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フレデリックの手紙:2018年10月2日

ブルンジでの宣教

厳しい国家情勢下で、ブルンジの教会指導者の養成のため、聖書に基づく神学、解釈論、説教学、カウンセリングほかの指導に当たっているフレデリック兄のため、お祈りください

10月2日

フルダミニストリーの皆さま

お便りをありがとうございました。
主の御名によってご挨拶します。

私たちは主のための伝道活動で忙しくしています。
しかしすでに財政難に陥っている政府は外国の全非政府組織の活動を三ヶ月の間、停止させています。どうか、今にも窒息させられそうな人々のためにお祈りください。

私たちは引き続き我が国ブルンジの教会指導者の能力をアップするためECLEA(東アフリカにある教会指導者のための教育養成)の教材を使って訓練、養成をしています。この教材はジョナサン・メン氏によるもので、グーグルで検索すれば、その内容を知ることができます。

この教材の大部分は私たちの言語に翻訳されており、私はキルンジ語への翻訳を担当しました。私たちはこの国の四箇所でセンターを持っており、そこで教会指導者の教育訓練を行っています。

ご参考までに下記は私がすでにキルンジ語に訳した教材です。
1.聖書的執事職
2.聖書的神学
3.聖書的解釈
4.教会:宣教、目的、本質
5.聖書的カウンセリング
6.テモテへの手紙第一
7.黙示録
8.終末論
9.イスラム教とキリスト教
10.聖書の解説的説教
11.結婚と子育て
12.赦しと和解

以上が、受講生が卒業までに学ぶべき科目です。

皆さまのお祈り、サポートを引き続き宜しくお願い致します。

主にあって
フレドリック ハレリマナ


先回の「フレデリックの手紙、宣教報告」へ戻る

第276号   申命記30章

生誕九百年後の今日も多大な栄光を与え続けている「イスラエルの残りの者」、中世のラビで卓越した医師マイモニデス

国家、国土、原語喪失後、千九百年も後に国家として復興した唯一の民イスラエルの不思議
私があなたの前に置いた祝福とのろい、これらすべてのことがあなたに臨み、あなたの神、主があなたをそこへ追い散らしたすべての国々の中で、あなたが我に返り、あなたの神、主に立ち返り、私が今日あなたに命じるとおりに、あなたも、あなたの子どもたちも、心を尽くし、いのちを尽くし、御声に聞き従うなら、あなたの神、主はあなたを元どおりにし、あなたをあわれみ、あなたの神、主があなたを散らした先の、あらゆる民の中から、再びあなたを集められる。たとえ、あなたが天の果てに追いやられていても、あなたの神、主はそこからあなたを集め、そこからあなたを連れ戻される。あなたの神、主はあなたの先祖が所有していた地にあなたを導き入れ、あなたはそれを所有する。主はあなたを幸せにし、先祖たちよりもその数を増やされる。あなたの神、主は、あなたの心と、あなたの子孫の心に割礼を施し、あなたが心を尽くし、いのちを尽くして、あなたの神、主を愛し、そうしてあなたが生きるようにされる…
まことに、私が今日、あなたに命じるこの命令は、あなたにとって難しすぎるものではなく、遠くかけ離れたものでもない。これは天にあるわけではないので、「だれが私たちのために天に上り、それを取って来て、私たちが行えるように聞かせてくれるのか」と言わなくてよい。また、これは海のかなたにあるわけではないので、「だれが私たちのために海のかなたに渡り、それを取って来て、私たちが行えるように聞かせてくれるのか」と言わなくてよい。まことに、みことばは、あなたのすぐ近くにあり、あなたの口にあり、あなたの心にあって、あなたはこれを行うことができる…
私は今日、あなたがたに対して天と地を証人に立てる。私は、いのちと死、祝福とのろいをあなたの前に置く。あなたはいのちを選びなさい。あなたもあなたの子孫も生き、あなたの神、主を愛し、御声に聞き従い、主にすがるためである。まことにこの方こそあなたのいのちであり、あなたの日々は長く続く。あなたは、主があなたの父祖、アブラハム、イサク、ヤコブに与えると誓われたその土地の上に住むことになる。                               申命記30章(新改訳2017)

申命記には、イスラエルの民が約束の地カナンに入る直前、モーセがモアブの草原で語った説教がまとめられています。
モーセはまず、民のカナン征服を前提に、その地で神が樹立される神権国家の概要に触れ、民の信仰とヤーウェ神への従順を奨励、神から祝福される人生、生命の道を選ぶようにと語り、次に、背信と異教の偶像崇拝への堕落を強い語調で警告し、神の民に不従順の結果下る懲らしめ、呪いの道、滅びを決して選ばないようにと、神の約束を何度も銘記させたのでした。
申命記28-30章は、イスラエル史が先取りされて、モーセの時代の後はるか後世に起こることになる捕囚、国家崩壊、国外四散に言及されているため、神の完全な予知能力、預言を信じない学者たちの間で「高等批評」の対象になっている箇所です。

30章は呪いの先に広がる復興の眺望で、神の御旨に忠実であったイスラエルの残りの者は、異邦人の残りの者とともに、栄光あるメシヤの御国で契約の神の支配下に戻されること、旧約時代の復興をひな型とした来たるべき究極的な復興が予見されています。一言でいえば、神の贖いのご計画は、不忠実な神の民、イスラエルの堕落のゆえに挫折させられることなく、究極的に神の側で成就させられるのです。
西暦七十年、エルサレム陥落で国を失ったユダヤ人は全世界に四散され、1948年に国家が復興されるまで、まさに呪いの状態に置かれてきました。
主があなたを追いやられる先の、あらゆる民の間で、あなたは恐怖のもと、物笑いの種、なぶりものとなる。(申命記28:37)
を地で行くユダヤ人の放浪の歴史は文字通り呪いの成就でした。

聖地をイスラム教諸国から奪還するために派遣された十一世紀から十三世紀にかけての十字軍によって、多くのユダヤ人共同体が絶滅され、数えきれないユダ人が虐殺され、1348年から1350年にかけてヨーロッパで大流行した黒死病では、ユダヤ人が根拠なく訴えられ、何千人もが焼死刑に処されたのでした。1492年にはスペインのキリスト教による異端審問で、ユダヤ人は全員国外退去が命じられ、隠れユダヤ人であったコロンブスも国外脱出の大航海に出帆せざるを得なかったのです。
1881年には、ロシアでユダヤ人大虐殺(ポグロム)が波状的に発生、第一次世界大戦時まで続いたのでした。ポグロムをかろうじて逃れた何十万人ものユダヤ人は新天地を求め、東ヨーロッパに留まったのでしたが、皮肉にも、全ユダヤ人の最悪の悲劇、ナチスによるユダヤ人大虐殺(ホロコースト)に巻き込まれることになったのです。1933年から1945年にかけて、ヨーロッパのユダヤ人は、アウシュヴィッツ強制収容所ほかの収容所で、強制労働に駆り立てられ、挙句の果ては、処刑場「ガス室」で殺害されたのでした。六百万から七百万人ものユダヤ人が、ただ神の選びの民ユダヤ人であるという理由で殺害されたのです。
世界中の多くの民族の間で、神との契約の民という唯一の特権にあずかったユダヤ人が神の御旨に応えないなら
もしあなたがこの書物に記されている、このおしえのすべてのことばを守り行わず、この栄光に満ちた恐るべき御名、あなたの神、主を恐れないなら…かつて、主があなたがたを幸せにし、あなたがたを増やすことを喜ばれたように、主は、あなたがたを滅ぼしあなたがたを根絶やしにすることを喜ばれる。あなたがたは、あなたがたが入って行って所有しようとしている地から引き抜かれる。(申命記28:58-63)
が、神の預言的メッセージでした。書物に記されているとは、すでに神が顕された啓示、神の御旨への言及で、届かない高い天やはるか海のかなたに隠されているものではないので、神に従う心のある者はだれでも理解し、守ることができるのです。
29-30章は条約形式でまとめられた「パレスチナ契約」、―出エジプト後紅海を渡った直後、ミデヤンの地で民との間に結ばれた「シナイ契約」の更新―ですが、「天と地」(30:19)という修辞的表現で、契約の真の証人である神が関与しておられることが明らかです。

世界の多くの民族の中で絶滅の危機に瀕した人々はユダヤ人だけではありませんが、生きて働かれる真の神が贖いのご計画の下でユダヤ人を選ばれたという証拠はいろいろな面で見られます。
人類史上、自国から捕囚で外地に連れ去られ、長期に亘って国家としての存在と言語を失った後、再び同一の国土に戻り、古来独自の言語に戻され、国家として復興した民族はユダヤ人、イスラエル国家以外にないのです。これは通常の人類史観では説明できない現象で、最も偉大な歴史家の一人アーノルド・トインビーは、著書『歴史の研究』の中で二十六文明の興亡を追跡し、「文明は興り滅びる、二度と再興することはない」という歴史観を打ち立てたのですが、卓越した歴史家もイスラエル史を説明することはできませんでした。
イスラエルは何度も何度も興亡を繰り消しながら生き延び、国家、国土、原語喪失後、千九百年も後に国家として復興した唯一の民なのです。神の約束を考慮する余地のなかったトインビーには不可解に終わったイスラエル史は、旧新約両聖書を唯一真の神の啓示の書として信じる者には、神の民イスラエル、国家、国土、ヘブル語が神の約束通りに完全な復興を見、決して滅びることがないと確信できるのです。
預言者エレミヤはこのことを、現行の天体が滅びないかぎり、イスラエルが絶えることはないと預言し、メシヤの時代到来の文脈の中で、イスラエルを選ばれた神の御旨が、イスラエルを通して全世界が真の神に立ち返ることであることを明確にしています。
今日、イスラエル国家が存在することは、聖書が真理の書であることの証拠でもあるのです。

ヘブル語で書かれたヘブル語(旧約)聖書の注釈には、ラシーに並びラムバムがよく登場します。十二世紀にスペイン南部コルドバに生まれたユダヤ人哲学者でトーラ(モーセ五書)学者のラビ、マイモニデス(通称ラムバム)は、天文学、医学にも貢献し、九百年後の今日に至るまで多大な影響を及ぼしている「イスラエルの残りの者」に数えられる卓越した神の人です。
今日と違って、MRIやCTスキャン、X線、抗生物質、アスピリンなど解熱剤、血圧計はおろか、体温計さえもなかった中世、ラムバムは病気よりむしろ患者を全体的に治療し、日常生活における節度節制と疾病予防に尽力した優れた医師でもありました。
ラムバムはユダヤ人にイスラム教を押しつける過激なイスラム教徒の迫害を逃れ、スペインからモロッコへ、さらにエジプトに移り、人生の最後の十年間、カイロのスルタン(イスラム教国君主)に宮廷医師として仕え、医学と患者に献身し、喘息、毒と解毒、痔と消化、同棲と健康増進についてなど十巻もの印象的な医学誌をアラビア語で書き、アラビア語、シリア語、ギリシャ語、スペイン語、ペルシャ語、ベルベル語の薬物名の用語集も書いたのでした。
ラムバムが臨床に携わってから九百年後の今日、医学は目覚ましく進歩したにもかかわらず、中世に書かれた彼の医学誌が英語に翻訳され、医学生の指導、医師を鼓舞する上で多大な影響を与え続けていることは驚くべきことです。
イスラエルと海外のユダヤ人医師たちは、世界中の医師たちに読まれている、医学を確立した古代ギリシャの医師「ヒポクラテスの誓い」ではなく、「マイモニデスの誓い」を唱えているとのことですが、聖書の教えに則ったその内容は愛と謙遜に満ち、感動的です。

永久の神よ、汝は汝の生き物の生命と健康を見守るために私を任命されました。私をいつも医術に対する私の愛で働かせてください。貪欲や物惜しみや、栄光や高い評判への渇望のいずれにも、私の心を従事させないでください。真理と慈善の敵は簡単に私を欺き、汝の子らに良いことをする私の高尚な目標を忘れさせることができるので……おお、神よ。汝は汝の生き物の生命と死を見守るために私を任命されました。私はここにおります。私の職務に対し用意ができています。今、私は私の召名に応えます。
には、神を畏れ、神と神の造られた全人類に利他的に献身したラムバムの信念「自分自身の民族を助けるだけでは十分ではない」と、彼の視点「知識は恩恵を受けることができるすべての人と共有するためにある」が反映されています。     ➪記事の詳細(邦訳)はここ

このマイモニデスの医学への多大な貢献のゆえに八十年前イスラエル共和国樹立の十年前にハイファに建てられた病院は「ラムバム」と名づけられ、今日、イスラエル北部で最大、最先端を行く病院とのことで、オンラインのオープン-アクセス医学ジャーナル (https://www.rmmj.org.il) は、「イスラエルの残りの者」ラムバムの意を受け継ぎ、最先端の医学知識情報を無料で提供しているのです。

生誕九百年後の今日も世界を鼓舞するマイモニデス、―ユダヤ人医師で哲学者でトーラ学者― の生涯

生誕九百年後の今日も世界を鼓舞するマイモニデス、―ユダヤ人医師で哲学者でトーラ学者― の生涯 

マイモニデスの感動的な生涯 

2018年9月

通称ラムバムこと、マイモニデス、―ラビ、モーゼ(モシェ)・ベン・マイモーン―
マイモニデスは、ほぼ九百年前にスペインのコルドバで生まれて以来、ユダヤ人の思想、トラーの/律法研究、天文学、医学に多大な影響を及ぼしてきた。

ヘブル語(旧約)聖書の注釈者として、通称ラムバムの名でよく登場。
中でも創世記やヨブ記の天体や大自然、人の生態などに関する聖句の解釈に造詣が深かったマイモニデスが、その生涯を神と、異邦人をも含めた助けを必要としている人々に献身的に尽くしたことを、彼の生誕九百年祭の記事で知った。
神の真の証人としてのマイモニデスの利他的な歩みは感動的であった。
生涯を通して神の掟に忠実であったマイモニデスを神が大きく祝福され、中世の医師たちのレベルをはるかに超えた洞察を彼に与えられたことが、彼の言動、思考、視点の端々からうかがえる。
自ら、ディアスポラ(ユダヤ人の国外四散)の苦境に置かれながら、神と人々を愛し、生涯を献身したユダヤ人医師、マイモニデスの生涯の証しの片鱗をご紹介しよう。

多大な医学的遺産

中世の哲学者であり医師でもあったラビ、マイモニデスは、MRI や CT スキャン、X線、アスピリン、抗生物質、血圧計はおろか、温度計でさえ発明の数世紀前に、病気よりもむしろ患者を全体的アプローチで治療し、節度節制と疾病予防に力を入れた、卓越した医師であった。
➪備考5(下記)

この偉大なる賢人は、特に彼の人生の最後の十年間、カイロのスルタン(イスラム教国君主)に宮廷医師として仕え、医学と患者に献身し、喘息、毒と解毒、痔と消化、同棲と健康増進についての医学誌を含む十巻の印象的な作品をアラビア語で書き、また、アラビア語、シリア語、ギリシャ語、スペイン語、ペルシャ語、ベルベル語の薬物名の用語集も書いた。イスラエルと海外のユダヤ人医師たちは、世界中の医師たちに読まれている「ヒポクラテスの誓い」ではなく、マイモニデスが作った「医師の宣誓」を唱えている。

マイモニデスの宣誓
永久の神よ、汝は汝の生き物の生命と健康を見守るために私を任命されました。
私をいつも、医術に対する私の愛で働かせてください。
貪欲や物惜しみ/けちや、栄光や高い評判への渇望のいずれにも、私の心を従事させないでください
真理と慈善の敵は簡単に私を欺き、汝の子らに良いことをする私の高尚な目標を忘れさせることができるので。
私が患者を、苦痛のさ中にある仲間の生き物として以外の何ものとしても見ることが決してありませんように。
私が取得したものをいつも修正し、いつもその領域を拡張するために、私に強さ、とき、機会を与えてください。
なぜなら、知識は測り知れず、人の霊は、毎日それ自体が新しい要求で豊かになるべく、無期限に広がることができるので。
人は今日、昨日の間違いを発見することができ、明日、今日確信していると思っていることに新しい光を得ることができるので。
おお、神よ。汝は汝の生き物の生命と死を見守るために私を任命されました。
私はここにおります。私の職務に対し用意ができています。
今、私は私の召名に応えます。

➪備考1
✶世界中どこであれ、戦地であろうと被災地であろうと、災いが起こると率先して医師団を送り出し、先端医科学、工学を駆使して人命救助に当たるイスラエル。全世界に赴くユダヤ人医師の献身を動機づけているのは、まさに「マイモニデスの宣誓」である
✶神の掟を守り、神の御旨に従って自らをささげる「神の奴(ぬ)僕(ぼく)」の従順さが、「イスラエルの残りの者」には見られる
➞詩篇40:6-8、新約聖書では、ヘブル人10:5-14ほか

英訳された『モーゼ・マイモニデスと医学の実践』

医学はマイモニデスが臨床に携わって以来、九世紀の間に驚くべき進歩を遂げたにもかかわらず、マイモニデスの医学誌はほぼ五十年近くかけて英語に翻訳され、『モーゼ・マイモニデスと医学の実践』と呼ばれる本が、フレッド・ロズナー教授、サミュエル・コテク教授、ケネス・コリンズ教授によって書かれ、編集され、数年前に医学生を指導し、医師を鼓舞するためにハイファで出版された。

マイモニデスは、ユダヤ人にイスラム教を押しつけることを目指した過激なイスラム教徒から逃れるため、家族と一緒にスペインからモロッコへ行き、後にエジプトに移り、そこで亡くなった。彼の遺体はガリラヤ湖のほとりのティベリアに埋葬された。

マイモニデス自身は規則正しく、かつ、バランスの取れた食事を提唱したが、彼はスルタンの宮殿で医師として懸命に働いたので、夜、自宅があった宮殿に近いフォスタトの町に着いたときには、疲れ果て、空腹状態なのが常であった。
そのことを彼は、「私は、控室がいつも異邦人とユダヤ人でいっぱいなのを見たものだ…私は彼らを癒やすために診療室に行き、彼らの病気の処方箋を書いた…夕刻まで…そして、私は極めて憔悴していた」と書いた。
学者の中には、マイモニデスが医師として終わりのない仕事のために働きすぎ、健康が低下し、時期尚早の死を迎えたことをほのめかす者たちが少なからずいた。

マイモニデスは、宝石証人であった兄弟デイヴィッドが海で亡くなった後、三十七歳のとき医業に就いた。彼は、自分自身と自分の家族に加え、亡くなった兄弟の妻と甥を養うための収入が必要であった。中世のラビは、専門職として医学を確立した古代ギリシャの医師ヒポクラテスと、著名なグレコ・ローマの医師、外科医であり哲学者であったガレノスから医学と解剖学について多くを学んだ。

➪備考2
✶兄弟が死亡した場合、モーセの掟では、「買い戻しの権利のある近親者」が、残された兄弟の妻子の面倒を見ること、―「夫の兄弟としての義務」を果たす役割― が義務づけられていた
➞申命記25:5-10

『ヘブル語聖書』に裏づけられたマイモニデスの卓越した医学知識

マイモニデスはほとんど手術に言及しなかったが、患者の病気を治療するために非常によく、植物、―果物と野菜の両方― を論じた。ダイオウ(ルバブ)のように、ある植物は、身体から有害な体液を一掃するために用いられた。他方で、他の植物は、偏頭痛、喘息、咳や便秘の治療に用いられた。
マイモニデスが収集/採集した薬草には、ディル、フェンネル、フェヌグリーク、ヒソップ、ビートジュース、ホウ砂、セロリ、シナモン、花梨(かりん)、サフラン、ゴマ、甘草と松の実があった。

➪備考3
✶モーセの掟は身体を傷つけること、切ることを禁じていることから、できれば身体にメスを入れる外科手術は避けたほうがよいと考えられる
➞レビ記19:26-28、21:5
✶聖書は「癒やす植物」に言及している
➞創世記9:3、エゼキエル書47:12

マイモニデスは、喘息に空気の質が関連していることを理解していた。
また、瀉血(シャケツ)は、治療としてアラブの医師によって一般的に使用されていたが、マイモニデスはそれが危険である可能性を悟り、その使用に注意を促した。

➪備考4
✶聖書には至るところで、血の取り扱いに対する警告が記されている
➞レビ記17:10-12 血は生命、19:16 血を流してはならない、7:26-27 血を食べることの禁止、創世記9:5-6 要求される血の値、ヘブル人9:22 血は生命の本質、罪は生命を奪う
✶瀉血(シャケツ)とは、症状の改善を求める治療法の一つで、患者の血を抜くことが繰り返された

十二世紀にマイモニデスが観察を通して理解していた栄養と生活様式の議論は、今日にも関連している。マイモニデスは、私たちが呼吸する空気をきれいに保つことについて、また、適切な食事療法を守り、「感情、運動、睡眠と排泄を規則正しくすること」について多くを書いた。
マイモニデスは喘息の心身医学的側面と病気に対する全体的なアプローチを指摘さえした。
ちょうどアレクサンドリアからカイロに移り、より良い空気で喘息が改善され、マイモニデスは「人々は極度な寒さや暑さのときや、食べた直後に運動してはいけない」と書いた。

➪備考5
✶マイモニデスは、そのときそのときの症状の緩和に努める「対症療法」ではなく、患者の症状、疾患の原因に目を留め、その根本原因を取り除くため、心を含む身体全体を治療の対象とした「原因療法」を心がけたと思われる
✶聖書では、人の病の根本原因は自分自身の罪である
➞申命記28:58-59、詩篇34:15-22ほか、新約聖書では、ぺテロ第一2:24(イザヤ書53:1-5)キリストによる贖罪がもたらした癒やし

健全な食生活、生活習慣の奨励

よく知られていたように、マイモニデスは人々に、食べ飽きるほどになってようやく食卓から立ち上がるような飽食をしないようにと促した。また、全粒穀物のほうが白い小麦粉より消化がよい、また、「ぶ厚い肉」は消化のため「胃に負担をかける」ので避けるべきであると、助言した。彼は、家禽だけでなく、小さな塩水魚をも勧めたが、大量の魚を消費することは支持しなかった。それは明らかに、当時冷蔵庫がなかったので、魚は塩漬けで保たれており、その魚を彼は健康を促進しないと判断したからのようである。
マイモニデスは、簡単に消化されるということで乳製品を勧めたが、乳製品は「頭痛に苦しむ人には有害」と考えた。彼は、果物と野菜を定期的な日常食物として摂取することと、食後、すでに消化が始まって二時間ほど経ったころ、冷たい水を飲むことを強く支持した。

ラムバム病院創立八十周年記念

マイモニデスは全部で十二巻の医学専門誌を書いた、その中には『毒とその解毒に関する医学誌』、『喘息に関する医学誌』、『痔に関する医学誌』、『薬物名の用語集』、『同棲に関する医学誌』が含まれる。マイモニデスの医学誌は、後世、アジア、アフリカ、ヨーロッパの医学研究の礎となり、今日も驚くべき関与を及ぼしている。このように、マイモニデスの医学への多大な貢献のゆえに、八十年前、イスラエル共和国樹立の十年前にハイファに建てられた病院が彼に因み、「ラムバム」と名づけられたことはふさわしいことであった。

今日、イスラエル北部で最大、最先端を行くこの「ラムバム」病院の創立八十周年記念は、とりわけマイモニデスに関する記事の掲載で際立てられた。2010年に設立されたオンラインのオープン-アクセス医学ジャーナル (https://www.rmmj.org.il)、ラムバム・マイモニデス医学雑誌(RMMJ)上に掲載されたこの記念記事は、病院の局長ラファエル・ベヤー教授、ジャーナル編集長、ラムバム医療センターの新生児科医のシュラガ・ブレザー教授、ジャーナル准編集長のカール・スコレキー教授、腎臓病の専門家で、テクニオン-イスラエル工科大学分子医学研究室長らによって書かれた。

その記事の中で、マイモニデスは「自身の民族と信仰のゆえに迫害を経験し、控えめに言っても、すべてにおいて彼が表した気質とは全く相反する国民の間に亡命する身となった」と、著者たちは書いた。しかし、「自身のコミュニティで非常に尊敬されたマイモニデスは、自分自身の民族を助けるだけでは十分ではないと、信じていた。彼の働きと生涯は、著名なアラブ人とイスラム教徒の哲学者、科学者、医師に多大な影響を与えた。彼の著作は多くの言語に翻訳され、我々が今日知っているように、ユダヤ教にも永続的な影響を与えた。彼の視点は簡単、―知識は恩恵を受けることができるすべての人と共有するためにある― というものであった。」

➪備考6
✶マイモニデスの人生の基盤は『ヘブル語聖書』にあった
➞ミカ書6:8、 申命記6:4-9、 箴言2:10-11、箴言1:7、箴言11:25ほか
➞新約聖書:ヘブル人13:16、コリント人第二8:1-15 パウロ、コリントの教会の人々に、信仰、御言葉伝授、知識、熱心、愛、恵みのわざ(施し、献金)にあふれるようにと奨励


上述の記事には、この医学ジャーナルが最新医学について世界中の医師に知らせるだけでなく、それを読んだ医師の生命をも実際救ったということが記されている。
ある医師は南アメリカの高地を旅行していて、気分が優れなかった。彼は自分の症状が急性山岳病であること気づいたが、彼はどのような治療が必要かを思い出すことができなかった。
医療や医療コンサルタントからははるかに遠い僻地、しかし、コンピュータが近くにある、そこで、彼は妻に、この症状についての良い記事を見つけ購入するよう頼んだ。彼女はインターネット検索を行ない、検索の結果、先端医療記事が利用可能なサイト「RMMJ」を見つけ、しかも無料で購読できることに驚いた。その医師は記事を読むために支払う必要は全くなく、三千メートルを超える高度の旅先で妻が彼にサイト上の記事を読んで聞かせ、おかげで彼は、自分の症状にぴったりの必要事項を見つけることができ、旅の残りを快適で健康な休養のときにすることができたのであった。
感動した医師は家に戻るや、「RMMJ」に感謝のメールを送った。だれでも必要な人が無料で利用できるように開設されたサイトでこの記事を自由に入手できたことをどんなに感謝しているかを分かったのであった。

知識は生命を救う

「これは『知識がいかに生命を救うことができるか』のほんの一例である。人生を変える影響は、すべての医療専門家が達成したいと願っていることである」と、ベヤー教授、ブレザー教授、スコレキー教授は締めくくった。
マイモニデスは、彼の視点を共有、実践している後世の後継者の存在を知って、間違いなく喜ぶことであろう。

➪備考7
知恵、知識を求めること、すなわち、神ご自身、神からの賜物の重要さを聖書は語っている
ダニエル書2:21、詩篇119:66、伝道者の書7:12、列王記第一3:5-12ほか
➞ホセア書4:6「わたしの民は知恵がないので滅ぼされる。あなたが神のおしえを忘れたので、わたしもまた、あなた(イスラエル)の子らを忘れる」


#276: ISRAELIS ARE ONE OF THE HAPPIEST PEOPLE IN THE WORLD DESPITE ORDEALS

ISRAELIS ARE ONE OF THE HAPPIEST PEOPLE IN THE WORLD DESPITE ORDEALS

An extraordinary title of the sermon: 'How to Destroy the Jewish People' attracted a great interestfrom a provincial nwspaper to a local rabbi...

This is the word that came to Jeremiah from the Lord: ‘This is what the Lord, the God of Israel, says: “Write in a book all the words I have spoken to you. The days are coming,” declares the Lord, “when I will bring my people Israel and Judah back from captivity[a] and restore them to the land I gave to their ancestors to possess,” says the Lord.’ …
‘The days are coming,’ declares the LORD, ‘when I will make a new covenant with the people of Israel and with the people of Judah.  It will not be like the covenant I made with their ancestors when I took them by the hand to lead them out of Egypt, because they broke my covenant, though I was a husband to them,’ declares the LORD.  ‘This is the covenant that I will make with the people of Israel after that time,’ declares the LORD. ‘I will put my law in their minds and write it on their hearts. I will be their God, and they will be my people.  No longer will they teach their neighbour, or say to one another, “Know the LORD,” because they will all know me, from the least of them to the greatest,’ declares the LORD. ‘For I will forgive their wickedness and will remember their sins no more.’
This is what the LORD says, he who appoints the sun to shine by day, who decrees the moon and stars to shine by night, who stirs up the sea so that its waves roar –the LORD Almighty is his name: ‘Only if these decrees vanish from my sight,’ declares the LORD, ‘will Israel ever cease being a nation before me.’  This is what the LORD says: ‘Only if the heavens above can be measured and the foundations of the earth below be searched out will I reject all the descendants of Israel because of all they have done,’ declares the LORD.      JEREMIAH30:1-3, 31:31- 37.

I have recently come across a rather surprising title of a sermon: 
‘How to Destroy the Jewish People’. According to a certain article, the guest evangelist started his message with the following statement: ‘Today I want to tell you how to destroy the Jewish people’. Sitting among the congregation of this special meeting was a local rabbi, who was prepared to hear an anti-Semitic message. 
The preacher led the people to Jeremiah’s prophecies on the ultimate restoration of both Israel (the northern kingdom) and Judah (the southern kingdom) under the new covenant, as quoted at the beginning of this letter. After reading the text, the preacher called the congregation’s attention to the last three verses, vs.35-37, and emphasised the everlasting nature of God’s covenant with Israel. 

He put it:
The covenant was permanent. It was immutable, irrevocable, and unchangeable. Israel’s perpetuity was inexorably linked to the perpetuity of the physical ordinances of the sun, moon, stars, and Earth. If these ordinances disappear, then Israel will disappear. But as long as they remain, Israel will remain. “So, you want to know how to destroy the Jewish people?” the preacher asked with a flourish. “I will tell you. But first, you must be able to pluck the sun, moon, and stars from their celestial positions and make them disappear forever; measure the distance from one end of the heavens to the other [something modern scientists can’t even do]; burrow into the very core of the earth and measure the distance you have bored. And if you can accomplish these three tasks, only then will you be able to eliminate forever the children of Israel from their long existence on planet Earth” (Emphasis added). 

Jeremiah prophesied in a rhetorical way that Israel will never cease to exist as a nation before the LORD. The preacher’s point was that destroying the Jewish people is simply impossible.

Recently again, the tide of anti-Semitism is rising after the Holocaust and Jews living in Europe are said to be increasingly fearful. According to the EU Agency for Fundamental Rights in 2016, 48% of French Jews were considering emigrating because of anti-Semitism. 
In September 2018, according to a survey for the Jewish Chronicle, 40% of British Jews said that they would seriously consider emigrating if Labour Leader Jeremy Corbyn became Prime Minister, as he is associated with anti-Semites and was even criticised by a Labour MP for having referred to Hamas and Hezbollah as ‘friends’ back in 2009. 

More and more Jewish people all over the world are now returning to Israel, leaving the nations where their forefathers lived for hundreds of years as their homes after the diaspora. However, God’s ultimate purpose is to regather and restore them to their own land, Israel, before the Messiah returns, as Jeremiah and many other Old Testament prophets predicted: 
“For I will take you out of the nations; I will gather you from all the countries and bring you back into your own land.  I will sprinkle clean water on you, and you will be clean; I will cleanse you from all your impurities and from all your idols.  I will give you a new heart and put a new spirit in you; I will remove from you your heart of stone and give you a heart of flesh.  And I will put my Spirit in you and move you to follow my decrees and be careful to keep my laws.  Then you will live in the land I gave your ancestors; you will be my people, and I will be your God (Ezek.36:24- 28).

In this respect, what is currently happening to Israel is an act of God. At present, almost half of world’s Jews are said to be living in Israel.

According to international surveys, Israelis have been judged to be the 11th- most happy population, ahead of the US and many other advanced and richer countries, which sounds reasonable for a nation that is God’s chosen people and witness. As an explanation of this happiness, Dr. Eyal Doron concluded his findings as follows
There is an interesting connection between Israelis’ sense of personal control over their lives and their level of happiness, and also a link between education and happiness. He puts it:
One of the means to improve our level of happiness is our ability to improve the sense of control over what is happening in our lives. 
The very strong family unit in Israel surely contributes to the happiness, and those who volunteer and help others are happier. Many studies, including this one, have found that the elderly are happier than young people through life experience.