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四季折々

今年は季節感のない秋を迎えました。

今夏は猛暑ではありませんでしたが蒸し暑い日がだらだらと続いたせいでしょうか、

九月末になっても、十月に入っても秋の訪れが少しも感じられませんでした。

 

季節に一番敏感なのが自然の草木ですが、まず紅葉が非常に遅れているようです。

身近な所では、金木犀の開花が遅れたため、毎年秋になると真っ先に

季節感を感じさせてくれるあの芳香がなかなか漂ってこないことに気づかれた方は

多かったのではないかと思います。ラジオ(関東地方)で、

「秋になると銀木犀、金木犀の順で開花し、金木犀の香りは毎年927日に

最初の芳香を放つが、今年は...?」と報道していましたが、

唯一の威風堂々としたいでたちで、拙宅の坪庭をかろうじて庭らしく保ってくれている

金木犀もやはり開花が非常に遅れたのでした。

 

今年は金木犀が芽吹きもせず、一体どうしたのかしら? と私が気づいたのは

偶然にも927日でしたが、今年は剪定(せんてい)が初夏と遅れてしまったせいで、

花芽を()んでしまったのか、形は(さま)になったものの葉という葉、

木全体が黄色っぽくなってしまい、先行きを懸念していた矢先のことでした。

それでも10月にかけて秋めいてきたのか、ようやく(あた)りから芳香が

漂うようになってきたにもかかわらず、拙宅の金木犀はつぼみひとつない(みじ)めな有様で、

今年は咲かないのかもと半ば(あきら)めていました。 

 

しかし、毎日見上げる私の期待に応えてくれたのか、10月初旬頃から

オレンジのつぼみが少しずつつき始め、何と例年よりも二十日ほども遅れて

ほぼ満開となったのでした。満開といっても木全体に花がついたのではなく、

限られた部分にだけで、例年より元気がないことは(いな)めません。

でも金木犀、独自の甘い香は十分楽しめます。

ダビデが詩篇19編で、ヨブがヨブ記1279で唱えているように、

それぞれの木々に、花々に、草草に独自に与えられた素晴らしい芳香はまさに、

自然に顕われる神のデザイン、支配、御臨在の揺るがせない証しです。

付近の金木犀に目をやると、剪定をしていない野生の状態のほうが、

木全体の枝枝に満遍(まんべん)なく花を咲かせて、葉も濃い緑でつやつやしているのに、

人工的に見た目に美しく形を整えたのは拙宅のと同じように葉が黄色っぽく

開花も遅く、一部だけの開花に留まったのはなんとも皮肉なことです。

公平な神は、天からの恵み、日光と雨で、すべての木々を(かたよ)りなく

十分顧みてくださっているのです。

日本の至るところで見られ、ごく当たり前に生息しているこの金木犀

英語では、「香るオリーブと呼ばれることを知って、私は早速、

百科事典で調べてみました。聖地の乾燥気候に合って生命力の強い「オリーブ」は、

何とモクセイ科の植物だったのです! 

芳香ある淡緑白色の花を初夏に咲かせるオリーブが、

日本でとても親しまれている銀木犀、金木犀と同じ科目の植物と分かり、

私には、イエス・キリストがいつも祈りの場としておられた

オリーブの木々に囲まれた「ゲッセマネの園」が急に身近なものに思えてきました。

 

狭い庭に草木を植えるとしたら聖書に登場する種、科目がよいと、

私は常々思っていますが、神が人類の祖アダムに告げられた言葉

見よ。わたしは、全地の上にあって、種を持つすべての草と、種を持って実を結ぶ

すべての木をあなたがたに与えた。それがあなたがたの食物となる。」(創世記129

は選択の参考になります。

しかし、これだけしか表記されていない表面上のテキストからは

選択の余地がありませんが、神は129に始まり、116

神である主は、人に命じて仰せられた。『あなたは、園のどの木からでも

思いのまま食べても良い。』

で終わるテキストの中に、イスラエルの地に生息する、七種類の(たね)を持つ草木の名を

暗号で組み込んでおられたのです。 将来きっと現われるに違いない、

神推奨の植物を知りたいと思う者たちを考慮しての神の洞察だったのでしょうか。

 

コンピューター工学の発達によって可能になった聖書の暗号解読に

取り組んでいる人たちがたくさんいますが、お陰で、いろいろなことが

分かってきました。その一人、ジェフリー・サタイノバー博士によれば、

原典へブル語聖書には、この短いテキストの中に

「大麦、小麦、ぶどう、なつめやし、オリーブ、いちじく、ざくろ」

が暗号で入っているのです。ここには、イスラエルを象徴する三つの重要な果物、

ぶどう、オリーブ、いちじくのすべてが含まれています。

 

さらに興味深いことに、創世記27から33

その後、神である主は、土地のちりで人を形造り、その鼻に

いのちの息を吹き込まれた。そこで、人は、生きものとなった。

で始まり、

しかし、園の中央にある木の実について、神は、『あなたがたは、

それを食べてはならない。それに触れてもいけない。

あなたがたが死ぬといけないからだ。』と仰せになりました。

で終わるエデンの園についての段落に、やはり暗号で、食べることのできる

()のリストが組み込みこまれているのです。ここには、ユダヤ教の伝統から

予測された、代表的な二十五種の草木のすべて、

「小麦、ぶどう、つるぶどう、栗、雑木林、なつめやし、アカシア、

くろいちご(いばら)、杉、ピスタチオ、いちじく(やなぎ)、ざくろ、アロエ、

ギョリュウ(アブラハムがベエル・シェバに植えた柳、そこで祈った)、

(かし)、ポプラ、(けい)(シナモン)、アーモンド、

テレビン(マスティック―樹脂をニスに用いる)、いばら(とげのある植物)、

はしばみ(へーゼルナッツ)、オリーブ、かんきつ類、

モミ(ノアが箱舟を作るとき用いるよう命ぜられた木材で、口承の伝統では、

杉の一種で樹脂が豊富な種類か、あるいは、密度が非常に高い強固な種類かの

どちらかであったとする)」が見事に織り込まれているのです。

 

エルサレム神殿がソロモンによってレバノンから運ばれた最高の杉材で

建築されたことからも明らかなように、中東一帯では最も堅固で、

建築材として最もふさわしいのが杉とされています。木の種類の多い日本では

中東の杉に匹敵する木材は、(ひのき)でしょう。同様に、日本ではあまり生息しない

オリーブの代わりに銀、金木犀を植えるというようにすれば、日本でも

「エデンの園」を実現できるかもしれないと、実現可能な楽園にふと思いを

馳せてみましたが、挑戦される方はおられませんか? 

 

黙示録に預言されているように、将来、獣のしるしを受けた者でなければ

食物はじめすべての物品の売買ができない時代が来るとしたら、

しかもそのときが迫っているとしたら、庭に、または、プランターに

果樹や木の実の生る木々、食用にできる草花を植えることは賢明なことでしょう。

すでに実践に移しているクリスチャンもいるようですが、もしどの木を植えようか、

どの草花にしようかと迷っておられる方がおられたら、

聖書が暗号で入れている上述のリストの中から選ぶことは

一番手っ取り早い方法かもしれませんね。    

実りの秋、神の恵みを一層感じさせる時節です。