科学によって解明され始めている諸々の神の掟の背後にある大きな意義

あなたがたは、私が今日あなたに命じるすべての命令を守りなさい。それは、あなたがたが強くなり、あなたがたが渡って行って所有しようとしている地を所有するため、また、主があなたがたの父祖たちに誓って、彼らとその子孫に与えると言われたその土地、すなわち、乳と蜜の流れる地で、あなたの日々が長く続くようにするためである。…そこは、あなたの神、主が求められる地で、年の始めから年の終わりまで、あなたの神、主が絶えずその上に目をとどめておられる地である。もしわたしが今日あなたがたに命じる命令、すなわち、あなたがたの神、主を愛し、心を尽くし、いのちを尽くして仕えよという命令に、あなたがたが確かに聞き従うなら、わたしは時にかなってあなたがたの地に雨、初めの雨と後の雨をもたらす。あなたは穀物と新しいぶどう酒と油を集めることができる。また、わたしはあなたの家畜のため野に草を与える。あなたは食べて満ち足りる。気をつけなさい。あなたがたの心が惑わされ横道に外れて、ほかの神々に仕え、それを拝むことのないように。…あなたがたは、わたしのこのことばを心とたましいに刻み、それをしるしとして手に結び付け、記章として額の上に置きなさい。それをあなたがたの子どもたちに教えなさい。あなたが家に座っているときも道を歩くときも、寝るときも起きるときも、これを彼らに語りなさい。これをあなたの家の戸口の柱と門に書き記しなさい。 
申命記11:8-20(新改訳2017)

今月は、『申命記』、『出エジプト記』に記されている御言葉をいつも銘記するために主が指示された不思議な戒めに目を留めてみたいと思います。冒頭に挙げたくだりは、手と額にしるしを置いて、心に御言葉を刻みこむこの慣習をはじめとしたすべての戒めを守ること、すなわち、イスラエル人が「荒野からレバノンまで…ユーフラテス川から西の海(地中海)に至るまで」(申命記11:24)の領土を所有し、子々孫々に至るまで長寿を全うし、最強国となり、神の大いなる祝福を受ける十分条件が神への従順であることを明記しています。

神がモーセに与えられたイスラエルの律法(モーセ五書)、また、口伝律法と伝承には、論理的な説明が与えられていない戒めが多く含まれています。たとえば、七日ごとの安息日には休息すること、食前に手を洗うこと、豚肉や貝類、甲殻類を食べてはいけないこと、七年ごとの安息年にはイスラエルの地に作物を植えないで、休ませること等々があります。そのほかにも、神の民イスラエルが偶像崇拝の地カナンの住民たちが行っている慣習に一切関わらないために、あえて異教徒とは正反対の行為を指示した戒めもたくさんあります。
一見、神の定められた戒めには何の根拠もないように思えるものもたくさんありますが、実はそうではなく、すべてを最初から最後までご存じで、人をはじめ天地を創造された神だからこそ、科学的解明が何も知られていなかった時代、現代の人知をしのぐ驚くべき洞察で諸々の戒めが与えられたことが昨今、ますます明らかになって来ています。

現代科学は、週ごとの安息日の休息が、身体だけでなく、心/魂にも良いことを示しています。清潔にすることは、身体を諸々の細菌から守ります。豚肉を十分加熱しないで食べると、致命的な旋毛虫症を引き起こす可能性がありますし、魚介類の食中毒は古代では致命的でした。七年ごとに作物を植えない年を設ければ、地は養分を復元してより肥沃になりますが、土地を休ませる農法は今日も輪作などで応用されています。このように神は、人、動物、地の益のために、日常生活の詳細に亘る掟を命じられたのでした。

律法には、儀礼的戒めも含まれています。その一つは、冒頭に引用した箇所に記されている「手と額にしるしを置いて、心に御言葉を刻みこむ慣習」です。ユダヤ教徒の男性には、平日の朝の祈りの間中、聖句箱/フィラクテリーを身に着けることが要求され、この慣習が守られてきましたが、今日に至るまでその理由は明確ではありませんでした。しかし、この戒めにも驚くべき理由があることが研究、調査結果から明らかにされました。

ユダヤ人男性は祈りのとき、ヘブル語で「テフィリン」と呼ばれる、ストラップの付いた二つの黒い革製の箱を、一つは腕、もう一つは額に置かれるように、手と指の周りから腕、頭にかけて巻きつけます。手指に巻きつけられた革紐は幾度か接吻され、祈りが続けられます。聖句箱の中には、「律法/トラー」のうち『出エジプト記』と『申命記』からの四節、―シェマ・イスラエル(聞け、イスラエルよ)をも含む― が刻まれた羊皮紙の小さな巻物が納められています。
「祈り」を意味するヘブル語用語「テフィラ」から派生した「テフィリン」という用語は意外なことに、ヘブル語(旧約)聖書には記載されていません。しかし、このテフィリンを用いた戒めは、冒頭の『申命記』や「これをあなたの手の上のしるしとし、あなたの額の上の記念として、主のおしえがあなたの口にあるようにしなさい。力強い御手で、主があなたをエジプトから導き出されたからである」(出エジプト記13:9、新改訳2017)ほか、類似した四つの聖書訳で言及、説明されています。
ユダヤ教の口伝律法の威厳ある解説書『タルムード』は各戒めがどのように実行されるべきかを説明している「律法」の法的註解書でもありますが、この『タルムード』だけが実際に「テフィリン」の名に言及しているのです。


以下、シンシナティ医科大学の心臓血管健康科の准教授で、大学の医療センターの心臓専門医でもあるユダヤ人准教授が発見したテフィリンを身に着ける健康効果の記事の要約をご紹介することにします。

ジャック・ルビンシュタイン博士は、テフィリンの着用が、間接的に虚血事前調整の働き、―虚血現象に起因する損傷から組織を保護する役割― をすること、心臓発作の間、心臓を保護する結果になることを発見し、研究結果はアメリカの「生理学-心臓と循環生理学ジャーナル」のオンラインで発表されました。
ルビンシュタイン博士は、大シンシナティ市に住んでいる二十人のユダヤ人男性、―その内訳は、平日の朝ごとに、テフィリンを着用している九人と全く着用しない十一人で、年齢は十八から四十歳、みな健康な人たち― を登録しました。研究チームは、すべての参加者の基本的な情報を、早朝と、三十分間「テフィリン」を着用した後に記録し、参加者の血圧、心拍数、体温などの生存徴候を測り、循環するサイトカインと、単球の機能の分析のために採血をし、研究チームはまた、参加者のテフィリンを着用しなかった側の腕の血流も測定しました。

「サイトカイン」は、細胞から放出、分泌された小さなタンパク質で、心臓に炎症を引き起こし、否定的な衝撃を与えることがあり得る特殊なタンパク質です。
「単球」は、骨髄の中で生み出され、身体の各体内組織へと血液中を遊走する一種の免疫細胞で、血管外に出て遊走先の体内組織内でマクロファージ(貪食細胞)になり、微生物をとり囲み、殺し、また、体外からの異物を摂取し、死んだ細胞を取り除き、免疫反応を高めることが知られています。
すでに、幾つかの大集団調査から、非正統派ユダヤ教徒の男性に比べると、ほとんど毎日テフィリンを着用する正統派ユダヤ教徒の男性のほうが心臓疾患での死亡率が低いことが明らかになっていましたが、今回の研究で、十三歳以上のユダヤ人男性は、安息日と主要なユダヤ人の休日を除き、ほとんど毎日の原則で、朝の祈りのためにテフィリンを着用していることから、テフィリンの使用が、虚血事前調整の効果を起こすことに関連していると、結論づけられたのです。
➪テフィリンについて『一人で学べる出エジプト記』(文芸社)p106 参照

祈りの間、祈り手は座ったり立ったりを繰り返すので、腕の回りのひもを締め直さなければならないほどで、最初にテフィリンは利き腕ではない側の二頭筋と前腕のまわりにかなりきつく巻かれ、連続的におよそ三十分間着用されることになります。
ルビンシュタイン博士は、腕にひもを結びつけることと着用者がしばしば報告する不快感が「事前調整」の一形態として機能し、急性虚血再灌流障害(心臓の一区画から酸素が奪われ、再び酸素が与えられるとき、止まっていた血流の復帰に際して起こる障害)に対するかなりの程度の保護になっているかもしれないという点に気づいたのです。
「保護が起こる方法の一つは、痛みを通してで、痛みを感じるということは、実は事前調整の刺激なのです。我々は、長短に関わらず、テフィリンを着用している人の血流にかなり肯定的な影響が記録されているのを発見しました。心臓疾患に対する比較的良い結果に関連づけられたのです」、「毎日テフィリンを着用している男性たちのほうが、循環するサイトカインが少ない結果が得られました。血流は、毎日テフィリンを着用している男性たちのほうが良いというだけでなく、研究の一環として、たった一度着用しただけの場合も、すべての参加者の血流が着用後改善されたことが分かったのです」と、博士は語りました。

長い間、研究者は動物モデルで小さな心臓発作を誘発することによって、虚血事前調整の研究をし、それが、動物を未来に起こり得るもっと重い心臓発作から保護することが分かっていました。これと同じ原則で、人の身体の一部で部分的に血流がふさがれることが、身体のほかの部分で保護要因として機能し、起こり得る損傷を少なくする助けになることが、今回の研究で裏づけられたのです。
「人がいつ心臓発作に襲われるかを知るすべはないので、事前調整はほとんど不可能ですが、しかし、テフィリンがほぼ毎日の原則で着用されるなら、実際、保護を提供することになるかもしれないのです」と、博士は、聖書に基づいた明るい見通しを語っています。

この保護は、通常テフィリンを着用しない正統派ユダヤ教徒の女性には見つかっていません。女性は通常、そのような儀礼的戒めから免除されていますが、大部分の女性がイスラエルの例祭に参加していることから、女性に対しても、テフィリン着用への奨励の声は上がっているようです。しかし、中には、「異性装(男性の女装、女性の男装)」に対する聖書の禁止令を重視する人たちもいるようで、実際、この禁止令は、女性がタリート(ユダヤ教の礼拝時、男性が着用する布製の肩掛け)や、テフィリンを着用することを防止するものであると教える解説付き律法翻訳もあるのです。
しかし、大多数の人たちは、異性装の禁止令はスタイルや外観のために着られる衣類だけにあてはまるもので、テフィリンのような儀礼の項目に適用されるものではないとの見解に立っているようです。

最後に、シンシナティ大学の研究はまだ規模が小さく、長期に亘る研究はまだなされていないので、さらなる研究が必要であると、ルビンシュタイン博士は研究発表を締めくくりました。


#278: WAKE UP AND BE PREPARED FOR A TIME OF CLARIFICATION

WAKE UP AND BE PREPARED FOR A TIME OF CLARIFICATION

Rabbis and students of Torah take the rise of anti-semitism as a sign of the end times, the days of "final redemption" by their Messiah

For Zion’s sake I will not keep silent, for Jerusalem’s sake I will not remain quiet, till her vindication shines out like the dawn, her salvation like a blazing torch. The nations will see your vindication, and all kings your glory; you will be called by a new name that the mouth of the LORD will bestow. You will be a crown of splendor in the LORD’s hand, a royal diadem in the hand of your God. No longer will they call you Deserted, or name your land Desolate. But you will be called Hephzibah, and your land Beulah; for the LORD will take delight in you, and your land will be married. As a young man marries a young woman, so will your Builder marry you; as a bridegroom rejoices over his bride, so will your God rejoice over you. I have posted watchmen on your walls, Jerusalem; they will never be silent day or night. You who call on the LORD, give yourselves no rest, and give him no rest till he establishes Jerusalem and makes her the praise of the earth.
The LORD has sworn by his right hand and by his mighty arm: “Never again will I give your grain as food for your enemies, and never again will foreigners drink the new wine for which you have toiled; but those who harvest it will eat it and praise the LORD, and those who gather the grapes will drink it in the courts of my sanctuary.”
Pass through, pass through the gates! Prepare the way for the people. Build up, build up the highway! Remove the stones. Raise a banner for the nations. The LORD has made proclamation to the ends of the earth: “Say to Daughter Zion, ‘See, your Savior comes! See, his reward is with him, and his recompense accompanies him.’” They will be called the Holy People, the Redeemed of the LORD; and you will be called Sought After, the City No Longer Deserted.         ISAIAH 62.

The passage quoted above is one of the prophecies about the future of Jerusalem in God’s plans where Jerusalem will be the city of God in the last days when the kingdom of God comes to the earth. The new will emerge from the old but it will be completely different from the old. The glorious city of Zion, i.e., Jerusalem will be ‘called by a new name’ and ‘the Holy People, the Redeemed of the LORD’ gathered in from all nations as well as from Israel will inhabit there. 
The passage depicts that when the promised Messiah, the Redeemer comes, His people will no longer be plundered and exploited by their enemies. Instead, the city will be filled with the redeemed, holy and righteous people and the whole earth will be full of joy.
We, living in the last great era of human history, are now beginning to see what Isaiah prophesied with confidence and clarity. Year after year, anti-semitic incidents such as the recent massacre at the Tree of Life synagogue in Pittsburgh of the US, in 27th Oct., are on the increase worldwide. Rabbis and bible-believing Jews are starting to connect such anti-semitic trend worldwide with the “end of days” or the days of “final redemption” by their Messiah. In this way, they are able to see the positive in what is going on now because they believe in God, His promises and prophecies written in the Hebrew Bible, i.e., the Old Testament.
Rabbi Shimon Apisdorf is one of them. According to an article, he claims that if anti-semitism is a tool to help Jewish people find deeper significance in their role, it would send out a positive message about the end of days in the aftermath of the tragedy of the synagogue massacre. He describes it as follows:
It’s coming about through an incredibly horrific event, but a real thing that’s coming about is that tons of non-Jews are coming to identify with a Jewish message. 
He also claims that the rise in anti-semitism in general, and the Pittsburgh massacre specifically, has brought about a connection of human beings one to another, despite their differences, which is a core Jewish message to the world, and that we all need to see one another as being created in the image of God. 
Rabbi Apisdorf and others also point out another spiritual significance of the rise in anti-semitism; that Jewish national endurance in the face of anti-semitism comes from the Torah and belief in God. A student of Torah who has named anti-semitism “a wake-up call” warns the Jewish people and the world about the blindness of the vast majority of them to what is happening today in the world.


While the general public is spiritually sleeping, there is a small group of autistic young men in Jerusalem who are claiming to hear from God. According to an article, one of those who is gifted with the power of prophecy and have for several years attracted attention of many, warns that the difficult times preceding Messiah are very near, i.e., the Messiah is about to be revealed. 
The most recent message given by him was published on the website, Ki La’Hashem Melucha, a Hebrew language website dealing with Jewish mysticism and the end-of-days. The young man, having transmitted his messages via facilitated communication (FC), a technique that has been in use since at least 1985 as a way of communicating with those who cannot speak normally, put it:
Most people don’t want to understand that we are near the end …The Messiah is about to be revealed but we have to undergo something very difficult first. God is going to destroy two-thirds of the world. Don’t think this is going to be due to a nuclear war, though that may be part of it. Man can’t destroy the world. Only God, who created the world, can destroy it. 
After referring to a star, which is in a prophecy written in the “Zohar”, the basis for Jewish mysticism, which states; ‘in the end of days, astronomical phenomena, including a war between seven stars, will be seen from earth’, he also mentions that another process essential to the end of days would be “a clarification”, to what each individual belongs is to be clarified. He would have meant by it, that own faith expression in Yahweh is to be required. 
He also describes how to prepare for them:
The only way to save ourselves is full confidence in God. …Even if you have a bunker, weapons, food, and water…for a few years, it will not help you if you do not do teshuvah (repentance). And if you do teshuvah, God will take care of you: food, water, electricity and all that is needed. …like when the Jews left Egypt. … as the plagues did not harm the Am Yisrael, the Jews will not suffer.

While FC is not necessarily universally accepted as means to carry out a right of the free will, it is worth noting that the “Zohar” states the special prophetic ability of shotim, who is described in rabbinic literature not as ‘fools’, but as a person with distinctive lack of social functioning, in whose classification autistic people would be included. The “Zohar” reads:
Before disaster and destruction happens to some nation, Heaven announces this throughout the whole world, and sometimes this is transmitted to shotim. 



第277号   申命記18:9-22

ハロウィンとは?

神はご自分の民イスラエルに、「わたしの民は知識がないので滅ぼされる」と警告された。この世には、見かけは純真でも、実は有害な出来事がたくさんある。ふさわしい知識は、不必要、不用心に暗闇の世界に引き込まれ、災いに遭うことから、私たちを守ってくれる…

あなたの神、主があなたに与えようとしておられる地に入ったとき、あなたは、その異邦の民の忌み嫌うべき慣わしをまねてはならない。あなたのうちに、自分の息子、娘に火の中を通らせる者、占いをする者、卜者、まじない師、呪術者、呪文を唱える者、霊媒をする者、口寄せ、死者に伺いを立てる者があってはならない。これらのことを行う者はみな、主が忌み嫌われるからである。これらの忌み嫌うべきことのゆえに、あなたの神、主はあなたの前から彼らを追い払われるのである。あなたは、あなたの神、主のもとで全き者でなければならない。
確かに、あなたが追い払おうとしているこれらの異邦の民は、卜者や占い師に聞き従ってきた。しかし、あなたの神、主はあなたがそうすることを許さない。あなたの神、主はあなたのうちから、あなたの同胞の中から、私のような一人の預言者をあなたのために起こされる。あなたがたはその人に聞き従わなければならない。これは、あなたがホレブでのあの集まりの日に、あなたの神、主に求めて、「私の神、主の御声は二度と聞きたくありません。私は死にたくありません」と言ったことによるものである。それで主は私に言われた。「彼らの言ったことはもっともだ。わたしは彼らの同胞のうちから、彼らのためにあなたのような一人の預言者を起こして、彼の口にわたしのことばを授ける。彼はわたしが命じることすべてを彼らに告げる。わたしの名によって彼が告げる、わたしのことばに聞き従わない者があれば、わたしはその人に責任を問う。ただし、預言者であっても、わたしが告げよと命じていないことを、不遜にもわたしの名によって告げたり、あるいは、ほかの神々の名によって告げたりする者がいるなら、その預言者は死ななければならない。」あなたが心の中で「私たちは主が語られたのではないことばを、どのようにして知ることができるだろうか」というような場合、預言者が主の名によって語っても、そのことが起こらず、実現しないなら、それは主が語られたのではない。その預言者が不遜にもそれを語ったのである。彼におびえることはない。                       申命記18:9-22(新改訳2017)

今年も古代ケルト人の祭りハロウィンが近づき、この世はオレンジのカボチャのランタン、グッズ、魔女、お化けなどの仮装で、若者や子どもを呼び込む商戦たけなわです。
日本では年を追うごとに、ハロウィン行事が定着しつつありますが、人々はクリスマス同様、祭りに関わっている背後の霊や由来には全く無頓着なようです。ハロウィンはカトリック教会公認ということもあってか、一般的には悪霊を追い払う祭りとして肯定的にみなされているようですが、果たしてそのように無邪気な仮装祭でしょうか。

神は、御言葉に耳を傾けず、我が道を行く民イスラエルに
わたしの民は知識がないので滅ぼされる。(ホセア書4:6)
と警告されましたが、いつの時代も、真相を知れば、深入りする前に関わりを断ち切ることによって身を守ることができるのに、知らないために悪に従事し、滅びに向かっている人々は多いのです。

最初に、ハロウィンは、ちまたで間違った情報が流れているようですが、キリスト信仰とは関係なく、そのことは聖書に、異端の慣習に関わることへの警告こそあれ、このような祭りに全く言及されていないことから明らかです。キリスト信仰との顕著な違いは、死を克服して永久の生命に甦られたキリストを信じる信仰が「生命」に焦点を置くのに反し、ハロウィンは「死」に焦点を置く魔女の祭りであることに見られます。墓、悪魔、魔女、暗闇が祭りの主体であるハロウィンは、明らかなように、悪霊を追い払うどころか、悪霊の支配者、悪魔を崇拝する妖術の世界に門戸を開く魔女や悪霊どもの宗教祭なのです。

この事実を知るまでは、仮装パーティーに加わったり、キャンディーをもらうために近隣の家々を「いたずらか、お菓子か?」の合言葉で巡り歩き、この祭りに参与してきた人たちは、子どもから大人まで、実際には暗闇の力、悪魔のだましに知らないで加担してきたのです。しかし、ハロウィンについての正しい知識を知った信徒には、悪から離れる決断が迫られます。

パウロは、岐路に立たされた信徒に、ヘブル語(旧約)聖書の掟を引用して、
不信者と、つり合わないくびきをともにしてはいけません。正義と不法に何の関わりがあるでしょう。光と闇に何の交わりがあるでしょう。キリストとベリアルに何の調和があるでしょう。信者と不信者が何を共有しているでしょう。神の宮と偶像に何の一致があるでしょう。私たちは生ける神の宮なのです。神がこう言われる通りです。『わたしは彼らの間に住み、また歩む。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。それゆえ、彼らの中から出て行き、彼らから離れよ。―主は言われる― 汚れたものに触れてはならない。(コリント人第二6:14-17)
と、キリスト信仰に生きる者の明確な原則に言及し、警告しています。

「不信者」とは、キリストを知らず、受け入れていない未信者のことではなく、不信仰に陥っている信徒、神から離れてしまった、すなわち、ベリアル(悪魔)に関わっている者の意です。申命記13:13では、人々を迷わせる「よこしまな者」と訳され、詩篇101:3では「卑しいこと」と訳されているヘブル語が「ベリアル」で、パウロはコリント人第二10:14-21で、信徒に偶像礼拝との完全な断ち切りを命じています。

キリストを受け入れ、信仰告白し、聖別されこの世から分かたれた信徒は、決してこの世の道に戻ってはいけないのです。

動物が同じ道、方向に歩むための「くびき」は、同じ価値と目標を持つことによる密接な関係の象徴です。キリストにくみし、キリストのものとなった信徒は、キリストの本質と聖さに調和しないものとは何であれ、関わってはいけないのです。人の霊的状態は生活様式に反映されますから、どのような行為に従事するかで、
その人の関わりが神なのか悪魔なのかが明白になります。

次に、この世の祭り、慣習、行事に携わるとき、キリスト者が考慮すべき指標は「そのことを通して神に栄光を帰すことになるかどうか」という点です。もし、福音、神の国の教えをこの世に広めることができるなら、この世の行事に参与することは、御言葉
あなたがたは世の光です…あなたがたの光を人々の前で輝かせなさい。人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようになるためです。(マタイ5:14-16)
にかなったことと思われます。

明らかなように、ハロウィンは神ではなく、悪魔に栄光を与える祭りですから、一切関わるべきではないと結論づけることができますが、昨今、西欧のキリスト者の間では、「お菓子をくれなければ、いたずらするぞ」というこの祭りの性質を、御言葉伝授の機会にしようとの試みがなされてきているようです。家々にやって来る子どもたちに、お菓子ではなく、御言葉の小冊子、この世の真の光イエス・キリスト、とこしえのマナ(生命の糧)を与えるというものです。

同じアイデアは、12月25日のクリスマスを、この世に救い主イエス・キリストを伝える好機として最大限に用いることにも反映されています。12月25日はイエス・キリストの降誕日ではありませんが、この特定の日に御子の誕生を祝い、プレゼントを分かち合う慣習がこの世に定着し、今や、クリスマスの意味を知らない人がいないほどまでに、むしろこの世の祭りとして人々は祝っています。このときこそ、人々を教会礼拝に招くチャンスとして、キリスト教会はクリスマスを教会暦の最大行事に位置づけているのです。

キリスト教会では、多くの既存の教派に加えて、昨今、魅力的な賛美と奇蹟、癒やし、預言をはじめ、超自然的なわざやしるしを通して人々を魅了している「新使徒改革派教会」が急成長していますが、既存のすべての教派をも含め、カルトか否かの指標は、各教会の教え、目標が書かれた神の言葉『聖書』の主張と一致しているかどうか、語られている説教が旧新約両聖書の正しい解釈に基づいているかどうかの吟味にあります。
書かれた神の言葉『聖書』は真理で、真理は不変なので、後世、新しい啓示が示され、従来の掟や教えが取り除かれたり、書き替えられたりして無効になることはあり得ないことと、イエス・キリストご自身と初代教会の使徒たちが語った福音が判断の指標になります。

今私たちが生きている時代は、すべての領域でだましが横行しているので、偽りを見抜くには、欺く者の策略に通じることではなく、真理を知っていることが不可欠です。創造者の御旨への入り口であり、敵から私たちの心(魂)を守る『聖書』は聖霊の働きによって初めて理解できる書なので、聖書の正しい解釈は、キリストの真の信徒に開かれている特権なのです。

冒頭に引用した聖書箇所は、魔法、妖術、占いにふけり、魔女や魔術師に伺いを立てるのがならわしであったカナン人の地にイスラエルの民が入植する直前に、神がモーセを通して魔法、妖術、オカルト的な手段に一切関わってはいけないことを訓戒、警告されたくだりです。
神の民が陥りやすかった大きな過ちは、神の助けを間違った手段で求めることでした。この世の目には魅力的で、一見、有効、有力な効果をもたらすように見えるオカルト的手法による奇蹟、しるしは神が忌み嫌われることで、必ず有害であることが後に判明するので、神は最初から一切関わってはいけないと、命じられたのでした。

興味深いことに、この文脈でモーセは来るべきメシヤ、―モーセの役割を担う預言者― 来臨の預言を告げています。この預言は、キリストご自身と使徒ペテロと殉教者ステパノが認めたように、全人類の救い主イエス・キリストにおいて成就したのでした。
人々が聞きたい予言を求めて、オカルト的手法に伺いを立てるようになり、偽預言者が横行する終末の時代、神は、モーセがイスラエルの民に啓示を取り次いだように、新約の時代到来を告げる真の預言者なるメシヤを送ると、約束されたのでした。真の預言者は神の召名に従い、自分の説教ではなく、代弁者として神の言葉をそのまま告げる者です。

また聖書によれば、預言者の真偽を見分ける主な指標は➀「真の預言者」は神に選ばれ、遣わされる、➁御前に「しもべ/奴隷」として仕える、➂神から聞いて語った言葉は実現しなければならない、➃書かれた神の掟に尊厳を払う、の四点です。

諸宗教や、ニュー・エイジ、サイエントロジー等の新興宗教はみなその信憑性を強調しますが、これらの教えは聖書やキリストの教えの要素を多分に取り入れている一方で、独自の教義を立証する歴史的な書物が何もない上、それらの預言的メッセージは上記の指標を満たしていないのです。

聖書に顕された神、キリストが達成されたこと、聖霊による聖書の解き明かしを通してのみ、人は生命に連なる知識に至るのです。

#277: IMPORTANCE OF TUNING OUR HEARTS IN ON GOD IN OUR PERILOUS LAST DAYS

IMPORTANCE OF TUNING OUR HEARTS IN ON GOD IN OUR PERILOUS LAST DAYS

We always need to tune our hearts to God’s voice through His Spirit as the following miraculous rescue testifies.

After we had torn ourselves away from them, we put out to sea and sailed straight to Kos. The next day we went to Rhodes and from there to Patara. We found a ship crossing over to Phoenicia, went on board and set sail. After sighting Cyprus and passing to the south of it, we sailed on to Syria. We landed at Tyre, where our ship was to unload its cargo. We sought out the disciples there and stayed with them seven days. Through the Spirit they urged Paul not to go on to Jerusalem. When it was time to leave, we left and continued on our way. All of them, including wives and children, accompanied us out of the city, and there on the beach we knelt to pray. After saying goodbye to each other, we went aboard the ship, and they returned home.
We continued our voyage from Tyre and landed at Ptolemais, where we greeted the brothers and sisters and stayed with them for a day. Leaving the next day, we reached Caesarea and stayed at the house of Philip the evangelist, one of the Seven. He had four unmarried daughters who prophesied. After we had been there a number of days, a prophet named Agabus came down from Judea. Coming over to us, he took Paul’s belt, tied his own hands and feet with it and said, ‘The Holy Spirit says, “In this way the Jewish leaders in Jerusalem will bind the owner of this belt and will hand him over to the Gentiles.”’ When we heard this, we and the people there pleaded with Paul not to go up to Jerusalem.  Then Paul answered, ‘Why are you weeping and breaking my heart? I am ready not only to be bound, but also to die in Jerusalem for the name of the Lord Jesus.’ When he would not be dissuaded, we gave up and said, ‘The Lord’s will be done.’        ACTS 21:1-14.

We are living in terrible times in the last days, when
People will be lovers of themselves, lovers of money, boastful, proud, abusive, disobedient to their parents, ungrateful, unholy, without love, unforgiving, slanderous, without self-control, brutal, not lovers of the good, treacherous, rash, conceited, lovers of pleasure rather than lovers of God – having a form of godliness but denying its power.  (2Tim.3:1-5)
and when the removing of what can be shaken – that is, created things – so that what cannot be shaken may remain  (He.12:27).
What is taking place worldwide now indicates the fulfilment of biblical prophecies. 

On 28th September this year, a 7.5magunitude earthquake hit Palu, Indonesia, which brought terrible consequences, with the death toll and number of casualties increasing by the day. Above all, a group of 86 children studying at a Bible camp was reported missing, with only 35 bodies being found, was a heart-tearing tragedy. It makes us wonder why our all knowing, almighty God would not have chosen to rescue them but such events seem to be characteristic of the latter days we live in. 

However, God has also demonstrated His utmost will to save people through a spirit-filled man who had tuned in to the Holy Spirit. The following article tells of a miracle amidst the horror of the tsunami which accompanied the earthquake, in which a pilot saved his 140 passengers from certain death by taking off from the very epicentre of the disaster 3 minutes ahead of schedule.
Captain Ricosetta Mafella of Batik Air revealed why his plane took off three minutes earlier than its scheduled flight time from Palu Airport. According to the reports, from what he shared with a church congregation in Jakarta, Captain Mafella had been feeling uneasy all day long. He felt so disturbed that he sang worship songs the whole flight from Ujung Pandang to Palu. His Muslim Co-Pilot even jestingly suggested he could make a CD of worship songs.
“Usually I only hum, but that day I wanted to praise the Lord as best I could,” he said. When they arrived in the skies above Palu Airport, he heard a voice in his heart telling him to circle again before landing. The airport is surrounded by two mountain ranges, and pilots have to be extra careful while landing. For this reason, he was reminded of Psalm 23:4 …
Fortunately, they safely landed at Palu airport, but he had this feeling that he needed to hurry. So he led the crew to take a 20 minute break and depart for Jakarta via Ujung Pandang again. He felt an urgency inside that he even requested to leave 3 minutes ahead of schedule. After the air controller from the Control Tower (Anthonius Gunawan Agung who sadly lost his life) granted him permission for an early take-off, they immediately set the pace.
He confessed that he broke the flight procedures and took over the co-pilot’s role just to speed up the plane in the process of take-off. He wondered why, but his hand kept on holding on to the lever. His co-pilot looked fearful when he brazenly did this as the plane’s body was strangely swaying left and right. Right then, unbeknownst to them, an earthquake had hit Palu.
Captain Mafella tried to communicate to the Control Tower several minutes later, but he received no response. To his shock, a peculiar phenomenon was happening below as he looked down. The sea water on the coast was forming a huge hole and the foundation of the seabed could be seen! When the plane arrived at Ujung Pandang, he heard the news that a tsunami had hit Palu. Moreover, the official in the control tower who he spoke to, had died shortly after he had made sure that the last plane had taken off safely before the earthquake hit.
Captain Mafella emphasized how crucial it is to be sensitive to the voice of God. According to his testimony, if he hadn’t taken off three minutes earlier, he would not have been able to save the 140 passengers, because the asphalt on the landing strip was moving up and down like a curtain blowing in the wind. He concluded his testimony with a vital lesson. He says that whatever happens we must be calm and avoid panic so that we can clearly hear God’s instructions coming to us through the Holy Spirit.
In the midst of this chaos in Palu, Indonesia, we can learn a great lesson from the testimony of Captain Mafella. Also, our prayers go out to the families of the victims. We pray that the Holy Spirit would comfort them in their grief and that God would provide for all who have lost their homes. (godtv.com)

The passage quoted from Acts at the beginning often divides opinions regarding Paul’s decision of going to Jerusalem despite repeated prophetic utterances. Paul’s determination to go resulted in him being rolled up in a serious situation there. 
In a nut shell, it would be safe to say as a principle, that those words uttered by people should be taken as warnings such as ‘Get ready with determination!’ but not prohibitions such as ‘You must not go!’ Thus, Paul’s decision of going to Jerusalem was not wrong, rather his inner voice of the Spirit must have urged him to do so. 
But later when the Lord clearly commanded him: ‘Leave Jerusalem immediately’ (Acts 22:18, :21), Paul obeyed His instruction by applying it to “that particular time” but not as a life-long prohibition. 

Bible-believing Christians know that we are in the midst of ‘time for judgment to begin with the family of God… hard for the righteous to be saved’ (1Pe.4:17-18), and so we always need to tune our hearts to God’s voice through His Spirit as Captain Mafella emphasised in his testimony.

フレデリックの手紙:2018年10月2日

ブルンジでの宣教

厳しい国家情勢下で、ブルンジの教会指導者の養成のため、聖書に基づく神学、解釈論、説教学、カウンセリングほかの指導に当たっているフレデリック兄のため、お祈りください

10月2日

フルダミニストリーの皆さま

お便りをありがとうございました。
主の御名によってご挨拶します。

私たちは主のための伝道活動で忙しくしています。
しかしすでに財政難に陥っている政府は外国の全非政府組織の活動を三ヶ月の間、停止させています。どうか、今にも窒息させられそうな人々のためにお祈りください。

私たちは引き続き我が国ブルンジの教会指導者の能力をアップするためECLEA(東アフリカにある教会指導者のための教育養成)の教材を使って訓練、養成をしています。この教材はジョナサン・メン氏によるもので、グーグルで検索すれば、その内容を知ることができます。

この教材の大部分は私たちの言語に翻訳されており、私はキルンジ語への翻訳を担当しました。私たちはこの国の四箇所でセンターを持っており、そこで教会指導者の教育訓練を行っています。

ご参考までに下記は私がすでにキルンジ語に訳した教材です。
1.聖書的執事職
2.聖書的神学
3.聖書的解釈
4.教会:宣教、目的、本質
5.聖書的カウンセリング
6.テモテへの手紙第一
7.黙示録
8.終末論
9.イスラム教とキリスト教
10.聖書の解説的説教
11.結婚と子育て
12.赦しと和解

以上が、受講生が卒業までに学ぶべき科目です。

皆さまのお祈り、サポートを引き続き宜しくお願い致します。

主にあって
フレドリック ハレリマナ


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第276号   申命記30章

生誕九百年後の今日も多大な栄光を与え続けている「イスラエルの残りの者」、中世のラビで卓越した医師マイモニデス

国家、国土、原語喪失後、千九百年も後に国家として復興した唯一の民イスラエルの不思議
私があなたの前に置いた祝福とのろい、これらすべてのことがあなたに臨み、あなたの神、主があなたをそこへ追い散らしたすべての国々の中で、あなたが我に返り、あなたの神、主に立ち返り、私が今日あなたに命じるとおりに、あなたも、あなたの子どもたちも、心を尽くし、いのちを尽くし、御声に聞き従うなら、あなたの神、主はあなたを元どおりにし、あなたをあわれみ、あなたの神、主があなたを散らした先の、あらゆる民の中から、再びあなたを集められる。たとえ、あなたが天の果てに追いやられていても、あなたの神、主はそこからあなたを集め、そこからあなたを連れ戻される。あなたの神、主はあなたの先祖が所有していた地にあなたを導き入れ、あなたはそれを所有する。主はあなたを幸せにし、先祖たちよりもその数を増やされる。あなたの神、主は、あなたの心と、あなたの子孫の心に割礼を施し、あなたが心を尽くし、いのちを尽くして、あなたの神、主を愛し、そうしてあなたが生きるようにされる…
まことに、私が今日、あなたに命じるこの命令は、あなたにとって難しすぎるものではなく、遠くかけ離れたものでもない。これは天にあるわけではないので、「だれが私たちのために天に上り、それを取って来て、私たちが行えるように聞かせてくれるのか」と言わなくてよい。また、これは海のかなたにあるわけではないので、「だれが私たちのために海のかなたに渡り、それを取って来て、私たちが行えるように聞かせてくれるのか」と言わなくてよい。まことに、みことばは、あなたのすぐ近くにあり、あなたの口にあり、あなたの心にあって、あなたはこれを行うことができる…
私は今日、あなたがたに対して天と地を証人に立てる。私は、いのちと死、祝福とのろいをあなたの前に置く。あなたはいのちを選びなさい。あなたもあなたの子孫も生き、あなたの神、主を愛し、御声に聞き従い、主にすがるためである。まことにこの方こそあなたのいのちであり、あなたの日々は長く続く。あなたは、主があなたの父祖、アブラハム、イサク、ヤコブに与えると誓われたその土地の上に住むことになる。                               申命記30章(新改訳2017)

申命記には、イスラエルの民が約束の地カナンに入る直前、モーセがモアブの草原で語った説教がまとめられています。
モーセはまず、民のカナン征服を前提に、その地で神が樹立される神権国家の概要に触れ、民の信仰とヤーウェ神への従順を奨励、神から祝福される人生、生命の道を選ぶようにと語り、次に、背信と異教の偶像崇拝への堕落を強い語調で警告し、神の民に不従順の結果下る懲らしめ、呪いの道、滅びを決して選ばないようにと、神の約束を何度も銘記させたのでした。
申命記28-30章は、イスラエル史が先取りされて、モーセの時代の後はるか後世に起こることになる捕囚、国家崩壊、国外四散に言及されているため、神の完全な予知能力、預言を信じない学者たちの間で「高等批評」の対象になっている箇所です。

30章は呪いの先に広がる復興の眺望で、神の御旨に忠実であったイスラエルの残りの者は、異邦人の残りの者とともに、栄光あるメシヤの御国で契約の神の支配下に戻されること、旧約時代の復興をひな型とした来たるべき究極的な復興が予見されています。一言でいえば、神の贖いのご計画は、不忠実な神の民、イスラエルの堕落のゆえに挫折させられることなく、究極的に神の側で成就させられるのです。
西暦七十年、エルサレム陥落で国を失ったユダヤ人は全世界に四散され、1948年に国家が復興されるまで、まさに呪いの状態に置かれてきました。
主があなたを追いやられる先の、あらゆる民の間で、あなたは恐怖のもと、物笑いの種、なぶりものとなる。(申命記28:37)
を地で行くユダヤ人の放浪の歴史は文字通り呪いの成就でした。

聖地をイスラム教諸国から奪還するために派遣された十一世紀から十三世紀にかけての十字軍によって、多くのユダヤ人共同体が絶滅され、数えきれないユダ人が虐殺され、1348年から1350年にかけてヨーロッパで大流行した黒死病では、ユダヤ人が根拠なく訴えられ、何千人もが焼死刑に処されたのでした。1492年にはスペインのキリスト教による異端審問で、ユダヤ人は全員国外退去が命じられ、隠れユダヤ人であったコロンブスも国外脱出の大航海に出帆せざるを得なかったのです。
1881年には、ロシアでユダヤ人大虐殺(ポグロム)が波状的に発生、第一次世界大戦時まで続いたのでした。ポグロムをかろうじて逃れた何十万人ものユダヤ人は新天地を求め、東ヨーロッパに留まったのでしたが、皮肉にも、全ユダヤ人の最悪の悲劇、ナチスによるユダヤ人大虐殺(ホロコースト)に巻き込まれることになったのです。1933年から1945年にかけて、ヨーロッパのユダヤ人は、アウシュヴィッツ強制収容所ほかの収容所で、強制労働に駆り立てられ、挙句の果ては、処刑場「ガス室」で殺害されたのでした。六百万から七百万人ものユダヤ人が、ただ神の選びの民ユダヤ人であるという理由で殺害されたのです。
世界中の多くの民族の間で、神との契約の民という唯一の特権にあずかったユダヤ人が神の御旨に応えないなら
もしあなたがこの書物に記されている、このおしえのすべてのことばを守り行わず、この栄光に満ちた恐るべき御名、あなたの神、主を恐れないなら…かつて、主があなたがたを幸せにし、あなたがたを増やすことを喜ばれたように、主は、あなたがたを滅ぼしあなたがたを根絶やしにすることを喜ばれる。あなたがたは、あなたがたが入って行って所有しようとしている地から引き抜かれる。(申命記28:58-63)
が、神の預言的メッセージでした。書物に記されているとは、すでに神が顕された啓示、神の御旨への言及で、届かない高い天やはるか海のかなたに隠されているものではないので、神に従う心のある者はだれでも理解し、守ることができるのです。
29-30章は条約形式でまとめられた「パレスチナ契約」、―出エジプト後紅海を渡った直後、ミデヤンの地で民との間に結ばれた「シナイ契約」の更新―ですが、「天と地」(30:19)という修辞的表現で、契約の真の証人である神が関与しておられることが明らかです。

世界の多くの民族の中で絶滅の危機に瀕した人々はユダヤ人だけではありませんが、生きて働かれる真の神が贖いのご計画の下でユダヤ人を選ばれたという証拠はいろいろな面で見られます。
人類史上、自国から捕囚で外地に連れ去られ、長期に亘って国家としての存在と言語を失った後、再び同一の国土に戻り、古来独自の言語に戻され、国家として復興した民族はユダヤ人、イスラエル国家以外にないのです。これは通常の人類史観では説明できない現象で、最も偉大な歴史家の一人アーノルド・トインビーは、著書『歴史の研究』の中で二十六文明の興亡を追跡し、「文明は興り滅びる、二度と再興することはない」という歴史観を打ち立てたのですが、卓越した歴史家もイスラエル史を説明することはできませんでした。
イスラエルは何度も何度も興亡を繰り消しながら生き延び、国家、国土、原語喪失後、千九百年も後に国家として復興した唯一の民なのです。神の約束を考慮する余地のなかったトインビーには不可解に終わったイスラエル史は、旧新約両聖書を唯一真の神の啓示の書として信じる者には、神の民イスラエル、国家、国土、ヘブル語が神の約束通りに完全な復興を見、決して滅びることがないと確信できるのです。
預言者エレミヤはこのことを、現行の天体が滅びないかぎり、イスラエルが絶えることはないと預言し、メシヤの時代到来の文脈の中で、イスラエルを選ばれた神の御旨が、イスラエルを通して全世界が真の神に立ち返ることであることを明確にしています。
今日、イスラエル国家が存在することは、聖書が真理の書であることの証拠でもあるのです。

ヘブル語で書かれたヘブル語(旧約)聖書の注釈には、ラシーに並びラムバムがよく登場します。十二世紀にスペイン南部コルドバに生まれたユダヤ人哲学者でトーラ(モーセ五書)学者のラビ、マイモニデス(通称ラムバム)は、天文学、医学にも貢献し、九百年後の今日に至るまで多大な影響を及ぼしている「イスラエルの残りの者」に数えられる卓越した神の人です。
今日と違って、MRIやCTスキャン、X線、抗生物質、アスピリンなど解熱剤、血圧計はおろか、体温計さえもなかった中世、ラムバムは病気よりむしろ患者を全体的に治療し、日常生活における節度節制と疾病予防に尽力した優れた医師でもありました。
ラムバムはユダヤ人にイスラム教を押しつける過激なイスラム教徒の迫害を逃れ、スペインからモロッコへ、さらにエジプトに移り、人生の最後の十年間、カイロのスルタン(イスラム教国君主)に宮廷医師として仕え、医学と患者に献身し、喘息、毒と解毒、痔と消化、同棲と健康増進についてなど十巻もの印象的な医学誌をアラビア語で書き、アラビア語、シリア語、ギリシャ語、スペイン語、ペルシャ語、ベルベル語の薬物名の用語集も書いたのでした。
ラムバムが臨床に携わってから九百年後の今日、医学は目覚ましく進歩したにもかかわらず、中世に書かれた彼の医学誌が英語に翻訳され、医学生の指導、医師を鼓舞する上で多大な影響を与え続けていることは驚くべきことです。
イスラエルと海外のユダヤ人医師たちは、世界中の医師たちに読まれている、医学を確立した古代ギリシャの医師「ヒポクラテスの誓い」ではなく、「マイモニデスの誓い」を唱えているとのことですが、聖書の教えに則ったその内容は愛と謙遜に満ち、感動的です。

永久の神よ、汝は汝の生き物の生命と健康を見守るために私を任命されました。私をいつも医術に対する私の愛で働かせてください。貪欲や物惜しみや、栄光や高い評判への渇望のいずれにも、私の心を従事させないでください。真理と慈善の敵は簡単に私を欺き、汝の子らに良いことをする私の高尚な目標を忘れさせることができるので……おお、神よ。汝は汝の生き物の生命と死を見守るために私を任命されました。私はここにおります。私の職務に対し用意ができています。今、私は私の召名に応えます。
には、神を畏れ、神と神の造られた全人類に利他的に献身したラムバムの信念「自分自身の民族を助けるだけでは十分ではない」と、彼の視点「知識は恩恵を受けることができるすべての人と共有するためにある」が反映されています。     ➪記事の詳細(邦訳)はここ

このマイモニデスの医学への多大な貢献のゆえに八十年前イスラエル共和国樹立の十年前にハイファに建てられた病院は「ラムバム」と名づけられ、今日、イスラエル北部で最大、最先端を行く病院とのことで、オンラインのオープン-アクセス医学ジャーナル (https://www.rmmj.org.il) は、「イスラエルの残りの者」ラムバムの意を受け継ぎ、最先端の医学知識情報を無料で提供しているのです。

生誕九百年後の今日も世界を鼓舞するマイモニデス、―ユダヤ人医師で哲学者でトーラ学者― の生涯

生誕九百年後の今日も世界を鼓舞するマイモニデス、―ユダヤ人医師で哲学者でトーラ学者― の生涯 

マイモニデスの感動的な生涯 

2018年9月

通称ラムバムこと、マイモニデス、―ラビ、モーゼ(モシェ)・ベン・マイモーン―
マイモニデスは、ほぼ九百年前にスペインのコルドバで生まれて以来、ユダヤ人の思想、トラーの/律法研究、天文学、医学に多大な影響を及ぼしてきた。

ヘブル語(旧約)聖書の注釈者として、通称ラムバムの名でよく登場。
中でも創世記やヨブ記の天体や大自然、人の生態などに関する聖句の解釈に造詣が深かったマイモニデスが、その生涯を神と、異邦人をも含めた助けを必要としている人々に献身的に尽くしたことを、彼の生誕九百年祭の記事で知った。
神の真の証人としてのマイモニデスの利他的な歩みは感動的であった。
生涯を通して神の掟に忠実であったマイモニデスを神が大きく祝福され、中世の医師たちのレベルをはるかに超えた洞察を彼に与えられたことが、彼の言動、思考、視点の端々からうかがえる。
自ら、ディアスポラ(ユダヤ人の国外四散)の苦境に置かれながら、神と人々を愛し、生涯を献身したユダヤ人医師、マイモニデスの生涯の証しの片鱗をご紹介しよう。

多大な医学的遺産

中世の哲学者であり医師でもあったラビ、マイモニデスは、MRI や CT スキャン、X線、アスピリン、抗生物質、血圧計はおろか、温度計でさえ発明の数世紀前に、病気よりもむしろ患者を全体的アプローチで治療し、節度節制と疾病予防に力を入れた、卓越した医師であった。
➪備考5(下記)

この偉大なる賢人は、特に彼の人生の最後の十年間、カイロのスルタン(イスラム教国君主)に宮廷医師として仕え、医学と患者に献身し、喘息、毒と解毒、痔と消化、同棲と健康増進についての医学誌を含む十巻の印象的な作品をアラビア語で書き、また、アラビア語、シリア語、ギリシャ語、スペイン語、ペルシャ語、ベルベル語の薬物名の用語集も書いた。イスラエルと海外のユダヤ人医師たちは、世界中の医師たちに読まれている「ヒポクラテスの誓い」ではなく、マイモニデスが作った「医師の宣誓」を唱えている。

マイモニデスの宣誓
永久の神よ、汝は汝の生き物の生命と健康を見守るために私を任命されました。
私をいつも、医術に対する私の愛で働かせてください。
貪欲や物惜しみ/けちや、栄光や高い評判への渇望のいずれにも、私の心を従事させないでください
真理と慈善の敵は簡単に私を欺き、汝の子らに良いことをする私の高尚な目標を忘れさせることができるので。
私が患者を、苦痛のさ中にある仲間の生き物として以外の何ものとしても見ることが決してありませんように。
私が取得したものをいつも修正し、いつもその領域を拡張するために、私に強さ、とき、機会を与えてください。
なぜなら、知識は測り知れず、人の霊は、毎日それ自体が新しい要求で豊かになるべく、無期限に広がることができるので。
人は今日、昨日の間違いを発見することができ、明日、今日確信していると思っていることに新しい光を得ることができるので。
おお、神よ。汝は汝の生き物の生命と死を見守るために私を任命されました。
私はここにおります。私の職務に対し用意ができています。
今、私は私の召名に応えます。

➪備考1
✶世界中どこであれ、戦地であろうと被災地であろうと、災いが起こると率先して医師団を送り出し、先端医科学、工学を駆使して人命救助に当たるイスラエル。全世界に赴くユダヤ人医師の献身を動機づけているのは、まさに「マイモニデスの宣誓」である
✶神の掟を守り、神の御旨に従って自らをささげる「神の奴(ぬ)僕(ぼく)」の従順さが、「イスラエルの残りの者」には見られる
➞詩篇40:6-8、新約聖書では、ヘブル人10:5-14ほか

英訳された『モーゼ・マイモニデスと医学の実践』

医学はマイモニデスが臨床に携わって以来、九世紀の間に驚くべき進歩を遂げたにもかかわらず、マイモニデスの医学誌はほぼ五十年近くかけて英語に翻訳され、『モーゼ・マイモニデスと医学の実践』と呼ばれる本が、フレッド・ロズナー教授、サミュエル・コテク教授、ケネス・コリンズ教授によって書かれ、編集され、数年前に医学生を指導し、医師を鼓舞するためにハイファで出版された。

マイモニデスは、ユダヤ人にイスラム教を押しつけることを目指した過激なイスラム教徒から逃れるため、家族と一緒にスペインからモロッコへ行き、後にエジプトに移り、そこで亡くなった。彼の遺体はガリラヤ湖のほとりのティベリアに埋葬された。

マイモニデス自身は規則正しく、かつ、バランスの取れた食事を提唱したが、彼はスルタンの宮殿で医師として懸命に働いたので、夜、自宅があった宮殿に近いフォスタトの町に着いたときには、疲れ果て、空腹状態なのが常であった。
そのことを彼は、「私は、控室がいつも異邦人とユダヤ人でいっぱいなのを見たものだ…私は彼らを癒やすために診療室に行き、彼らの病気の処方箋を書いた…夕刻まで…そして、私は極めて憔悴していた」と書いた。
学者の中には、マイモニデスが医師として終わりのない仕事のために働きすぎ、健康が低下し、時期尚早の死を迎えたことをほのめかす者たちが少なからずいた。

マイモニデスは、宝石証人であった兄弟デイヴィッドが海で亡くなった後、三十七歳のとき医業に就いた。彼は、自分自身と自分の家族に加え、亡くなった兄弟の妻と甥を養うための収入が必要であった。中世のラビは、専門職として医学を確立した古代ギリシャの医師ヒポクラテスと、著名なグレコ・ローマの医師、外科医であり哲学者であったガレノスから医学と解剖学について多くを学んだ。

➪備考2
✶兄弟が死亡した場合、モーセの掟では、「買い戻しの権利のある近親者」が、残された兄弟の妻子の面倒を見ること、―「夫の兄弟としての義務」を果たす役割― が義務づけられていた
➞申命記25:5-10

『ヘブル語聖書』に裏づけられたマイモニデスの卓越した医学知識

マイモニデスはほとんど手術に言及しなかったが、患者の病気を治療するために非常によく、植物、―果物と野菜の両方― を論じた。ダイオウ(ルバブ)のように、ある植物は、身体から有害な体液を一掃するために用いられた。他方で、他の植物は、偏頭痛、喘息、咳や便秘の治療に用いられた。
マイモニデスが収集/採集した薬草には、ディル、フェンネル、フェヌグリーク、ヒソップ、ビートジュース、ホウ砂、セロリ、シナモン、花梨(かりん)、サフラン、ゴマ、甘草と松の実があった。

➪備考3
✶モーセの掟は身体を傷つけること、切ることを禁じていることから、できれば身体にメスを入れる外科手術は避けたほうがよいと考えられる
➞レビ記19:26-28、21:5
✶聖書は「癒やす植物」に言及している
➞創世記9:3、エゼキエル書47:12

マイモニデスは、喘息に空気の質が関連していることを理解していた。
また、瀉血(シャケツ)は、治療としてアラブの医師によって一般的に使用されていたが、マイモニデスはそれが危険である可能性を悟り、その使用に注意を促した。

➪備考4
✶聖書には至るところで、血の取り扱いに対する警告が記されている
➞レビ記17:10-12 血は生命、19:16 血を流してはならない、7:26-27 血を食べることの禁止、創世記9:5-6 要求される血の値、ヘブル人9:22 血は生命の本質、罪は生命を奪う
✶瀉血(シャケツ)とは、症状の改善を求める治療法の一つで、患者の血を抜くことが繰り返された

十二世紀にマイモニデスが観察を通して理解していた栄養と生活様式の議論は、今日にも関連している。マイモニデスは、私たちが呼吸する空気をきれいに保つことについて、また、適切な食事療法を守り、「感情、運動、睡眠と排泄を規則正しくすること」について多くを書いた。
マイモニデスは喘息の心身医学的側面と病気に対する全体的なアプローチを指摘さえした。
ちょうどアレクサンドリアからカイロに移り、より良い空気で喘息が改善され、マイモニデスは「人々は極度な寒さや暑さのときや、食べた直後に運動してはいけない」と書いた。

➪備考5
✶マイモニデスは、そのときそのときの症状の緩和に努める「対症療法」ではなく、患者の症状、疾患の原因に目を留め、その根本原因を取り除くため、心を含む身体全体を治療の対象とした「原因療法」を心がけたと思われる
✶聖書では、人の病の根本原因は自分自身の罪である
➞申命記28:58-59、詩篇34:15-22ほか、新約聖書では、ぺテロ第一2:24(イザヤ書53:1-5)キリストによる贖罪がもたらした癒やし

健全な食生活、生活習慣の奨励

よく知られていたように、マイモニデスは人々に、食べ飽きるほどになってようやく食卓から立ち上がるような飽食をしないようにと促した。また、全粒穀物のほうが白い小麦粉より消化がよい、また、「ぶ厚い肉」は消化のため「胃に負担をかける」ので避けるべきであると、助言した。彼は、家禽だけでなく、小さな塩水魚をも勧めたが、大量の魚を消費することは支持しなかった。それは明らかに、当時冷蔵庫がなかったので、魚は塩漬けで保たれており、その魚を彼は健康を促進しないと判断したからのようである。
マイモニデスは、簡単に消化されるということで乳製品を勧めたが、乳製品は「頭痛に苦しむ人には有害」と考えた。彼は、果物と野菜を定期的な日常食物として摂取することと、食後、すでに消化が始まって二時間ほど経ったころ、冷たい水を飲むことを強く支持した。

ラムバム病院創立八十周年記念

マイモニデスは全部で十二巻の医学専門誌を書いた、その中には『毒とその解毒に関する医学誌』、『喘息に関する医学誌』、『痔に関する医学誌』、『薬物名の用語集』、『同棲に関する医学誌』が含まれる。マイモニデスの医学誌は、後世、アジア、アフリカ、ヨーロッパの医学研究の礎となり、今日も驚くべき関与を及ぼしている。このように、マイモニデスの医学への多大な貢献のゆえに、八十年前、イスラエル共和国樹立の十年前にハイファに建てられた病院が彼に因み、「ラムバム」と名づけられたことはふさわしいことであった。

今日、イスラエル北部で最大、最先端を行くこの「ラムバム」病院の創立八十周年記念は、とりわけマイモニデスに関する記事の掲載で際立てられた。2010年に設立されたオンラインのオープン-アクセス医学ジャーナル (https://www.rmmj.org.il)、ラムバム・マイモニデス医学雑誌(RMMJ)上に掲載されたこの記念記事は、病院の局長ラファエル・ベヤー教授、ジャーナル編集長、ラムバム医療センターの新生児科医のシュラガ・ブレザー教授、ジャーナル准編集長のカール・スコレキー教授、腎臓病の専門家で、テクニオン-イスラエル工科大学分子医学研究室長らによって書かれた。

その記事の中で、マイモニデスは「自身の民族と信仰のゆえに迫害を経験し、控えめに言っても、すべてにおいて彼が表した気質とは全く相反する国民の間に亡命する身となった」と、著者たちは書いた。しかし、「自身のコミュニティで非常に尊敬されたマイモニデスは、自分自身の民族を助けるだけでは十分ではないと、信じていた。彼の働きと生涯は、著名なアラブ人とイスラム教徒の哲学者、科学者、医師に多大な影響を与えた。彼の著作は多くの言語に翻訳され、我々が今日知っているように、ユダヤ教にも永続的な影響を与えた。彼の視点は簡単、―知識は恩恵を受けることができるすべての人と共有するためにある― というものであった。」

➪備考6
✶マイモニデスの人生の基盤は『ヘブル語聖書』にあった
➞ミカ書6:8、 申命記6:4-9、 箴言2:10-11、箴言1:7、箴言11:25ほか
➞新約聖書:ヘブル人13:16、コリント人第二8:1-15 パウロ、コリントの教会の人々に、信仰、御言葉伝授、知識、熱心、愛、恵みのわざ(施し、献金)にあふれるようにと奨励


上述の記事には、この医学ジャーナルが最新医学について世界中の医師に知らせるだけでなく、それを読んだ医師の生命をも実際救ったということが記されている。
ある医師は南アメリカの高地を旅行していて、気分が優れなかった。彼は自分の症状が急性山岳病であること気づいたが、彼はどのような治療が必要かを思い出すことができなかった。
医療や医療コンサルタントからははるかに遠い僻地、しかし、コンピュータが近くにある、そこで、彼は妻に、この症状についての良い記事を見つけ購入するよう頼んだ。彼女はインターネット検索を行ない、検索の結果、先端医療記事が利用可能なサイト「RMMJ」を見つけ、しかも無料で購読できることに驚いた。その医師は記事を読むために支払う必要は全くなく、三千メートルを超える高度の旅先で妻が彼にサイト上の記事を読んで聞かせ、おかげで彼は、自分の症状にぴったりの必要事項を見つけることができ、旅の残りを快適で健康な休養のときにすることができたのであった。
感動した医師は家に戻るや、「RMMJ」に感謝のメールを送った。だれでも必要な人が無料で利用できるように開設されたサイトでこの記事を自由に入手できたことをどんなに感謝しているかを分かったのであった。

知識は生命を救う

「これは『知識がいかに生命を救うことができるか』のほんの一例である。人生を変える影響は、すべての医療専門家が達成したいと願っていることである」と、ベヤー教授、ブレザー教授、スコレキー教授は締めくくった。
マイモニデスは、彼の視点を共有、実践している後世の後継者の存在を知って、間違いなく喜ぶことであろう。

➪備考7
知恵、知識を求めること、すなわち、神ご自身、神からの賜物の重要さを聖書は語っている
ダニエル書2:21、詩篇119:66、伝道者の書7:12、列王記第一3:5-12ほか
➞ホセア書4:6「わたしの民は知恵がないので滅ぼされる。あなたが神のおしえを忘れたので、わたしもまた、あなた(イスラエル)の子らを忘れる」


#276: ISRAELIS ARE ONE OF THE HAPPIEST PEOPLE IN THE WORLD DESPITE ORDEALS

ISRAELIS ARE ONE OF THE HAPPIEST PEOPLE IN THE WORLD DESPITE ORDEALS

An extraordinary title of the sermon: 'How to Destroy the Jewish People' attracted a great interestfrom a provincial nwspaper to a local rabbi...

This is the word that came to Jeremiah from the Lord: ‘This is what the Lord, the God of Israel, says: “Write in a book all the words I have spoken to you. The days are coming,” declares the Lord, “when I will bring my people Israel and Judah back from captivity[a] and restore them to the land I gave to their ancestors to possess,” says the Lord.’ …
‘The days are coming,’ declares the LORD, ‘when I will make a new covenant with the people of Israel and with the people of Judah.  It will not be like the covenant I made with their ancestors when I took them by the hand to lead them out of Egypt, because they broke my covenant, though I was a husband to them,’ declares the LORD.  ‘This is the covenant that I will make with the people of Israel after that time,’ declares the LORD. ‘I will put my law in their minds and write it on their hearts. I will be their God, and they will be my people.  No longer will they teach their neighbour, or say to one another, “Know the LORD,” because they will all know me, from the least of them to the greatest,’ declares the LORD. ‘For I will forgive their wickedness and will remember their sins no more.’
This is what the LORD says, he who appoints the sun to shine by day, who decrees the moon and stars to shine by night, who stirs up the sea so that its waves roar –the LORD Almighty is his name: ‘Only if these decrees vanish from my sight,’ declares the LORD, ‘will Israel ever cease being a nation before me.’  This is what the LORD says: ‘Only if the heavens above can be measured and the foundations of the earth below be searched out will I reject all the descendants of Israel because of all they have done,’ declares the LORD.      JEREMIAH30:1-3, 31:31- 37.

I have recently come across a rather surprising title of a sermon: 
‘How to Destroy the Jewish People’. According to a certain article, the guest evangelist started his message with the following statement: ‘Today I want to tell you how to destroy the Jewish people’. Sitting among the congregation of this special meeting was a local rabbi, who was prepared to hear an anti-Semitic message. 
The preacher led the people to Jeremiah’s prophecies on the ultimate restoration of both Israel (the northern kingdom) and Judah (the southern kingdom) under the new covenant, as quoted at the beginning of this letter. After reading the text, the preacher called the congregation’s attention to the last three verses, vs.35-37, and emphasised the everlasting nature of God’s covenant with Israel. 

He put it:
The covenant was permanent. It was immutable, irrevocable, and unchangeable. Israel’s perpetuity was inexorably linked to the perpetuity of the physical ordinances of the sun, moon, stars, and Earth. If these ordinances disappear, then Israel will disappear. But as long as they remain, Israel will remain. “So, you want to know how to destroy the Jewish people?” the preacher asked with a flourish. “I will tell you. But first, you must be able to pluck the sun, moon, and stars from their celestial positions and make them disappear forever; measure the distance from one end of the heavens to the other [something modern scientists can’t even do]; burrow into the very core of the earth and measure the distance you have bored. And if you can accomplish these three tasks, only then will you be able to eliminate forever the children of Israel from their long existence on planet Earth” (Emphasis added). 

Jeremiah prophesied in a rhetorical way that Israel will never cease to exist as a nation before the LORD. The preacher’s point was that destroying the Jewish people is simply impossible.

Recently again, the tide of anti-Semitism is rising after the Holocaust and Jews living in Europe are said to be increasingly fearful. According to the EU Agency for Fundamental Rights in 2016, 48% of French Jews were considering emigrating because of anti-Semitism. 
In September 2018, according to a survey for the Jewish Chronicle, 40% of British Jews said that they would seriously consider emigrating if Labour Leader Jeremy Corbyn became Prime Minister, as he is associated with anti-Semites and was even criticised by a Labour MP for having referred to Hamas and Hezbollah as ‘friends’ back in 2009. 

More and more Jewish people all over the world are now returning to Israel, leaving the nations where their forefathers lived for hundreds of years as their homes after the diaspora. However, God’s ultimate purpose is to regather and restore them to their own land, Israel, before the Messiah returns, as Jeremiah and many other Old Testament prophets predicted: 
“For I will take you out of the nations; I will gather you from all the countries and bring you back into your own land.  I will sprinkle clean water on you, and you will be clean; I will cleanse you from all your impurities and from all your idols.  I will give you a new heart and put a new spirit in you; I will remove from you your heart of stone and give you a heart of flesh.  And I will put my Spirit in you and move you to follow my decrees and be careful to keep my laws.  Then you will live in the land I gave your ancestors; you will be my people, and I will be your God (Ezek.36:24- 28).

In this respect, what is currently happening to Israel is an act of God. At present, almost half of world’s Jews are said to be living in Israel.

According to international surveys, Israelis have been judged to be the 11th- most happy population, ahead of the US and many other advanced and richer countries, which sounds reasonable for a nation that is God’s chosen people and witness. As an explanation of this happiness, Dr. Eyal Doron concluded his findings as follows
There is an interesting connection between Israelis’ sense of personal control over their lives and their level of happiness, and also a link between education and happiness. He puts it:
One of the means to improve our level of happiness is our ability to improve the sense of control over what is happening in our lives. 
The very strong family unit in Israel surely contributes to the happiness, and those who volunteer and help others are happier. Many studies, including this one, have found that the elderly are happier than young people through life experience.



メアリー・ジェインの手紙 : 2018年9月16日

水耕栽培、グリーンハウス設置の課題

9月16日

フルダミニストリーの皆さま

小包と私の誕生日カードが届きました。
本当にありがとうございました。
ビスケットは私の娘と彼女のいとこに分け、スナックはリクと伝道所/農園で働いている少年たちにおすそ分けしました。
カーデガンは私と娘にぴったりのサイズです。ジッパー付きのカーデガンは少し小さめなのでダニーのお母さんと彼の妹にクリスマスプレゼントとして送ろうと思います。

バナナ大農園

バナナプランテーションについてですが、ザンバレスとナブクロドにバナナの苗木を植えました。私の見るところ、ナブクロドのアエタ部族のほうが、根っからの農民で、バナナ栽培に熱心なような気がします。

ナブクロドのアエタ部族は農産物を売る以外に生計を立てる手立てがありませんが、ザンバレスのアエタ部族はゴーヤなどの栽培のほか、6月〜12月の半年間はみやげ物を作り、それを売って収入を得られるので、今ひとつ、バナナ栽培に身が入っていないように思えます。
ですから私はザンバレスのアエタ部族に、収穫が季節によって制限されるゴーヤなどの農産物栽培の替わりに、もっと管理が容易なバナナ栽培を主とするように話したいと思っています。この結果についてはまたご報告します。

水耕栽培とグリーンハウス設置

私はまた水耕栽培に伴うグリーンハウス設置を考えています。費用は通常農法よりかかりますが、この方が天候による影響が少ないからです。この点については私自身がもっとセミナーに参加したり、訓練を積まなければならないと思っています。祈っていく必要がありますので、どうぞ執り成しをお願いいたします。

再びお礼を申し上げます。神さまだけが皆さまがたの愛、祈り、支援に応えてくださいます。

多くの愛をこめて   メアリー ジェイン

メアリー・ジェインの手紙 : 2018年9月15日

台風22号

9月15日

フルダミニストリーの皆さま

e-mailをありがとうございました。
台風22号がフィリピンに近づいているので、伝道所/農園の豚を頑丈な屋根の屋内に入れたり、トマトを水耕栽培にしたりして忙しくその備えをしていました。
私は台風準備を済ませて、昨日、伝道所/農園から母の家に戻りました。
私たちや多くの熱心なキリスト者は猛烈台風22号がフィリピンに上陸する前に消えて無くなってしまうように祈りましたが、今朝15日は暴風雨となり、多くの木々が根こそぎ倒れ、たった一晩の雨でブラカンの多くの地域が浸水しました。

先月地震のあったルソン郡の一帯は土砂崩れが起きました。
主は、今この地を揺り動かしておられます。そしてそのことを通して私たちの信仰が極限までに試されています。

多くの若い世代のキリスト者は幸せを謳歌して歌ったり、踊ったり楽な生活を送っていますが、周りで何が起こっているかを真剣に観察してはいません。残念ながら私の兄弟やその妻たち家族はそのような生活を送っています。
私は彼らを見て時々苛立たしくなるのですが、彼らは皆、教会のいうことに従うばかりで、キリストご自身がお手本を示されたような生活をしていません。悲しいことです。
しかし私は、彼らにこの世の終わりが近いことを話そうと思っています。

さてミニストリーについてですが、今日、パンパンガのナブクロドに行く予定でしたが台風のため訪問をキャンセルしました。

ミニストリーに新しい局面が開かれました!

良いことがあります。それはマニー・アスペレクと協働できるようになったことです。彼は昔YWAMの役員を務め、私は彼と2012年に知り合いとなりました。彼は、十年前から農業に従事し、彼の妻と十六年前に孤児院を開きました。
今後はナブクロドのアエタ部族に農具を買うことを彼が手伝ってくれることになります。

そればかりか、彼と彼のチームが混合ではなく、遺伝子組換えでもない、次世代に亘って受け継がれていく有機農作物の種の発芽からその植え付け、育成、収穫までをアエタ部族に教え、訓練してくれるのです。

私は9月22日にナブクロドを訪問する予定にしており、そのときに彼らに農具を与え、有機種子についてのセミナーを開く計画です。

私はまた、2014年12月にキリストに導いたWWOOfer(ウーファー、有機農作業を手伝う人)の日本人男性と再度コンタクトを取るつもりです。
また日本の安全、リバイバル/霊の覚醒のために祈ります。
FFNのメンバーだったカップルが家族でカナダに移り住んだことを彼らのface-bookで知りました。それぞれの場でミニストリーがなされることを祈ります。
多くの愛を込めて メアリー ジェイン

Yさんの証し その28

台風に続き北海道での地震、これらを通して主が必死に語りかけておられるのでしょうか

犠牲者の方々のご冥福、心に深い傷を負われた被災者・遺族の皆さま、そして日夜懸命の救助活動を行う皆さまに祈りを重ねます

9月9日(日)


月報をありがとうございました。
日本はまだまだ暑い日が続いていると聞いております。主が皆さまの心を支え、癒され、どうか皆さまをあらゆる艱難からお守りくださいますように。

職場でのクァハール!


毎週水曜の昼休みに30分(12.30-13.00)ですが、職場のキリスト者の同僚が集まり(3-6人)、聖書の勉強、体験談を交えた祈りの会を続けています。飲食もせず、昼休みの一部を利用して、自発的に小さな会議室に集まっております。
英国での祈りの家、家の教会クァハール(קהל Qahal)として、大切に守り育んでまいりたいと思います。

今年は9月9日、日曜日の日没から10日の日没までが、Rosh Hashanahロシュ・ハシャナで、ユダヤ暦の新たな年5779年が始まります。

どうか5779年が愛と励ましに満ちた目ざめの一年でありますように。
主イエス・キリストの恵みと平和が皆さまの上に豊かに注がれ続けますように。