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メアリー・ジェインの手紙 : 2015年5月30日

フィリピンのためにお祈りください!

5月30日
私はブラカンからちょうど戻ってきたところです。

バングサ・モロ・イスラム国(Bangsa Moro Islamic State、略してBMIS、ミンダナオ島のイスラム系住民の反政府闘争)自治政府議案についてどうかお祈りください。
それは SAF(警察の特殊部隊の警官)44人が、今年1月25日に無残にもイスラム反政府武装勢力によって殺害された事件後の和平協議の結果であって、BMISは自治を希望し、その議案が下院を通過し、承認されました。その議案が上院でも通されようとしているのが現状です。
私たちは上院議員がミンダナオ島のイスラム系住民の自治政府議案にサインしないようにと、祈っています。その理由は、もしミンダナオ島にあるモロ・イスラム武装勢力が独立すると、フィリピンで市民戦争が起きる可能性があるからです。

現在、ミンダナオ島には三つのイスラム県があり、同島の他の県にはクリスチャンが住んでいます。しかし、フィリピンの大統領と下院議員たちには、BMIS独立のために何十億ペソもの賄賂が支払われたという報道もあり、私たちは、上院議員たちが自分の選挙区内の反逆人たちに誘いこまれないようにと、祈らなければなりません。
BMISはミンダナオ島を支配しようと企んでいるのです。そして、おそらくフィリピン全土を治めようと思っているかもしれません。どうぞ私たちとともにお祈りください。

ブラカンの少年たちについてですが、彼らは農園と飼育している動物の世話をしています。私は彼らの食事の準備に大変忙しくしています。彼らは、一日三食、実に良く食べるので、50㎏のコメ袋が二十日間で空になってしまいました。それが彼らの習慣、文化なので、彼らを責めることはできませんが… 
彼らには、もし他にお金を稼ぐことのできる副業が見つかれば、してもいいよと話しています。近隣の農作業を手伝うのが一番いいのですが、どうも求人はありそうにないようです。
六人の少年のうち四人はまだ高校を終えていません。どうか彼らの状況についても覚えてお祈りください。
また近況報告をいたします。

多くの愛をこめて
メアリー ジェイン