TRANSLATE

AD | all

Yさんの証し その6

列王記第一13章11-32節は消化できない「御言葉」です!


5月2日
フルダレター五月号(No.223)をありがとうございました。
英語欄の “Huldah Letter”、1Kingsからの引用部分、実は私がいつも不可解に思って避けていた箇所です。

このくだりでは、古参の預言者が、自分のついた嘘で若い預言者を死なせるという悲劇が起こりますが、若い預言者の死とそれに対する良心の呵責(かしゃく)が、古参の預言者をもう一度神に立ち返らせることになった、というのは、確かに神のおぼし召しだったのでしょう。

若い預言者が主の言葉を聞いておりながら、古参の預言者の嘘を見抜けず、彼に従ってしまったことが、主の怒りに触れたということについて、預言者の背負う責任の大きさを示す教訓として、私は真摯に受けとめました。

しかし、そのために若い預言者だけに死罰を与えられたというのが、どうしても腑に落ちません。もし、古参の預言者も同じように何らかの罰を受けたならば、このように疑問には思わないかもしれません。
とりわけ気持ちがすっきりしないのは、古参の預言者が嘘をついたばかりか、
‘An angel said to me by the word of the LORD’ 
と主の名を出している箇所です。

私が思い上がっているだけなのかもしれませんが、嵌(は)められた若い預言者のことを思うと無念でなりません。正しいことを愛する主が、なぜ古参の預言者の嘘に対して何も手を下されないのか……
どうしたらこの部分をきちんと消化して、信仰の糧に返還できるのか、模索しております。

このモヤモヤ感、なんだかサタンに喧嘩(けんか)をふっかけられているような気分です。ただし、この手の挑発には絶対乗らぬよう、言い聞かせ、主が、必ずこの部分を理解できるように聖霊と知恵をお授けくださると信じて、祈っております。

主の御守りが皆さまの上に豊かにありますように。

“みことば消化不良中”、胃弱のYより

 「Yさんの証し5」へ戻る