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第273号   マタイの福音書21:1-11, 23:37-39

『ヨブ記』のなぞ「野ろば」、新約聖書に答え!

聖書を唯一真の神の言葉と信じ、研究し続けた人たちは人類史上、御言葉に基づいて多くの領域での発見、革新に貢献してきました。イスラエルの地と民に関して、神は聖書の中で多くを語っておられるので、イスラエルでは今日も多くの驚くべき発見が続いています…


さて、一行がエルサレムに近づいて、オリーブ山のふもとのベテパゲまで来たそのとき、イエスはこう言って、二人の弟子を遣わされた。「向こうの山へ行きなさい。そうすればすぐに、ろばがつながれていて、一緒に子ろばがいるのに気がつくでしょう。それをほどいて、わたしのところに連れてきなさい。もしだれかが何か言ったら、『主がお入用なのです』と言いなさい。すぐに渡してくれます。」このことが起こったのは、預言者を通して語られたことが成就するためであった。「娘シオンに言え。『見よ、あなたの王があなたのところに来る。柔和な方で、ろばに乗って。荷ろばの子である、子ろばに乗って。』」
そこで弟子たちは行って、イエスが命じられたとおりにし、ろばと子ろばを連れて来て、自分たちの上着をその上に掛けた。そこでイエスはその上に座られた。すると非常に多くの群衆が、自分たちの上着を道に敷いた。また、木の枝を切って道に敷く者たちもいた。群衆は、イエスの前を行く者たちも、こう言って叫んだ。「ホサナ、ダビデの子に。祝福あれ、主の御名によって来られる方に。ホサナ、いと高き所に。」こうしてイエスがエルサレムに入られると、都中が大騒ぎになり、「この人はだれなのか」と言った。群衆は「この人はガリラヤのナザレから出た預言者イエスだ」と言っていた。             マタイの福音書21:1-11
エルサレム、エルサレム、預言者たちを殺し、自分に遣わされた人たちを石で打つ者よ。わたしは何度、めんどりがひなを翼の下に集めるように、おまえの子らを集めようとしたことか。それなのに、おまえたちはそれを望まなかった。見よ。おまえたちの家は、荒れ果てたまま見捨てられる。わたしはおまえたちに言う。今から後、『祝福あれ、主の御名によって来られる方に』とおまえたちが言う時が来るまで、決しておまえたちがわたしを見ることはない。」              マタイの福音書23:37-39(新改訳2017)


神の一貫したデザインが、新旧両約聖書六十六書の至る所に投影されているということは、他の書物には見られない聖書の大きな特徴です。天地万物の創造の始めから人類史を最後まですべて掌握しておられる神にしかできない離れ業が聖書の至るところに散りばめられており、それを発見することは、この世が与えることのできない喜びですが、神の創造、意匠のごく一面しかまだ発見、解明されていないのが現状です。

太古の昔、イスラエルの族長時代、天地が神の力を証ししていること、自然も超自然もともに神がすべて支配しておられることを知っていたヨブは「見よ。これらはただ神の道の外側にすぎない。私たちはただ、神についてのささやきしか聞いていない」(ヨブ記26:14)と表現しました。ヨブは、神が人に顕されたことが神のほんのささやきに過ぎないため、無限の神の力に対して人の理解がひどく限られていることを認識していたのでした。もちろん、神との関係の度合いが人それぞれの神理解に反映されることも確かです。

神を知る手段の一つとして、神は神意、測り知れない奥義の鍵を『聖書』に埋め込まれたので、あるいは、預言的に顕されたので、聖書を唯一真の神の言葉と信じ、研究し続けた人たちは人類史上、御言葉に基づいて多くの領域での発見、革新に貢献してきました。イスラエルの地と民に関して、神は聖書の中で多くを語っておられるので、イスラエルでは今日も多くの驚くべき発見が続いています。
同時に、冒頭で触れたように、聖書には時代の枠を超え、「書」から「書」にまたがって、共通した象徴を通して神の一貫したメッセージが語られています。

今月は、(1)聖書の預言に基づく昨今の驚くべき発見と、
(2)共通した象徴を用いて全聖書を貫き、ダイナミックに語られている重要なメッセージを考察することにします。


(1)中東で唯一の石油埋蔵のない国として不思議がられ、あるいは、侮られてきたイスラエルに、二十一世紀に入って次から次へと天然ガスと石油の膨大な埋蔵層があることが発見されましたが、この6月には、イスラエル原産のダイヤモンドが、探索の最終年を迎え、来年から生産開始との驚くべきニュースが公開されました。

2009年にハイファから約130㎞沖合の海底約1,500m地点でタマル天然ガス田が発見され、開発工事を経て2013年から生産が開始されました。2010年には、ハイファから47㎞、海底1,645m地点で、タマルをしのぐレビヤタン天然ガス田が発見されました。さらに、2013年には、アシュドデ海岸近くの海底5.0㎞地点で、高品質の巨大油田が発見されたのです。今やイスラエルは名実ともに世界最大の天然資源の宝庫であることが周知になったのですが、新たにダイヤモンドほかの宝石の埋蔵国であるとのニュースです。

これらは新奇なことではなく、神の預言者たちを通してすべて聖書に記されてきたことで、神は終末末期、メシヤの来臨直前に契約の民イスラエルの地を顧み、「ひそかな所の隠された宝」がついには公になることを約束されたのでした。今日の相次ぐ発見はその成就なのです。

神と御言葉を信じているユダヤ教ハシダイ派の信者アヴィ・タウブは十七年前、聖書預言に基づいて、信者仲間とともに数百万ドルをかけて、宝石の採鉱、探索会社シェファ・ヤミムを創設しました。
1989年にタウブが、ハシダイ派の信者から「レべ」と呼ばれ崇敬されていた霊的指導者を訪ねたとき、レベがほとんど説明なく、イスラエルのために採掘を始めるようにと語ったことがきっかけになり、タウブはまず、あらゆる領域からの情報を集め、糸口探しに奔走しました。
レベは1994年に亡くなりましたが、残されたビデオや公開講義で、申命記33:18-19やエゼキエル書36章ほかの聖句を「神はハイファの海、谷、川の深みに貴重な石や宝石を隠された」、「先例のない知識と物質資源が、メシヤの贖いが近づくにつれ発見される」、「メシヤの来臨を早めるために、地の宝物が愛と施しのために与えられる」と解釈したことが、タウブに採掘の確信を与えることになったのでした。

タウブは、聖書の諸預言と十八世紀の聖書論評の書から、ゼブルン族に割り当てられた地域で地の宝物や、ユダヤ教の祈りの衣の房に用いる青色染料源となる貴重な貝が採集されることを知り、レベがハイファの市長に指示したことに従い、ゼブルン渓谷のキション河川敷、ハイファに隣接するカルメル山脈、およびラモテ・メナシェの一帯に沿って、彼の会社の総力を集中させたのでした。
その結果は、キンバーライト(ダイヤモンドの母岩)、様々なサイズのダイヤモンド七十七個、人類史上発見されたうちで最大のモアッサン石の採掘でした。五ヶ月前に、ロンドン証券取引所での取引も始まったとのことで、会社は拡大へと活気づいています。

キリストは二千年前、ナザレ人イエスを神が送られたメシヤ(救い主)として認めなかったユダヤ人が心底からメシヤを求めるようになるとき、再臨されると約束されましたが、イスラエルでは今日その声が非常に高まっており、再臨の予兆となる諸出来事も相次いで起こっています。天地創造の最初にすでにこれら地の宝物を埋蔵された神は、ご自分の摂理のもと、発見のタイミングをも司っておられるようです。

興味深いことに、イスラエルの大祭司はイスラエルの十二部族を象徴する宝石が十二個、三列四段にはめ込まれた「裁きの胸当て」を身に着けましたが、六番目の宝石はダイヤモンドでした。これは、レアがヤコブに産んだ六人目の子ゼブルンを象徴する宝石なのです。
聖書の預言が人のでっち上げではなく神意であることは、メシヤの来臨が近づくにつれ、秘められていた真理が明らかにされることにより、だれも否定できなくなることは明らかです。


(2)全聖書で共通の意味合いで象徴的に用いられている用語の中で、今回採り上げるのは「野ろば」です。『ヨブ記』を読んでいて、野生のろばが何度も登場し、答えのない疑問が投げかけられていることに気づかされました。この書には、神を畏れ、敬い、御前に正しく生きていたヨブが突然恐ろしい災いに遭い、自分に覚えのない罪の懲らしめに苦悶する過程が描かれています。
苦悶の中でヨブは自分の無実を立証してくれる、だれか神と対等に議論できる「代言者」、「贖い主」を求めるようになりますが、この書の最後に神が登場、応答されます。その中での神の唐突な問いだれが野ろばを解き放ったのか…野生のろばの綱をほどいたのか(39:5、下線付加)や、ヨブの友が語った「無知な人間も賢くなるだろう。野ろばの子が人として生まれるのなら(11:12、下線付加)等、謎めいた言葉には、『ヨブ記』の中では答えが与えられていません。

しかし、「贖い主」の奥義は冒頭に引用したように、新約聖書で与えられているのです。

全聖書の中で、ろばは「生まれながらの人」、「滅ぶべき罪人」として象徴的に用いられています。創世記では、神の約束の子として生まれたイサクと比較して、肉によって生まれた人イシュマエルが野生のろばのような人」と表現されており、ヨブ記での例証に並び、この世で、生きる糧を求めて余裕なく送る人生が象徴されています。視点がこの世にしか向けられていない人生です。
他方で、ヤコブの預言の中でイッサカルは「たくましいろば…苦役を強いられる奴隷」と表現されていますが、イッサカル族は進んで重荷を負う働き人、危機にあって時代を悟り、人の手に成る武器ではなく、神の知恵に依存した傑出した部族としても描かれています。野生のろばが訓練を受けて変えられ、家畜の「荷ろば」、役立つものに変えられるように、滅ぶべき罪人にも「キリストに属する奴隷」、キリスト者として生かされる人生があることが象徴されているようです。
使徒パウロは、コリント人第一2、3章で、訓練を受けていない野ろば、あるいは、子ろばに象徴される「生まれながらの人間」はみな、神の御霊の内住によって変えられる必要、言い換えれば、イエス・キリストを信じる信仰によって、神に反逆する罪から救われる必要があると説いています。

二千年前の受難週初日のキリストのエルサレム入城は、ソロモンがダビデの雌らばに乗って行進し、ダビデの王位を継承する王であることをエルサレム中に告げ知らせたことを彷彿とさせる出来事でしたが、キリストがまだ家畜としての訓練を受けていない自然のままの子ろばにあえて乗られたことには、ご自分がダビデの血筋の王であることを明確にする以上の深い神意があったに違いありません。

出エジプト記には、ろばの初子は羊で贖われなければ死、滅びしかないことが、動物の中でもろばに限って特記されています。雌ろばの許につながれていた子ろばは、羊の犠牲でしか生きられない動物だったのです。
それはまさに、贖われなければ滅びに至る私たち、罪人の姿です。ですからキリストは、「神が必要とされるから」、すなわち、生まれながらの人は神の小羊なるご自身の贖いによってしか、生きることのできない「野ろば」なので、ご自身が代価を払って救うために、象徴的に贖いの場となるエルサレムに子ろばを伴って入城されたのでした。

#273: INNOVATIVE CONTRIBUTION OF ISRAEL, AS GOD’S DESIGNATED ROLE

INNOVATIVE CONTRIBUTION OF ISRAEL, AS GOD’S DESIGNATED ROLE

Indeed, the great nation Israel, having trusted God’s prophetic words despite difficulty, has on her part accomplished far more contributions to the world than any other nation...

   ‘Son of man, prophesy to the mountains of Israel and say, “Mountains of Israel, hear the word of the LORD. This is what the Sovereign LORD says: the enemy said of you, ‘Aha! The ancient heights have become our possession.’” Therefore prophesy and say, “This is what the Sovereign LORD says: because they ravaged and crushed you from every side so that you became the possession of the rest of the nations and the object of people’s malicious talk and slander…
   ‘“But you, mountains of Israel, will produce branches and fruit for my people Israel, for they will soon come home. I am concerned for you and will look on you with favour; you will be ploughed and sown, and I will cause many people to live on you – yes, all of Israel. The towns will be inhabited and the ruins rebuilt. I will increase the number of people and animals living on you, and they will be fruitful and become numerous. I will settle people on you as in the past and will make you prosper more than before. Then you will know that I am the LORD…
   ‘“This is what the Sovereign LORD says: on the day I cleanse you from all your sins, I will resettle your towns, and the ruins will be rebuilt. The desolate land will be cultivated instead of lying desolate in the sight of all who pass through it. They will say, ‘This land that was laid waste has become like the garden of Eden; the cities that were lying in ruins, desolate and destroyed, are now fortified and inhabited.’ Then the nations around you that remain will know that I the LORD have rebuilt what was destroyed and have replanted what was desolate. I the LORD have spoken, and I will do it.”      EZEKIEL 36.


Israel stands out in every field including in agricultural technology where it is one of the countries which lead the world today. Israel claims to have contributed countless breakthroughs in that field. Ofir Libstein, the General Manager of Agritech, reports on Israel’s achievements thanks to the groundbreaking innovative nature of Israeli agriculture;
 ‘Global warming, climate change, extreme weather phenomena, water deficiency and desertification all present new challenges that require extensive and profound approaches and durable solutions for efficient farming on the edge of the desert’, and achieved ‘the world’s most developed irrigation methods, world’s highest reused water rate, and most advanced agriculture technologies on the international market for heating and electricity generation’.

The secret in which Israel (located on the edge of the desert) has become a major player in supplying the world with cutting-edge agricultural solutions, is understood to lie in ‘geography, culture and biblical prophecy’ among the Bible believing Jews. 

Libstein explains how the geographically arid land challenged Israel to come up with innovative ways to cultivate it: 
‘As Jewish immigrants moved to settle the country’s land, they were challenged by its arid topography, lacking in various natural resources — hardly the best possible conditions for developing agriculture. But out of challenge sprouted advanced solutions in drip irrigation, recycling, and purifying and reuse of wastewater for agricultural purposes’. 

Out of necessity and with no other choice than to innovate, SupPlant, a world-leading Israeli company has developed ‘a unique artificial intelligence system that is able to analyze data generated from crops through sensors and translate this data into irrigation commands. These commands tell farmers exactly how to irrigate in real time based on global climate shifts, resulting in more crop production with less wasted resources like water’.

Zvi Porat of Azrom, another leading Israeli company specialising in the design, engineering, and production of greenhouses that suit all crop requirements and climatic conditions, says that not only innovating out of necessity but also becoming a leader in solutions that can help the world is part of Israeli culture and he puts it: 
‘As Jews, we always want to bring the light wherever we are… When I wake up in the morning, I not only want to bring my family the best welfare, but I also want to bring good to the world. That’s the core of the Jewish people’ (Line added). 

What Porat mentions is exactly what God has designated His covenant people Israel to be, and it is said that many Israelis have maintained this desire. This is motivated by Bible prophecies that the land would one day go from desolate ruin to gladness and blossoming and one of these is quoted from Ezekiel at the beginning of this letter.

The first part of Ezekiel 36 prophesies the outer restoration of ‘Israel’ (symbolized in term ‘the mountains of Israel’), i.e., the restoration of the land, and the latter part, the inner renewal of Israel, i.e., the restoration of the nation Israel.
The enemy of Israel are Edom and the other nations in the context, whose position corresponds to today’s Islamic countries. They claim to possess the land and seek to harm Israel but God declares Israel’s ultimate prosperity, with abundant supply of every want. This passage illustrates Israel’s sins of idolatry, the exile, the diaspora among the heathen as judgment, forgiveness and regeneration on God’s part because
it is not for your sake, people of Israel, that I am going to do these things, but for the sake of my holy name, which you have profaned among the nations where you have gone.  I will show the holiness of my great name… Then the nations will know that I am the LORD  (vs.22-23). 

Rabbi Yaakov Beasley points out the fact that over a quarter of a billion trees have been planted in Israel since 1901, making Israel the only country in the world with a net gain of trees in the 20th century, while the rest of the world struggles with deforestation. He believes that the prophecy is coming true before their eyes since the Israelis returned to the land. 
Indeed, the great nation Israel, having trusted God’s prophetic words despite difficulty, has on her part accomplished far more contributions to the world than any other nation, and has tried to fulfill God’s prophecy on their own. 
However, the day of final redemption will come when God Himself makes His Word come true. Thus, the whole of chapter 36 will be fulfilled in the Messianic era on earth.

Yさんの証し その26

形式でしか祈れないとき、働かれる聖霊

6月12日(火)

頌主。
月報をありがとうございました。
先週の木曜に、夫が自然歩道の側にあるウサギの掘った穴に足を踏み入れ捻挫してしまい、外出・買い物はもちろん・エリヤを公園に連れだせない状態です。たまたま金曜日に私が有給休日をいただいていたので、一時しのぎに杖を買いに行き、トイレと室内の行き来はできるようになりました。こんな中ではありましたがこの週末、ヨシェルの会の33回使徒パウロの宣教を再度拝聴いたしました。

信仰による救い、主の恩寵がこんなにも我々を自由にしてくださっているのに、
God made human beings for righteousness, but they seek many alternatives. (Ecclesiastes 7:29、ISV)、「神は人を真っ直ぐな者に造られたが、人は多くの代案を探し求める」
とはまさしくこのこと、あらゆることに対して、いつの間にか儀式・形式にとらわれ、他人の目を気にして、うっかり本質を見失ってしまう自分をとても恥ずかしく思います。

祈れなかったとき、型で祈ることに助けられました!

それでもたった一度だけ、「型(かた)・形式」に救われたことがあります。
2012年にしばらくの間、全く祈ることができない時期がありました。
皆さまの執り成しの祈りがいつも肌身に感じられ、それには感謝の気持ちでいっぱいでしたが、でも、自らの祈りの言葉が全く出てこないのです。
諦念と怒りのようなものがこみ上げてきて、自発的な祈りが口から出るのをかき消してしまう、そんな状態が続きました。

紋切型の祈り?

私が初めて覚えた祈りは、「主の祈り」と英国国教会の祈祷書にある祈りでした。
ご存知のように、祈祷書の祈りはときに揶揄(やゆ)されて、「automatic(機械的)で心がこもっていない」、「Set Meal(定食)のようなもの」とまで言われることがあります。
皮肉にも、このAutomatic/口をついて出る祈祷書の祈り(と「主の祈り」)が、祈る言葉さえ失った自分を再び祈りに向かわせることになりました。
心が祈りについていかない状態を打破するために、祈祷書の祈りの助けを借りたのです。無意識でも口をついて出るこの一語一語を知らないうちに何度も何度も反芻していたのでした。

人生、思いがけないことが多々ありますが、主の恩寵のもと、自由であることを感謝して、何事も祈りで乗り切ってまいりたいと思います。
今後ともご指南よろしくお願い申し上げます。
主イエス・キリストの平和と恩寵が豊かにありますように。

Y

聖霊の御働き

Yさんが、機械的に繰り返した「形式での祈り」の背後で、内住のキリストの御霊が執り成してくださったに違いありません。御霊の力によって、Yさんは祈り続けることができ、Yさんは困難から救い出されたのです!

異言の力


【1】異言の旧約版はイザヤ書28章に見られます
彼は言っている。『ツァウにツァウ、ツァウにツァウ、カウにカウ、カウにカウ、あっちにゼエル、こっちにゼエル』と。」まことに主は、もつれた舌で、異国のことばでこの民に語られる。主は彼らに、『ここに憩いがある。疲れた者を憩わせよ。ここに休息がある』と言われたのに、彼らは聞こうとしなかった。主は彼らに告げられる。『ツァウにツァウ、ツァウにツァウ、カウにカウ、カウにカウ、あっちにゼエル、こっちにゼエル。』これは、彼らが歩くときうしろに倒れて砕かれ、罠にかかって捕らえられるためである。(10-13節、新改訳2017、下線付加)

*この文脈は、預言者イザヤが告げただれにでも分かるメッセージに耳を閉ざし、「『ツァウにツァウ、ツァウにツァウ、カウにカウ、カウにカウ、あっちにゼエル、こっちにゼエル』って、何だ? 何を言っているか分からない!」と茶化し、あざけったユダの民に、神が「異言」を譴責(けんせき)として用いられた箇所です。
聞く耳のない「嘲る者」には、もはや分かる預言のメッセージは語られない、神は彼らに分からない『異言』、「異国のことば」で語る、彼らは滅びに向かっていると、宣言されたのでした。


*パウロは、異言におぼれたコリント教会の信徒に、旧約時代に起こった出来事に基づいて、「神は、不信仰なユダの民、すなわち、信じていない者たちを咎めて異言を語られた」と、警鐘を鳴らしました。
たとえ私が人の異言や御使いの異言で話しても、愛がなければ、騒がしいどらや、うるさいシンバルと同じです。(コリント人第一13:1)
それで異言は、信じている者たちのためではなく、信じていない者たちのためのしるしであり… 。(コリント人第一14:22)



【2】新約聖書では、至るところで「異言」に言及されています

広義の定義は、キリスト者に内住しておられる「神の御霊、聖霊」が語らせてくださる言葉で、祈りの言葉、語る言葉を自分の力、理性では生み出すことができないとき、そのような状況下にあるとき与えられる聖霊の賜物です。

(1)新約時代、最初に公に知られるようになったのは、西暦一世紀、キリスト昇天後の「ペンテコステの祭り」のときでした
五旬節の日になって、皆が同じ場所に集まっていた。すると天から突然、激しい風が吹いて来たような響きが起こり、彼らが座っていた家全体に響き渡った。また、炎のような舌が分かれて現れ、一人ひとりの上にとどまった。すると皆が聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、他国のいろいろなことばで話し始めた。(使徒の働き2:1-4、下線付加)

*甦り後弟子たちに会い、昇天される直前、キリストは、信じる者たちが聖霊によって「御言葉を世界中に伝播するに必要な力を受ける」と、言われ、そのことが「ペンテコステ」の日にエルサレムで起こったのです。
しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。(使徒の働き1:8、下線付加)

(2)迫害下では、異言の力は絶大
…人々があなたがたを、会堂や役人たち、権力者たちのところに連れて行ったとき、何をどう弁明しようか、何を言おうかと心配しなくてよいのです。言うべきことは、そのときに聖霊が教えてくださるからです。(ルカ12:11-12)
…どう弁明するかは、あらかじめ考えない、と心に決めておきなさい。あなたがたに反対するどんな人も、対抗したり反論したりできないことばと知恵を、わたしが与えるからです。(ルカ21:14-15)


(3)執り成しをしてくださる聖霊
…御霊も、弱い私たちを助けてくださいます。私たちは、何をどう祈ったらよいか分からないのですが、御霊ご自身が、ことばにならないうめきをもって、とりなしてくださるのです。人間の心を探る方は、御霊の思いが何であるかを知っておられます。なぜなら、御霊は神のみこころにしたがって、聖徒たちのためにとりなしてくださるからです。(ローマ人8:26-27、下線付加)

(4)祈り続けることができる異言の力

理性での祈りには、内容にも、継続時間にも限界がありますが、御霊による祈りには限界がありません。内住の御霊が祈ってくださるのですから、祈り続けることができます。
あらゆる祈りと願いによって、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのために、目を覚ましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くして祈りなさい。(エペソ人6:18、下線付加)

Mさんの証し

この6月に、リューマチ性関節炎を四十一年間患い、ついに足腰が全く立たなくなる重症に陥ったMさんから、4~5月、二ヶ月間のすさまじい闘病に勝利し、戸外にも出られる自由を取り戻したとの、生きた証しを伺いました
勝利は、身体の痛み、苦しみで眠れない夜、「異言」によって朝まで祈り続けることによって、勝ち取られたのでした!


上記の聖書引用は、「新改訳2017」から

メアリー・ジェインの手紙 : 2018年5月11 日  バナナ大規模農園プロジェクト

バナナ大規模農園プロジェクト

背景

バナナはフィリピンの主要農産物の一つ。一年を通して実をつけ五種類のバナナがある
1.サバ
*フィリピンではもっともポピュラーなバナナ
バナナ粉末、バナナケチャップ、揚げバナナ、バナナピューレに使用され、野菜としても食される
その芯はバーガーパイ、食器類のカバーあるいはフィリピン料理のカバーに使用され、その幹は葉面散布用植物酵素液体としてあるいは土壌整剤として用いられる
2.キャベンディシュ/ラカタン
アジア諸国に一番多く輸出されている品種
Dole(ミンダナオでバナナ、パイナップルを栽培している多国籍企業)が、ダバオ ミンダナオで栽培している
その苗木の価格は他の品種のものより、はるかに高い
3.ラトンダン
キャベンディシュの原品種
クリーム味でデング熱、下痢患者の補助食品として用いられる
4.セニョリータ
人の指の大きさほどのかわいい品種で、年二回、実をつける
味はキャベンディシュ
5.緑色ラカタン
皮は緑色でも、食べることができる
広く栽培されているわけではなく、生産量は少ない

必要性

大部分のバナナがルソン中央とマニラで売られている
ミンダナオのダバオ産が多く、その他はカガヤンバレーとイサベラ産
バナナは米の代替食品である
今年、フィリピンは、タイ、ベトナムから二〜三百万トンの米を輸入する見込
フィリピンでは、残念なことに、多くの水田が住宅地、倉庫などに変わっている
米の生産には水田が必要であるが、米と違い、バナナは山岳地域に植えられる
カッサバは九ヶ月で成長して収穫でき、再び植え替えられるが、特にサバの品種は一度植えで、九ヶ月で大きく成長し、その子株で増やすことができる
もしバナナがもっと栽培されれば、フィリピンの食料事情はもっと良くなると思われる

結論

1.ザンバレスのアエタ部族は、バナナ農園に使用できる広大な山岳の土地を持っており、私たちはすでにアエタ部族の長とその他の指導者、そして土地関係法律家と話し合った結果、彼らは私たちにバナナ農園用の土地として1〜2ヘクタールの土地を貸与することに合意した

2.もしそのバナナ農園が稼働すれば百〜三百世帯のアエタ部族が恩恵をこうむることになる

3.指導者たちは、私たちに、「もしザンバレスのアエタ部族がこのプロジェクトの成功を見ることになれば、将来的に彼らはさらに自分たちの土地を使ってさらに多くのバナナ農園を開くことになるだろう」と確信を持って話した

4.ナブクロド、フロリダブランカ、パンパンガに住む他のアエタ部族も、このプロジェクトに興味を持っているので、同じ道をたどるのではないかと思われる

5.最後に、ブラカンにある私たちの伝道所/農園の水田をバナナ農園に変えるつもりである

6.バナナが収穫できた暁には、すでに認可をもらっているザンバレスの三つの市場(スビク、カスティレノス、サンマルセリノ)でバナナを販売する
パンパンガとブラカンにはこの地方の買い手がいる

プロジェクト 

―サイト上には概略を掲載―
農園(サバの品種)開設にかかる1ヘクタールあたりの費用
A.土地整備費用
草刈機一台の使用料
草刈にかかる人件費
B.土地開墾費用
二頭の水牛を借りて土地を開墾
理由:山岳地帯では水牛の方がトラクターより作業がしやすくコストが安い
水牛一頭あたりのコスト(人件費込み) 
C.肥料は費用的に安価な鶏糞肥料を使用
有機農業専門家のアドバイスでは 1 ヘクタールあたり15トンが必要
D.バナナの苗木
1m高さのサバの苗木
1ヘクタールあたり750本の苗木を植えるのが理想
E.農園作業
五人の労働力と十日間が必要
作業は土を掘り、鶏糞肥料を施し、水やりで三日間必要
F.水やりのホースほか用具
*その他、キャベンディシュ/ラカタン農園の試算、契約条項、投資収益については省略

どうかこのプロジェクトの現実性と持続性をお祈りください。全ての栄光とほまれが神さまにありますように。神さまはいつも善で忠実であられます。


バナナ大規模農園プロジェクトについてのさまざまな所感

結論
1.野菜栽培に代わるバナナ栽培で、有機農園を活用することは良い考え

2.まず経験実績を積んだ後、徐々に拡張していくのが好ましく、今年は、ブラカン農園での試験栽培にとどめるべき
3.野菜栽培と同じで天候被害、病気の被害のリスクも十分にあるが、その点が考慮されていない
4.バナナは木ではなく草、柿やみかん等木々からの収穫とは違う
5.したがって、大規模バナナ農園経営は、ブラカンの農場の実績状況をみてからの慎重な取り組みが望ましい

理由
1.初めての大規模農園にしては投資金額が大きすぎる
*フィリピンの物価水準は大まかに言って日本の約5分の一以下。メトロマニラで働く一流企業の三十歳の優良社員の給料は一ヶ月あたり二万ペソ(約四万円)
日本の三十歳前後の社員の月額給料は約二十万円。今回の投資金額は二つの大規模農園を合わせると、実際のフィリピンでのお金の感覚は日本円で千五百万円以上の投資になる



2.今、フィリピンでは新パナマ病というバナナの病気が蔓延、大きな被害が出ている

エルニーニョ現象でフィリピン直撃の台風が近年多く、台風被害もさることながら新パナマ病の原因のカビを台風が運んで来る

この病気に耐性のあるバナナの品種はまだない

3.それを予防するための消毒、フェンス設営に手間、費用がかかる
靴の底からも当該カビが侵入する伝染力は、鳥インフルエンザに該当する

4.一気に急いで二つの大規模農園とブラカン農園でバナナ栽培をする必要はないと思われる

5.これだけ大きな農園経営となると今までのどんぶり勘定ではなく、綿密な経理事務が必要で専門家を雇う必要が出てくる

6.もしバナナ栽培に何か問題が生じた場合(台風被害、新パナマ病など)その負担は当然、投資家、出資者にかかってくる

7.バナナは一度実をつけた株には二度と実をつけないので切り倒し、また新株から栽培しなければならないことと、自然災害に関して、野菜栽培と同じ栽培リスクがあることとを考慮しなければならない

8 . メアリー  ジェインが考えるほどバナナ栽培は容易ではない

9 .フルダミニストリーでは、まずブラカン農園での試験栽培の財政支援から始めるのが妥当と考える

メアリー・ジェインの手紙と宣教報告 :2018年5月11日

バナナ大規模農園プロジェクトの将来性資料送付

フルダミニストリーの皆さま
  
お約束した通り、バナナ大規模農園プロジェクトについて私が市場で調べた報告書をここにお送りします。これは先日、emailしたものと内容は同じです。もっと読みやすく、現実的な内容にしました。
このプロジェクトを推し進めることにより、神さまがアエタ部族だけでなく他の部族の生活水準を引きあげてくださることを祈ります。

小児麻痺の幼子たちに憐れみを!

ところで、二歳になる小児麻痺のエマーは、さらに良い治療を受けるため、マニラに行くことになりました。私はエマーの両親と協力して、彼がより良い治療を受けることができるように、できるだけのことをして助けるつもりです。
エマーの母親が、彼の治療費支払いの一助とするため、ガレージセールをした際には私も手伝いました。さらに彼の両親には、食品のビジネスを紹介しました。彼らが協力して、商売をうまく進めていくことができるように望んでいます。
どうぞ、バヤンバーグ パンガシナンにある彼らの家で「聖書の学び」ができるようにお祈りください。同じく、小児麻痺のイポトについて、イポトと面倒を見ている彼の祖母を強めてくださるよう、神にお祈りください。

この4月1日、私は小児麻痺にかかった別のアエタ部族の三歳の子どもに会いました。エマーは目と耳が不自由ですが、この子の場合は、見たり、聞いたりはできます。私は、この子に対しても何らかの形で助けることができればと願っています。

バナナ栽培のためブラカンの農園を開墾

バナナ大規模農園プロジェクトについてですが、私は、資金調達の有無にかかわらず、5月の中旬にはブラカンにある私たちの伝道所/農場の土地をバナナ栽培のため、私とロビンの二人で開墾する予定です。資金が必要なのはザンバレスとパンパンガの土地での栽培のためです。
リクはまだ郷里のアブラにいますが5月末か6月初めには当地に戻ってくるでしょう。彼はいつも郷里アブラに帰りたがるので、私は今はもう彼をそんなにあてにしていません。私がブラカンの伝道所/農園での農作業について、彼に頼らなくてもよいようにお祈りください。
他方で、デュマガット部族のロビンは、昨年の12月以降、まじめに私たちの農園作業に取り組んでいます。最後に、英国のボブ・ストレーシー(ターミナルケアのため、ホスピス在)と彼の妻ジルが、癒しの力と私たちの神の偉大さを経験し、彼らの信仰がより高められるようにお祈りください。
フルダミニストリーに関係する皆さまによろしくお伝えください。

多くの愛をこめて        メアリー ジェイン

メアリー・ジェインの手紙と宣教報告 :2018年6月9日

バナナ大規模農園プロジェクトへの最初のステップ

6月9日

6月のフルダレターをありがとうございます。読んで励ましを受けました。感謝いたします。
先月、黒豚の赤ちゃん八匹が生まれ、私たちは大変喜んでいます。母豚が赤ちゃん豚の世話をしているのを見ることは素晴らしいことです。

ウーファーからのボランティアに励まされました!

この5月11日、有機農場を促進する団体「ウーファー」(有機農場で無給で働き労働力を提供する代わりに、食事、宿泊所を提供してもらうボランティアシステム)から送られてきたスペイン人のボランティアが十二日間、私たちの伝道所/農園に滞在しました。その間、彼は私たちの農園の水路作りを手伝ってくれました。
彼は私たちにもう一度、農園の仕事を始めるように、農作業の失敗、挫折で、少数民族の生計維持のための持続的な農園作りという私の理想、夢をくじいてはならないと、励ましてくれました。

また私たちは彼といっしょにサンマルセリノ、カワグ、ピリ、エタングルー、ナブロドのアエタ部族の農民を訪問し、彼らのかかえている問題や彼らが何を望んでいるかなどについて話し合いました。
そのとき、彼らの多くは農作業に必要な道具が欲しいと言い、エタングルーのアエタ部族の農民は「多くの社会事業財団や機関が、この地域に来て、写真を撮ったり、援助を約束するが彼らは二度と戻ってこない」と話しました。
そのことを聞いて私たちは残念で悲しい気持ちになりましたが、私は彼らに「私たちは何かを約束することはできないが、神さまが備え、与えてくださることを祈りましょう」と答ました。

私は、バナナ大規模農園プロジェクトが初めは規模が小さくても、カワグで何かを始める突破口となるように祈ります。
6月4日、生まれてきた赤ちゃん豚のために小さな豚小屋を作り始めましたが、一週間程度で完成すると思います。
リクは5月25日に伝道所/農園に戻りました。今回はもっと長く農園で働いてほしいと思っています…
デュマガト部族のロビンは、四六時中、伝道所/農園にとどまってくれています。

バナナの苗木植えつけの見通し

アリエスとレアーは引き続き三つの市場でバナナの販売をしています。そして、これは私の希望的観測ですが、雨季が始まる頃、バナナの苗木を植えることができればと思っています。ザンバレスはバナナの苗木の値段が高く、サバ品種一本あたり50フィリピンペソ、キャベンディッシュにいたっては100ペソもします。ですから苗木をブラカンからザンバレスに持ち込むことを考えなければなりません。

とにかく主が与えてくださるのであれば、少しづつでもプロジェクトを進めていきたいと思っています。またご連絡します。

愛をこめて  メアリー  ジェイン