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第275号   エゼキエル書26:15-20

失われた都アトランティス


失われた都アトランティスが、聖書によく登場する「タルシシュ」であったことが、先端的科学技術を用いての長期に亘る探索を経て明らかにされた。昨今、隠されていた多くのものが明らかにされてきている。まさにキリストのお言葉「隠れているもので、あらわにされないものはなく、秘められたもので知られないもの、明らかにされないものはありません」の成就である…


神である主はツロにこう言われる。「刺された者がうめき、おまえの中で虐殺が行われるとき、おまえが崩れ落ちるその響きに、島々が揺れ動かないだろうか。海の君主たちはみな、その王座から降り、上着を脱ぎ捨て、あや織りの衣服を脱ぐ。彼らは戦慄を身にまとって地面に座り、おまえのことで絶えず身震いし、唖然とする。彼らはおまえについて哀歌を唱えて言う。
海に住む者よ。おまえはどうして海から消えうせたのか。その町と住民は海で最も強く、ほめそやされた町であったのに。その町の住民すべてに、恐怖がもたらされた。今、島々はおまえが崩れ落ちる日に身震いし、海の島々はおまえの退却を見てうろたえる。」
まことに、神である主はこう言われる。「わたしがおまえを廃墟の町とし、住む者のない町々のように
するとき、大水をおまえの上に湧き上がらせ、豊かな水がおまえをおおうとき、わたしはおまえを、穴に下った者たちとともに、昔から廃墟であったような地下の国に住まわせる。わたしが誉れを与える生ける者の地におまえが住めないようにするためだ。         エゼキエル書26:15-20(新改訳2017)

…海の出入り口に住み、多くの島々の民と取り引きをする者よ、神である主はこう言われる。ツロよ、おまえは、「私は美の極みだ」と言った。おまえの領土は海の真ん中にあり、おまえを築いた者は、おまえを最高に美しく仕上げた… タルシシュは、おまえがあらゆる財宝に富んでいたので、おまえと商いをし、銀、鉄、すず、鉛をおまえの商品と交換した…ユダとイスラエルの地もおまえと取り引きをし、ミニテの小麦、きび、蜜、香油、乳香をおまえの商品と交換した…タルシシュ船がおまえの商品を運んだ。おまえは大海のただ中で満ちあふれて、大いに栄えた…おまえの商品とおまえの全集団が、おまえとともに海の深みに沈むとき、島々の住民はみな、おまえのことで唖然とし、その王たちはおぞ気立ち、慌てふためく。国々の民の商人たちはおまえを嘲り、おまえは恐怖のもととなり、とこしえに消え去る。』」       エゼキエル書27:3-36(新改訳2017)

エゼキエル書26~28章には、地中海の貿易都市ツロの滅びの預言が記されています。
バビロンによってエルサレムが陥落したのを商売敵の滅びとして喜んだツロに対して神の裁きが宣言され、この預言は332BCEに、ギリシャのアレクサンダー大王がツロの要塞、岩礁島を陥落させたことによって完全に成就しました。ツロの文明は都もろとも津波のように押し寄せたギリシャ軍によって跡形もなく滅びたのでした。
当時、長距離、長期間の航海に耐える大きな船は「タルシシュ船」と呼ばれ、パレスチナ沿岸のツロからもっとも遠方のタルシシュに向かってアジアや中東の貴重な商品を運んでいました。誇り高きタルシシュ船は、航海するすべての船に対する慣用句として用いられるほど知れ渡っていました。
しかし、タルシシュの場所は不明で、地中海の西の果てスペインの鉱山の港「タルテソス」か、あるいは、ヘロドトスの記述「ヘラクレスの柱(今日のジブラルタル海峡)を越えた」から、地中海を超えたどこかとみなされてきました。

2017年2月の「ナショナルジオグラフィック」にジェームズ・キャメロン監督のドキュメンタリーで、「失われたアトランティス大陸発見」が報道されました。
何千年も前に海中に沈んだとされるアトランティスを求めて、古代ギリシャから地中海、大西洋にかけて、先端的科学技術を用いての長期間の探索の過程で、キャメロン監督と探検チームは、アトランティスが聖書に関連しているとのびっくりするような発見に導かれたのでした。

アトランティスに関する資料はほとんどなく、四世紀BCEのギリシャの哲学者プラトンだけが、著書「ティマイオス」と「クリティアス」の中で、「ヘラクレスの柱を超えたところにある港町」、非常に高度な文明を持ったアトランティスについて書き残したのでした。プラトンは、ソロンと称する旅行者の口を通してこの非常に高度な文明都市が、自然災害によって一瞬のうちに泥と水におおわれたと、述べています。
プラトンがかなり詳細に記述しているにもかかわらず、多くの人々はそのようなことはあり得ないと主張し、しかもアトランティスという名の都を歴史的にも、考古学的にも見つけることができなかったため、この都の存在は長い間謎とされてきたのでした。
  
探検チームは、ギリシャ人が地名や人名をよく改名するという習慣を考慮し、まず、プラトンの記述に合う町探しに取り組みました。その結果、彼らはイベリア半島に導かれ、「タルテソス」として知られる古代都市とアトランティスが関連づけられることに気づいたのです。
三千年前、「タルテソス」が非常に富み栄えた強力な軍隊を持つ都であったことを記した工芸品や古文書は多く、まさにプラトンのアトランティスに関する記述に一致したのでした。しかも、この古代都市は「タルシシュ」として聖書に多く登場する港町であることにも気づかされたのでした

確かに、詩篇の預言的賛歌の中に港湾都市ツロ、あるいは、タルシシュ/アトランティスの崩壊を裏づけるような表現が見られることは興味深いことです。
主は大いなる方…神はその都の宮殿でご自分を砦として示された…東風によってあなたはタルシシュの船を砕かれる。私たちは聞いたとおりを見た。万軍の主の都、私たちの神の都で。神は都をとこしえに堅く立てられる…あなたのさばきのゆえにシオンの山が喜び、ユダの娘たちが楽しみますように…神は、死を越えて私たちを導かれる。(詩篇48篇)

神の送られた「東風」によって沿岸に押し寄せた津波で、国力、軍事力を誇り、近隣諸国を威嚇していた都(タルシシュの船の行く先)が一瞬のうちに崩壊したという知らせは、国力、軍事力はなくても神ご自身を「砦」として依存していた神の民にとって、どんなに大きな救いだったことでしょう。このコラ人の賛歌には、その感動が歌われています。
また、預言者ヨナは神のご命令に従うのが嫌で、一番遠い所に逃れようとタルシシュ行きの船に乗ったのでしたが、大嵐に遭い、海に投げ込まれてしまいました。その後大きな魚に飲みこまれ、乗船した地に生きて吐き出されるという奇蹟を体験し、結局神のご命令どおり異邦人の都ニネベで伝道することになったのでしたが、ヨナが経験した暴風は、ジブラルタル海峡域に特徴的な気象現象のようです。

探検チームの説明では、タルシシュ/アトランティスは、最初はイスラエルの出エジプトの頃、最後はソロモン王の後の時代にかけて何度も津波に襲撃され、ついに海面下に消えたと考えられるようです。
発見された三千五百年前の青銅器時代の彫り物は古代の社の壁に彫られていたもので、アトランティスが津波に滅ぼされた後、難民となった人々が都の悲劇を追悼するために幾つかの社を建て、その壁に特徴的な彫り物を施し、アトランティスの再興を願って神々に祈ったと推測されるとのことです。
プラトンが描写したアトランティスの港は、海の神ポセイドンの長方形の神殿を中心として、海に通じる巨大な運河が三重の輪を描いて取り巻いているユニークなものでしたが、半球レンズの上に三重の輪が描かれたスペインの社の壁の特徴的な彫り物はまさにアトランティスの港湾都市を空中から見下ろしたように描いた図、俯瞰図であったようです。

さらに興味深いことに、スペインの社の一つの壁に彫り込まれた、三千年前と思われる彫り物には三重の輪の上半分が欠けて半円になっており、それは紛れもなく、イスラエル神殿のメノラ(七枝の燭台)を象徴しているのです。
このことから、聖書に登場するタルシシュにはイスラエルの文化がかなり浸透していたことがうかがえ、プラトンが詳細に記述したアトランティス、―富と軍事力を誇り、傲慢になったため神の裁き、大地震、大津波によって海中に沈没した都― は、地中海から、「アトラスの大洋」と表現された大西洋に道を開くジブラルタル海峡に栄えたタルシシュだったのです。
  
キリストは
隠れているもので、あらわにされないものはなく、秘められたもので、明らかにされないものはありません。(マルコ4:22)
と言われ、使徒パウロは、主が再臨される世の終わりに
主は、闇に隠れたことも明るみに出し、心のはかりごとも明らかにされます。(コリント人第一4:5)
と教えました。

今日が終末末期で、主の再臨が非常に近いことはいろいろな角度から明らかですが、隠れていたものが露わにされるという点で、昨今、これらの聖句が痛切に感じられる出来事が起こっています。
世界中に記録的な酷暑がもたらされた2018年は、長年地中、海中、山中に埋められてきた遺跡、遺構、残骸などが次々に姿を現す画期的な年になっています。干ばつのため枯渇した湖や海岸にかつて難破した船が現れるなどの情報が相次ぎ、猛暑のスイスでは氷河が溶け、七十二年前に標高3300mのアルプスに不時着し、雪に埋もれた米軍輸送機の残骸が出現しました。

また、英国では異常乾燥のため、年中青々している芝が枯れ、褐色になるなど異変が起こりましたが、今夏の熱波と干ばつによって古代の遺構や遺跡が地表にさまざまな模様を描いてくっきり浮かび上がる現象が至る所で起こりました。
今回、草原や畑に隠されていた先史時代、紀元前四千年から紀元前七百年の集落跡、墳墓跡、またローマ時代の住居、農園まで、さまざまな形の模様が航空写真で撮影されることになったからくりは、土壌に含まれている水分量の差にあるようです。古代の塀や土塁が埋まっている土地は水分をより多く含んでいるので地表の植物の生育がよく、干ばつのときもその部分だけは植物が残り、他方で、古代の遺構上の地では植物は育ちにくいので、気象条件が悪くなると、植物の丈、色に回りとの格差が生じることに拍車がかかったのでした。

まさに異常気象のおかげで、航空考古学研究者にとっては絶好の状態に導かれ、一、二箇所だけではなく、英国全土に一斉に多くの遺構、遺跡が出現することになったのでした。
  
すべて隠されていたものが明らかにされるときが来ると語られたキリストはまた、善行も宗教行事も祈りも、神がご覧になり、報いてくださるのは外的に表された行為ではなく、その人の心、動機であることを、
自分のために、地上に宝を蓄えるのはやめなさい…自分のために、天に宝を蓄えなさい。(マタイ6:19-20)
と、隠れたところで見ておられる神に報いられる行為の奨励として語られました。

昨今、二歳の男児を救出した尾畠春男さんや、タイ洞窟に閉じ込められた十三人の救出活動に参加した人たちをはじめ、人助けのために愛と無私の奉仕で生命をかけて働いておられる方々の善行に脚光が浴びせられています。

#275: STRANGE AND INEXPLICABLE PHENOMENA THAT LEAVE SCIENTISTS BAFFLED

STRANGE AND INEXPLICABLE PHENOMENA THAT LEAVE SCIENTISTS BAFFLED

Recently the secret thing has been clarified more and more, as Christ said: 'For there is nothing hidden that will not be disclosed, and nothing concealed that will not be known or brought out into the open.'


Be silent before the Sovereign LORD, for the day of the LORD is near. The LORD has prepared a sacrifice; he has consecrated those he has invited. ‘On the day of the LORD’s sacrifice I will punish the officials and the king’s sons and all those clad in foreign clothes. On that day I will punish all who avoid stepping on the threshold, who fill the temple of their gods with violence and deceit.
‘On that day,’ declares the LORD, ‘a cry will go up from the Fish Gate, wailing from the New Quarter, and a loud crash from the hills. Wail, you who live in the market district; all your merchants will be wiped out, all who trade with silver will be destroyed. At that time I will search Jerusalem with lamps and punish those who are complacent, who are like wine left on its dregs, who think, “The LORD will do nothing, either good or bad.” Their wealth will be plundered, their houses demolished. Though they build houses, they will not live in them; though they plant vineyards, they will not drink the wine.’
The great day of the LORD is near – near and coming quickly. The cry on the day of the LORD is bitter; the Mighty Warrior shouts his battle cry. That day will be a day of wrath – a day of distress and anguish, a day of trouble and ruin, a day of darkness and gloom, a day of clouds and blackness – a day of trumpet and battle cry against the fortified cities  and against the corner towers. ‘I will bring such distress on all people that they will grope about like those who are blind, because they have sinned against the LORD. Their blood will be poured out like dust and their entrails like dung. Neither their silver nor their gold will be able to save them on the day of the LORD’s wrath.’ In the fire of his jealousy the whole earth will be consumed, for he will make a sudden end of all who live on the earth.      ZEPHANIAH 1:7-18.


The following article entitled: ‘Fish Fall From The Sky in Annual Miracle That Feeds the Poor’(19 July, 2017, BIN)is fascinating, which reminds me of God’s daily provision for the Israelites in the wilderness in Moses’ day.
In Honduras, the annual rain of fish has fallen. At least once a year, sometimes twice, usually around May or June, fish rain down from the heavens onto Yoro, Honduras. The locals call it Lluvia de Peces (downpour of fish) and claim it has been happening every year for about one hundred years. One rabbi claims this strange occurrence is a wakeup call warning of things to come. No one has actually seen the fish falling from the sky. Simply put, after a heavy rain, the ground will suddenly be covered with fish. The residents collect the fish for their kitchen tables, but selling it is prohibited. Despite several attempts to discover the source of the strange phenomenon, scientists remain baffled. The locals, however, have a simpler explanation: it’s a miracle.  
A story is told of a Spanish priest, Father José Manuel de Jesus Subirana, who arrived in Honduras in 1855 and worked there until his death in 1864. According to the legend, Father Subirana saw the suffering of the poor people in Honduras and prayed for three days and three nights that God should help the poor people and to provide them food. In answer to his prayer, a dark cloud appeared and fish rained from the sky, feeding all the people. Since then this wonder is repeated every year. There have actually been several reports of fish raining down from heaven, but Honduras appears to be the only place blessed with this deluge of seafood on a regular basis. The prophet Zephaniah begins his prophecy with a scenario of dying wildlife, specifically mentioning fish. ‘I will sweep away man and beast; I will sweep away the birds of the sky And the fish of the sea. I will make the wicked stumble, And I will destroy mankind From the face of the earth —declares Hashem.’ (Zephaniah 1:3)
Rabbi Yosef Dayan, a former member of the nascent Sanhedrin, said that such occurrences are signs of nature being directed by God. “More and more, we are seeing natural occurrences that aren’t natural as we know it,” Rabbi Dayan told Breaking Israel News. “When I was younger, we heard of tsunamis and earthquakes, but now they are commonplace. Instead of one or two, there are some places in the world that are experiencing hundreds of earthquakes at a time.” “Of course, everything is directed by God,” Rabbi Dayan continued. “But all these strange natural events are coming faster and faster to tell us that something exceptional is on the way. A person would have to be totally asleep to see fish falling from the sky and not wonder what is happening.”

The Book of Zephaniah, a verse out of which is excerpted in this article is a book of prophetic pronouncements of doom. As quoted at the beginning of this letter, apart from the positive note of Israel’s restoration in the end, Prophet Zephaniah pronounced God’s severe punishment for the nations including apostate Judah. While God is merciful enough to save as many nations as possible so that they will consequently call on His name and serve Him, God will put all social evil right and purify people from all wrongs through fearful judgment.

According to Wikipedia, since independence in 1821, Honduras has consistently endured much social strife and political instability, and it remains one of the poorest countries in the western hemisphere. While most Hondurans are Roman Catholic believers, Honduras has the world’s highest murder rate and high levels of sexual violence. As Rabbi Dayan comments in the article last year, this year we are seeing much more miraculous life-saving events caused by God as well as natural disasters such as floods, wildfires and earthquakes.

More frequently than before in 2018, God has revealed His love and power to miraculously protect lives of people in desperate need. 
For example, recently in Thailand, against all odds, all twelve boys and their soccer coach trapped in a flooded cave were rescued in July. In Japan, a two-year-old boy who had been lost for three days in the woods without any food and protection was discovered well. In the sea off the coast of Croatia a British woman who fell from the back of a cruise ship was rescued after ten-hour-floating at sea. 
On the other hand, there has been a significant worldwide increase in the frequency of droughts, wildfires, floods, earthquakes, and volcanic eruptions, mysterious mass death of land- and marine-animals, fish and birds, reminding us of many biblical prophecies such as in Zep.1:3 and Ho.4:3.

メアリー・ジェインの手紙 : 2018年8月18 日

世界中で大洪水

インド南部に大洪水をもたらしたモンスーンによって、フィリピンの首都マニラ近郊も冠水

8月18日

フルダミニストリーの皆さま

6月に、伝道所/農園に灌漑用の水路を造りましたが、降り続く雨で今は川のようになっています。でも、植えたバナナの苗木は大丈夫です。ザンバレスでは降り止まない雨の中で150本のバナナの苗木を先月から先週までかけて植えました。

今はモンスーンの時期で首都マニラや、ルソン郡は多くの場所が水に浸かっています。その様子を写真に撮りましたので、お送りします。百万人もの人々が避難を余儀なくされ多くの家屋が被害にあっています。




 

一晩の豪雨で首都マニラの多くの川は危険な水位に達していて、一部の人々は安全な場所に移されています。

下の四枚の写真は、広域が冠水したルソン群パンガシナン地区です


 

どうか雨が止むように、そして避難している人々のためにお祈りください。


私は明日で四十五歳になり、年を取ってしまったなあとつくづく感じています。
でも神さまは私たちの心と身体を強くしてくださる方です。神さまは常に私たちに良いことをしてくださいます。

多くの愛をこめて   メアリー ジェイン

Mary Jane のミニストリー活動報告:2018 年6月28日

ピナツボ火山噴火でナブクロドに避難、移住したアエタ部族の苦境

6月28日

再び、ナブクロド、フロリダブランカ、パンパンガに戻って
私たちは火山噴火でここへ避難、移住してきたアエタ部族の子どもたち、親たちとフェローシップ(賛美、礼拝)のときを過ごしました

ナブクロドに避難したアエタ部族のお年寄りの話

ザンバレスでのバナナの植えつけ作業を終えたあとの6月23〜25日、私たちはバガングとサンマルセリノに行き、6月28日には、ナブクロド、フロリダブランカ、パンパンガにも、もう一度立ち寄りました。
そのとき、アエタ部族の再入植地であるナブクロドには問題が山ほどあると、ピナツボ火山噴火によってナブクロドに避難したアエタ部族のお年寄りが話してくれました。
彼が話した内容は次の通りです。

アエタ部族同士間の問題
1992年、ピナツボ火山が噴火した際、彼らはフィリピン空軍によって救助され、バサ空軍基地に避難しました。その後、ナブクロドに移住させられたのです。そこにはすでに別のアエタ部族が住み着いていました。
ナブクロドに先に住んでいたアエタ部族は後から移住させられたアエタ部族に対し、家の拡張禁止と野菜を育てるなら2,000平方メートルの土地代年間4,000ペソを支払えと命じたのです。後で移住したアエタ部族は、この条件に従い、ナブクロドにすでに住んでいたアエタ部族と折り合いをつけてきました。

法律的には、アエタ部族の先祖の土地は、先に住もうが後に住もうが全てのアエタ部族のものであることは明らかです。しかし、ナブクロドに後で移住したアエタ部族は、いまだこの法律が現実になるのを見ることができないでいます。
彼らの当然の権利を主張することによって先住のアエタ部族と争うことを恐れているのです。ですから、彼らの大部分は、自分たち自身の嗣業の地で、農民として一日あたり150ペソ(300円)の賃金で、食物も与えられず働いているのです。
奴隷のように何も言わず、山岳地で、そこを農地に変えるために働いているのです。


6月28日、ナブクロドにて
賛美、祈りと子どもたちのための諸活動


バガングとナブクロドのアエタ部族が抱えているもう一つの問題

この世には興味本位、上辺だけの関心を示す人々は多いが…
バガングとナブクロドに住んでいるアエタ部族の人々が抱えている同じ問題があります。それは人々が彼らのところにやって来て、写真を撮っていくが、二度と戻って来ないという問題です。
しかし、私は彼らに言いました。「主が与え、私にそれができるようにしてくださるので、私は定期的にあなたがたのところに来て、あなたがたとフェローシップ(主にある交わりのとき)をもちます」と。

私は彼らに、ナブクロドを離れ、彼らが以前住んでいた場所(ザンバレスとターロック)に戻るよう説得しましたが、彼らはもうナブクロドに根を下ろしているので、そこでの全ての困難に耐えていくと、私に語りました。ですからどの家族も自分で農業をしたければ、年間4,000ペソの借地代を支払い、もしそれだけのお金がなければ、雇われ農夫として 一日あたり150ペソの賃金で働くことになります。

またある意味で彼らは、いくつかの教会に搾取されているといえます。ある教会は彼らのところに来て写真を撮り、食料品を持ってくるが、二度と戻ってくることはなく彼らとフェローシップさえしないのです。

Mary Jane のミニストリー活動報告:2018 年6月

バナナの植樹と新しく生活支援を始めた山岳地帯のアエタ部族

6月24〜26日

写真右 上下はカワグのバナナ大農園です
写真左上はバガングのブサン サング、ソリアとその家族です
写真左下はナブクロドのネイ、マディングです

6月26日

ザンバレスのバガングとサンマルセリノを訪問し、そこのアエタ部族の農民に農具を持参しました
写真左上はテント生活をしているジュリアスです
写真左下はエフレンです(彼の家の前で)
写真右上はジェイの父ローランド、八十九歳で、九十五歳になる妻パシタとこのテントに住んでいます
写真右下はジュリアスと中間の農民たちと昼食風景です


バガングのアエタ部族

私が5月にサンマルセリノでVBS(夏季休暇聖書学校)を開いた時、バガングに住むアエタ部族の家族に会い親しくなりました。
私は彼らの生活状況を見ました。彼らの大部分は川のそばでテントを張って生活し、彼らの畑は山の頂上にあります。

彼らは、私に「今までいくつかの基金や非政府組織の担当者がバガングを訪ねてきて、写真を撮ったり、何か支援をすると言ったりしたが、彼らは決して二度とやって来ない」と言いました。ですから、私がバガングに行ったとき、彼らは私に対して少し疑いを持った目で見ていました。

しかし2006年以来、私を知っているアエタ部族出身の学生のアリエスが彼らに、私はどんな組織にも属していないことを話してくれました。
私が彼らの信頼を得るにつれ、彼らは私に、彼らの抱えている諸問題、今必要なものが何かなどを話すようになったのです。

私は彼らに「私の信じている主は与える方です。ですから、農具をいくつか持って、私はまた戻ってきます」と伝え、実際、スコップや鎌に、コーヒー、砂糖、ビスケット、麺類、石鹸などを持って6月に再び彼らを訪問しました。

Mary Jane のミニストリー活動報告:2018 年4月~5月

フィリピンの夏季休暇を利用して4月~5月、恒例のVBS開校

4月25〜27日

ザンバレスのカワグでの子ども対象のVBS(夏季休暇聖書学校)の様子です
アエタ部族とコモン イロカノ共同体との混合クラスです

5月5〜9日

アブラのサパル、ラクブでのリクの伝道活動の様子です
山間部を六〜七時間かけて徒歩でサパルに行きます

5月17〜19日

ザンバレスのサンマルセリノでの子ども対象のVBS(夏季休暇聖書学校)です
最終日にはお母さんたちも参加してゲームを楽しみました

5月22〜24日

ナブクロド、フロリダブランカ、パンパンガでの子ども対象のVBS(夏季休暇聖書学校)です
ここの子どもたちはぬり絵が大好きです

メアリー・ジェインの手紙 : 2018年7月19 日 (7月28日着)

アエタ部族の人たちの農作業を支援(封書での近況報告)

7月19日(7月28日着)

フルダミニストリーの皆さま

先週から当地でのミニストリーの報告書を書かなければと思っていましたが、先週から降り続く雨(モンスーン)でミニストリーの写真の現像にでかけることもできず、報告が遅くなってしまいました。携帯電話の普及のせいで、写真を現像する店舗が減っています。

今日、e mailをしてボブのためにお祈りをお願いしましたが、その後、ボブの死の知らせを受けました。ボブの死で私は一日中、家に閉じこもり、彼は救いに導かれたのだろうか、とただ悲しみにくれていました。

さて、伝道資金として送金いただき、本当にありがとうございました。この資金で、ザンバレスのバガング、サンマルセリノそしてナブクロドのアエタ部族の人々に、彼らが欲しいといっていた農具を買うつもりです。
先週はすでに、サンマルセリノ、ナブクロドの各々三家族に六本のスコップやその他の農具を買いました。私たちは当面、それぞれの部族の十家族に農器具を買うことを目標にしています。ですから、あと七家族にも手渡します。これらの農機具で彼らの農作業は随分はかどることになると思います。

バナナ大農園その後
バナナ大農園についてですが、すでにブラカンの伝道所/農場にサバ種のバナナ六十四本を植え、ザンバレスのカワグでもサバ種のバナナ三十九本を植えました。私たちが考えている標準的な、最初のバナナ大農園として、ブラカンおよびカワグ、これら二つの地域で、それぞれ合計百本のバナナを植え栽培するのが当面の目標です。
さらにザンバレスでトマト、ナス、トウガラシを植えようと思っています。というのはそこの土壌は砂のローム層だからです。

またすばらしいことに、私たちがバナナビジネスを手伝っているアエタ部族の家族は教会から離れていましたが、今、毎日曜日の教会礼拝に出席しているのです。彼らの人生が再び変えられたことを嬉しく思います。
アブラでの私たちとの協働ミニストリーについてですが、伝道者のホセとフェルニーが引き続き、学園と刑務所伝道をしています。またホセはルソン島北部でのオートバイ伝道を始め、彼のミニストリーは広がっています。

ところで、2014年にFFNチームが日本からフィリピンに伝道旅行に来た際、同じチームにいた二人が結婚したということは本当に素晴らしく非常に嬉しく思っています。そして再び、フィリピンに来て伝道してくださることを期待しています。
ボブの妻ジルはボブの死でまだショックの中にいることと思います。神さまが彼女を慰めてくださるように心からお祈りします。二人の養女が彼女のそばにいて、彼女を慰めてくれていることを望んでいます。
フルダミニストリーの皆さまによろしくお伝えください。

多くの愛をこめて          メアリー  ジェイン

リクからの手紙 (7月28日着)

2018年7月9日

フルダミニストリーの皆さま

皆さまが主によって強くされることを祈ります。
私は5月5~9日にかけてサパルに行き、祖母や子どもたちを訪ねました。これらの子どもたちとは2015年4月に聖書クラスを持ったことがあります。
神さまの恵みで彼らは元気で、私は子どもたちにはおみやげを、老人たちには老眼鏡を持参しました。三年経ったので子どもたちは随分大きくなりましたが、昔と同じく恥ずかしがり屋で良い子たちです。

また私はタリポゴにも行きました。サパルから徒歩で二日かけて行き、その間、携帯電話の電池容量が少なくなり、着いたときには携帯電話が使えなくなっていました。そこは電気が通っておらず、残念なことに写真を撮ることもできませんでした。タリポゴの人々は非常に貧しく、彼らの野菜を、徒歩で二〜四日かけて近くの町まで売りに行き、細々と生計をたてています。

タリポゴでの悲しい出来事
私たちがそこに滞在していたとき、十八歳の女性の出産が迫っていました。一番近い医者はブネグにあり、そこまで連れて行かれたのですが、そこに着くまでに二日かかり、彼女は痛みに耐えきれず、赤ちゃんもともに亡くなりました。
タリポゴには、医者も助産婦もおらず、薬もなく、それは悲しい出来事でした。タリポゴは僻地でそこへ行く道は一本しかなく、途中、難所もあるので、老人たちはただそこで死んでいくだけです。医院は州都にしかないのです。
アブラの州都はバングエドで、バングエドまでは徒歩で三日、ジプニー(小型乗り合いバス)では六時間かかります。子どもたちが病気になれば、親たちは薬草(ハーブ)をあげるしかないのです。
本当に、貧しい、貧しい僻地の町です。どうかこのような所に住む人々のためにお祈りください。

いつも皆さまのお祈り、ご支援をありがとうございます。

リク  サバダオ