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Mary Jane のミニストリー活動報告:2020 年3月から4月

COVID-19世界的大流行下での2020年3月〜4月のミニストリー報告

5月6日

この新型コロナ感染症の世界的大流行は、神さまにもっともっと信頼を寄せることを私たちに教えています。

私がミニストリーをしている少数部族は今のところ、全く新型コロナ感染症の影響を受けていないので私は嬉しく思っています。
彼らは私に「神さまは私たちに新型コロナを持ち込みません。なぜ? もし私たちが感染して入院するようなことになれば、病院への支払いができないことを神さまが一番よく知っておられるから」と言うので、私は笑ってしまったのですが、それは全くその通りなのです。
神さまに信頼を置く民には、神さまの守りがあります!

フィリピン全土に亘る都市封鎖は大変厳しく、町、村などの自治体はそれぞれ、監視する場所を設けているので、私たちを含め部族伝道に携わる同志の牧者たちは全く身動きできない状況です。
しかし、私たちはこの封鎖が解除されれば、まずナブクロドとサンマルセリノのアエタ部族を訪問したいと考えています。というのは、両地区の自治体に多くの支援物資が集まるにもかかわらず、自治体がいわし缶詰、うどん、米などの配分を少数民族に届ける前に削減してしまうために、部族民は少量しか受け取れないのです。

ここに汚職があります。コロナ菌蔓延、汚職、貪欲が重なって、多くの貧しい人々の生命を奪ってしまうのです。

ところで、お尋ねのあった、政府による、あるテレビ局の免許更新不可の件に関して、私たちフィリピン人は妥当な措置だと思っています。そのテレビ局はアキノ政権以降三十四年間もの間、九百億フィリピンペソ(約二千億円)の税金を払ってこなかったのです。2014年以来、政府は少なくとも滞納分の20%を支払うように督促していましたが、彼らは全く聞く耳を持たず、脱税のまま放送を続けていました。


フィリピン政権、国内最大手の民放テレビ局に業務停止命令  

2020年5月6日、 フィリピンのドゥテルテ政権が、政府に批判的な報道を続けてきた国内最大手の民放テレビ局ABS-CBNに、放送免許の期限が5月4日で切れたとして業務停止命令を出したことが、報道されました。フィリピン国内では、報道の自由を抑圧する措置だと批判が高まっています。

フィリピン議会が放送免許更新に必要な法案の審議を続けていましたが、COVID-19の影響で審議が停滞、テレビ局側には審議が終了するまでは暫定的に放送の許可が与えられていた矢先の突然停止命令の実施だったようです。

ABS-CBNは「新型コロナウイルスの感染が広がる非常時に何百万人もの国民が最新ニュースと情報を失うことは悲痛だ。政府は、放送免許を認めることが国民の最大の利益であると認識すべきだ」と苦情を訴えています。

今回の強制行為も、メディアの批判を黙らせることでよく知られているロドリゴ・ドゥテルテ大統領の再度の弾圧行為、報道の自由に対する深刻な攻撃、「フィリピン国民は独立した情報源からの正確な情報が必要」…との批判が報道されていました(NHKBBC)が、メアリー・ジェーン姉のメールによると、物事にはいろいろな側面があるようです。

少数部族への物資支援

私たちが支援金を出した牧者たちから、写真が届きました。
ボタラン ザンバレスの牧者、ジョウジョウ ボトランです 

スビク ザンバレスの牧者、ジム アブロングです。
 

モンタルバン リザルの牧者、ロレンゾ デサバレです
 

彼らは、私たちが送った支援金で少数部族のために、米、砂糖、塩、うどん、いわし缶詰を買いました。

COVID-19の世界的大流行はフィリピンの農業にも多くの問題をもたらしています。
何千というウズラが餌不足で死に、多くの野菜が厳しい規制のため、マニラ首都圏に配送できなくなっています。農民が二〜三ヶ月かけて栽培した野菜が配送されず、腐って廃棄されているのです。そのため、たくさんの農家は悲鳴をあげています。

難問山積、お祈りください!

私の母と弟は零細企業を営んでいますが、零細企業の多くは二ヶ月間ビジネスがストップしたため、政府の緊急支援貸し出しに申し込みをせざるを得ません。しかし、封鎖解除後には電気、水道、電話の支払いが待ち受けており、それどころか、二ヶ月後には政府から借りた資金の返済を始めねばならないのです。
難問山積状態です。どうかお祈りください。
                         
メアリー  ジェイン